01.日々雑感

雑談のような、日記のような…

2023年9月16日 (土)

ライブのご案内

これからのライブ・イベントのご案内です。

2023年 ライブ
10/21(土)
 畠山ミツコ(フルート)&ギター in カプチェットロッソ(淡路町)

2024
3/17(日) 植木和輝&長谷川郁夫19世紀ギターコンサート(新潟)

イベント=====================
2023
11/5(日) 武蔵村山市民文化祭(むさむらGS参加)
12/3(日) 立川市ギター倶楽部 定期演奏会

2024
1/14(日) ギターサークルカノン 第22回定期演奏会
4/20(土) はせがわ音楽教室 第28回発表コンサート

 

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2023年9月15日 (金)

植木和輝さんと二重奏リハ・・・19世紀のテルツギター&プライムギター

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新潟のギタリスト植木和輝さんが9/13-14と来てくれてツーショット!

19世紀ギター、それもテルツギターとプライムギターのデュオを集めたCDを作りたいという声掛けを戴き、鋭意取り組んでいます。植木さんとのリハは新潟-東京と互いが遠いため、これまでオンライン(ヤマハ・シンクルーム)によるセッションをおこなってきました。これはこれで案外充実した合わせができ、イマドキの便利さやそのポテンシャルを感じましたがやはりそれはそれ。対面で互いを感じながら息を合わせてこそわかