01.日々雑感

雑談のような、日記のような…

2017年7月29日 (土)

マリア味記子さん(マリアハープ) 本田千香さん(アコーディオン)

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今年はいろんな方と出会う年のようで!

昨日は麗しき女性お二人が教室に訪ねてきてくれました happy01

上の写真、中央がマリアハープ奏者のマリア味記子さん

左がアコーディオン奏者の本田千香さん。

どちらもわたしには初対面でしたが、マリアさんとはFBで会話を交わしていたし
本田さんも気さくな方で、全然初対面の感じもなく、会話も弾みましたねー。

マリアハープは、素朴で可愛らしい音色を持つ小型ハープで
マリアさん自身がお母様のために開発したバリアフリー楽器ということです。

マリアさんは姫路在住の方で
今度10月に兵庫県の篠山でマリアさんとわたしでライブをすることになっていて
その打合せで来ていただいたのですが

今回の東京行では2本のライブに出演が決まっていて
その際のピアノ伴奏を本田さんに依頼したということで
そちらの打合せにもうちを提供した、というわけです。

10月篠山ライブではリラを持ち込んで演奏する予定です。
お近くの方、よろしかったら是非聴いていただければと思います。
詳細は後日にアップします。

楽しいライブになりそうです。

関連リンク

マリア味記子さんのブログ「Maria Harp 爽やかな音楽の風」

本田さんのYouTube動画チャンネル

そう言えばマリアさん、打ち合わせの後リラを体験していかれました。
ギターを弾ける方なのでなかなかイイ感じ heart

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2017年7月25日 (火)

ギタリスト植木和輝氏

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今日は新潟在住で只今絶賛売り出し中のギタリスト、
植木和輝さんがうちまで遊びに来てくれました(^o^)丿

19世紀当時のギターやハウザー1世のウインナーモデルなど
アンティークギターにガット弦使用、しかも指頭奏法まで(!)
わたしと追求しているものが似ている部分が多く、
今年の現代ギター誌グラビアで存在を知ってから
一度お会いしたいと思っていましたが、とうとう今日実現したのです。

楽器のことや弾き方のことなど情報交換をし
カルッリの易しいデュオなどで音合わせも楽しんだのですが・・・

それはもう、初めて会ったとは思えない音楽が響きましたよ happy01
表情豊かに歌うように弾く植木さんとのデュオは時間を忘れるほど楽しく
4時間の滞在があっという間の出来事に感じました。

何か楽しいことができたらいいね!と話をして駅まで送りました。

以下、今回植木さんが見せてくれた楽器。
ウィーンの名器、ゲオルグ・シュタウファーのレニャーニモデル
1830年頃、弦長645mm


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美しいフォルム。音色もよく音量もありました。


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裏板はメープル。

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スクロールヘッドにはクローズドのギアがピッタリ入っています。調子も上々。

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2017年7月 2日 (日)

GG記事、ちょっと訂正(^_^;)

現代ギター17年7月号(No.644)のわたしの記事
変奏曲から探る19世紀のヒット・メロディー[3](長谷川郁夫)
「マティーカ:“うつろな心”の主題による変奏曲(ネルコル変奏曲)」

の譜例で訂正したいところがありました。

譜例2の部分ですが、記事本文では
「楔型記号とスタッカートを書き分けている」という例をあげたかったのですが
浄書されたら全部スタッカート記号になってました coldsweats01

よく読まれた方にはきっと疑問に思われたのでは・・・。

ホントはこんな感じなのです。
(これはファクシミリ譜です)
クリックすると大きくご覧いただけます。

Gg


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2017年6月22日 (木)

どっそそらーそ しど

今日は午前から昼にかけて重奏グループ(ギタートリオ)のレッスンをしました。

ハイドンの曲とデュアートの曲を持って来ていました。

デュアートの曲は「ダンスリーズ、第4番 op.41b」という曲なのですが
これは元々ソプラノ&アルトリコーダーとギター(あるいはピアノ)の編成で書かれた
「4つのアメリカンダンス」という曲の焼き直しで
わたしも昔、リコーダーとのアンサンブルをよくやっていた頃、
何度も弾いた懐かしい曲です。

ビギン ・ タンゴ ・ ブルース ・ バーンダンス
の4曲からなっていて、それぞれの性格が際立つ楽しい作品です。

で、ここからが本題なのですが
バーンダンスに出てくるこれ。
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ああ、これってよく聞くやつですね。
こんな形で。

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野球でアウトになったときに聞こえてくるやつとか。

だから、なんとなく

「残念でした~、またどうぞ~」 みたいなイメージがありましたが
改めてレッスン曲で出てくると「いったいこれなに?」と思ったりして。

生徒さんが帰った後、
「はて?こういうのはどうやって探すのかな」と思いつつ、
いろいろ検索してみたり。

結局ですね、うまくヒットした検索ワードは
「どっそそらーそ しど」でした coldsweats01
分からないメロディ、こうやって尋ねる人多いんですね(笑)
上の文字にリンクつけときますので、興味のある方はどうぞ。

そして、そこからたどってわかったこと。

この曲(というか、フレーズ?)は
「ひげ剃りとカット25セント」
(原題 Shave and a Haircut, Two Bits)

と呼ばれているようです。

ウィキペディアでこのメロディの歴史という項目を見ても
音が先にあってひげ剃りの歌詞が後で付いたのか
はじめから「ひげ剃りとカット」の歌としてできたのか、いまいちよくわかりませんが
20世紀初頭からずいぶん楽しまれたフレーズのようでした。

それならと、このタイトルで動画をあたってみると・・・
なんと、出てくるのは「ネコふんじゃった」だったりします。
「ネコ~」をひとしきり弾いた最後に「どっ、そそらーそー」とくるわけです。

へー、これ「ネコふんじゃった」って言わないんですね。
・・・と思って確認のために、I have stepped on the cat.で動画検索してみる
あ、出てくる(笑)
でも、日本からの投稿が多いから、やっぱり「ネコ」は邦題なのかな。
「ネコふんじゃった♪」って歌もあったような気がしますし。

ところで、「バーンダンス」というのもあまり耳馴染みがなかったので
調べてみると
「1930年代から1940年代にかけてアメリカ合衆国で流行したフォークダンスの一種」
というのが出てきました。バーンダンスは「納屋の踊り」。
B u r n =燃える、B a r n =納屋。 燃えないのね(笑)

さらにディズニーが1929年にその名も「バーンダンス」という
7分のアニメ映画を作っているということで見てみると
その最後の音楽は
「あ~、なるほどなるほど、デュアートの曲の元イメージはこれだ」という感じがありました。


バーンダンス


例の「どっ、そそらーそー」も出てきます。
(どっ、そらーそー・・・でしたが、デュアートもどっ、そらーそーでしたし)


さらに少し手繰ってみると、アイルランド音楽にも「バーンダンス」はあるようで
聴いてみると、アメリカのバーンダンスとは少し違う感じがしましたが
たぶん、こういうものが元で、それがアメリカにわたって変化したのかなと思います。

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2017年6月21日 (水)

現代ギター17年8月号こぼれ話

今年5月から現代ギターの連載の原稿を書いています。
それは、パイジェッロのオペラ「モリナーラ」のアリア、
Nel cor più non mi sento(うつろな心、わが心はや)を主題にした
19世紀ギターの作品を追っていくというテーマで
なかなかこれが調べていても、書いても楽しいものです。

どうも、ベートーヴェンのピアノ変奏曲が最初のようなのですが
ギター変奏曲は作曲年が後になれば後になるほど、競うように凝っていくのです。

いま発売している7月号ではマティーカの変奏曲について書きましたが
テーマと8つの変奏からなる、結構長大な曲で
(本文にも書きましたが)
主題と変奏~ダンス(ポロネーズ)~終曲を全部「ネル・コール」から作ったぞ!
というような構成でした。

で、今は来月発売される8月号の原稿が終わったところです。

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ふ~っ (・。・;

8月号ではカルッリの変奏曲をあたったのですが
これがまた、すごかった!
下のファクシミリ譜を見てください。

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こんな指定が入っているのですよ。
実に、フレットで言って29フレット(相当)!

まあ、他にもスライドによる変奏などもパフォーマンス重視で面白いのです。

流石!カルッリ先生!!

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それで一つ、心に浮かんだのがパガニーニの影響。

実はパガニーニもネル・コールの変奏曲を書いていて
それはそれは超絶技巧で、カプリスのテクニックを存分に使ったような作品なのです。
これを、自身の演奏会のアンコールなどで演奏したということなんですね。

もちろん、カルッリの作品はパガニーニほどの超絶技巧ではないのですが
スライドを使った変奏といい、上記のスケールといい、
なにかこう、ネル・コールの変奏曲でパフォーマンスを見せる
という点で共通を感じるんですよねー。

当時のギター界で最も有名だったカルッリ先生が
「・・・なるほど、パガニーニさんがそう来たか、ならば!」
という気持ちもあったのではないか・・・とか。

というわけで、楽曲の成立年を調べてみました。
まあ、なかなか踏み込んで調べることもできないのですが

パガニーニのネル・コールは1821年が初演で出版が1829年とか。

一方カルッリのネル・コールは参考にしたファクシミリでは
プレートナンバーからだと1826年頃かなという感じだったので
「おお、やはり!」なんて思ったのですが
オフィーの解説だと1817年頃とあるんですよね(^_^;)
すると、参考にしたファクシミリは再販かな。
でも、確かに作品番号100近辺は1820年かそれより前みたいなんですよねー。

うーん、4年か。何とかならないかな(笑)

たとえばパガニーニはもっと早くからこの曲を弾いていた
なんてことはないでしょうかねえ。。。

どうも、関連があるような気がしてならないのですが
ま、ここからはナカナカどうにもならないかぁ coldsweats01

というのが今回のこぼれ話でした。

マティーカもカルッリも大変素敵な作品でしたので
ぜひ、現代ギター7月号と8月号でご覧いただけたらと思います。

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2017年6月 7日 (水)

ギター弾き田村 保育園演奏

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さきほど愛弟子の田村君から、
保育園での子供向けコンサートが大成功した!
というニュースが届きました。

ブログ:ギター弾き田村の話し~保育園コンサート

子供たちに聴いてもらうためのアイデアを尽くし
音楽・演出すべて自分のアレンジによる構成。
自作の歌「洗濯大臣」も大ウケで
コンサートの後は口ずさんでる子もいたとか。

彼のこの演目はこの4月に昭島の喫茶店で初披露し
なかなか良い感触を得て、さらに磨きをかけたものでした。

彼はこう見えて、一児のパパで子供を見る目が温かい。
小さな子供向けの音楽会は誰にでもできることではないけれど
彼にはそれができるハートとチカラがあると思っています。

彼は昨年、自作曲とアレンジを入れたファーストCDを出し、
大人方面??のライブ活動も頑張っていますが
ギターを持って子供に夢と楽しさを与える、こんなライブも
これから是非、たくさんやってほしいと願っています。

もし、出演を希望されるようなところがありましたら
ぜひ声をかけてあげてください。
きっと気軽に応えると思います happy01

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2017年4月18日 (火)

19世紀に「チェンバロ」 その2 脱線編

さっき書いた記事をFBに上げたところ
チェンバロを勉強している知人からコメントいただき
楽譜のことやら、モダンチェンバロのことやら
少し盛り上がりました happy01

そこで、また少し調べてみると
・・・ああ、一つわかると、わからないことが2~3個出てきちゃうアレだ。
もうキリがないので見えたことだけ、自分のために書いておこうと思います。

まず、先回出した「ギターとチェンバロ」とある楽譜のほかに
「ギターとピアノフォルテ」という版がありました。

チェンバロ版はテクラのジュリアーニ全集に収録されているもので
リコルディ社のもの。
出版年は楽譜に記載されたプレートナンバーで見るのですが1823年。
テクラの楽譜の解説文にもそう書いてありました。

もう一つ見つけたピアノフォルテ版がフレデリック・ホフマイスター社のもの。
出版年は1826-1828年なのでリコルディ社よりはあとになっています。
ちなみにこちらには作品113と書かれていて、一つピン!ときたことがありました。

それは・・・

参考資料に聴いていたCD「ウィーンのパイジェッロ」
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これに収録されている、ジュリアーニの同曲が作品113となっていて
テクラでも他で調べても作品113はフゲッタという小品になるので
不思議だなーと思っていたところでしたが
なるほど、この楽譜を使ったんだなと。

さらに内容を比べてみると・・・
曲は一緒なんですが、ピアノフォルテの方が演奏上の指示が格段に多いです。

では、ちょっと見てみてください。

まずは1823年リコルディ・チェンバロとあるもの
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楽譜がこれ。

Photo

ちょっとツルーンとしてます(笑)

続いて、ピアノフォルテとあるホフマイスター版

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作品113となってます。

そして、楽譜がこちら。

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どうでしょうか。
だいたい似た感じの曲想に感じることはできますが
ホフマイスター版の方がニュアンスが細かいですね。

リコルディ版では曲の始まり部分に指示がない(ホフマイスター版でピアノ)。
実はこのイントロでは最後の部分にも指示がないのです。
ちなみにホフマイスター版ではフォルテでした。

そうすると、気になってくるのは
鍵盤用よりも前にできていたというギター五重奏版でしょう?

はたしてどうなってるかな・・・。

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あ~っ!はじめフォルテで終わりピアノ!?

うわー、逆だなー、どうしましょう(笑)。

っていうか、何があったんだろう。


結論はまあ、この曲を弾くことがあったらその時に
あらためて考えればいいかなと思いますが(笑)

まず、この曲はもともとギターと弦楽カルテットの組み合わせて作ってますから
がっぷり四つに組むとギターがうっちゃられちゃうと思ったんだと想像しますが
ギターが弾いている時はバックがおとなしく、
バックが目立つシーンではギターが休んでいたりします。

こういう構成が、音量的ダイナミクスが苦手なチェンバロと組むときも
いいんじゃないかなーと思った、なんてことはあるでしょうか。
・・・あるかなあ、ホントにチェンバロ説。ちょっと考えすぎかもしれませんね。

ホフマイスターのピアノフォルテ版は
そっけないリコルディに比べて
かなりロマン派的というかピアノっぽい楽譜の感じがします。
ジュリアーニは1781-1829年ですから
出版の頃はナポリにいたと思いますがまだ存命中でした。

作品番号はややこしいので65ということにしていただきたい!

そして・・・もう、これ以上考えるの大変なんで

この話はここまでっ! happy01


《後日談》
チェンバロって、19世紀のオペラでも使っていたんだろうか、
もしそうだとしたら、ピアノに押されていたチェンバロの
最後の活躍の場はオペラだったのかな、とか。
逆にそういうことで、チェンバロが19世紀でも身近だったなんてことはあるのかな。

なんて思いながら、また検索を続けていると。。。

根本卓也(指揮・チェンバロ・作曲)さんのブログにまつわる記事を見つけました。

「昔から、なんで19世紀のオペラでチェンバロ使うんだろ?と
 実は不思議に思っていたのです。少なくともフォルテピアノなんじゃないか・・・?」

あとはこちらで。
http://nemototakuya.info/secco-recitativo-in-19th-century/

根本さんはわたしの友人の友人でした happy01


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19世紀に「チェンバロ」 その1

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GG連載ネル・コル記事の続きばなしです。

上の画像はジュリアーニの作品65、ギターと鍵盤バージョンの表紙ですが
タイトルには「ギターとチェンバロ」とあります。

この作品が作られた時期はギター五重奏バージョンとほぼ同じ
1815年前後のようです(出版は1823年)。

その当時にチェンバロもあったとは思いますが
楽譜はダイナミクスの指示もあって、ピアノ用に見えます。
まあ、実際に相手をしたと思われるフンメルさんは
いわゆる当時のピアノで弾いたと思います。

何だろうなあ、思って検索してみると、興味深い記述が見当たりました。

GGサロコンでリュートチェンバロ(ラウテンべルグ)の演奏が大好評で
ギター界にも名前が知られている渡邊順生氏のインタビューより

「チェンバロ」という呼称ですが、18世紀にはピアノもクラヴィコードも含めて、
 有弦鍵盤楽器はみんな「チェンバロ」なんです」
http://www.cembalo.com/instruments/writings37e.htm

こういうことが、19世紀になってもまだ(一部に)残っていたのでしょうかねえ。

ネル・コルの作曲者パイジェッロのイメージとかもあるのでしょうか。。。


そう言えば、全然関係ない話ですが

ブリームが編曲したボッケリーニの序奏とファンダンゴ、
チェンバロと書いてあるのに、明らかにピアノ的な楽譜で

チェンバロ奏者に見せると
「ああ、これはチェンバロの楽譜じゃないよ、こうは弾けない」と言われ

ピアノ奏者に見せると
「チェンバロって書いてあるじゃん」と言われた・・・

という経験を、ふと思い出しました(笑)。

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2017年4月17日 (月)

ドゥカーテン・コンツェルト と パノルモラベル

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現代ギターの6月号の記事を書いてます。

ジュリアーニの「うつろな心」による変奏曲を取り上げているのですが
作品4がギターソロで、後に同じテーマで(曲としては違う)作品65を書いています。

作品65はギター+弦楽カルテットの編成で
後にギター+ピアノ版も作られます。

ここで、当代随一のピアニスト、フンメルさんとの親交(共演)の
話題があったりするのですが、
ヴァイオリニストやチェロとも組んで
今でいうところのユニットを作って人気だったらしいのです。
その名も「ドゥカーテン コンツェルト」。
このドゥカーテンというのが実は金貨のことで
その時のライブ会場への入場料だったというのです。


あ~、つまり・・・いま風に言えば「ワンコインズ」みたいな?

というわけで、一体いくらくらいなのか調べてみました。
手がかりもないので、とりあえずドンドン検索してみたのですが

「1ドゥカートは9シリング4ペンスのこと」
と出てきました。

まあ、話はオーストリアなので英国通貨にしてしまうのもどうかとは思いましたが
そのくらいしか出てこないので(^_^;)

1ポンドは20シリングで1シリングは12ペンス。

で、19世紀ごろって1ポンドは今でいうところのいくらなの?
と思うと、ありましたありました。シャーロック・ホームズがらみで。

つまり、シャーロック・ホームズの小説の中で
ポンドやシリングなどお金にまつわる描写が出てくるのですが
いったいどのくらいの感覚かな?って思う人が多いのですね。

さすがいつの世も人気のホームズさん。

ホームズの時代はジュリアーニより30年以上は後なのですが、それによると
だいたい1ポンド5万円前後くらいに思っていれば良さそうなんで
逆算して、1ドゥカートは2万円くらいかなと記事には書きました。

いや、いや、いやぁ、入場料2万円かあ!
「ワンコインズ」なんて書いちゃったけど
「ダブル・ユキチーズ」くらいのパンチ力に圧倒されました。
超一流のメンバーですからこのくらいにはなりますか。
やるな、ジュリアーニ。

で、さらに番外編で、ふとパノルモのラベルのことを思い出しました。
「スペインスタイルで作る唯一の製作家」なんて書いてあるのですが
下のところに
「2ギニーから15ギニーで注文を引き受けます」
ってあるんですよね。

当時のラベルは自慢と宣伝がいっぱいで楽しいです!

そういうわけで、ギニー。
1ギニーは21シリングらしいので
10万から80万くらいですか。

まあ、当時の貨幣価値といっても
どういう風に換算するかで大きく変わりますから
一概には言えませんけどね。

今は手工ギターの始まりは35-40万くらいですから
これを2ギニーだと思うとそこから260-300万くらいともいえるわけで。


《後日談》

ドイツ在住のわたしの恩師、吉田佳正先生からメッセージを戴きました。

「本当に凝り性で凄い!Dukatenが現代でいくらになるかなんて考えたこともなかった。
 以下のMayseder関係のリンクには1Dukatenで6回のコンサートの講読(これは直訳)、
 つまり6回分のコンサート予約券が1Dukaten掛かるとのことのようです」
 http://www.mayseder.at/mayseder_leben.html#fn2

ありがとうございます!

なるほど、一回分あたりにすると4000円くらいでしょうか。

なぜか少しホッとしました(笑)

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2017年4月 7日 (金)

現代ギターに連載記事

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今年50周年を迎えた現代ギター誌、今度出る5月号から記事を受け持つことになりました。

「変奏曲から探る、19世紀のヒットメロディ」というタイトルで
パイジェッロのアリア「うつろな心」を主題にした変奏曲を連続して取り上げていきます。

このメロディが実にたくさんの変奏曲になっているのです。

どうぞお楽しみに!

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より以前の記事一覧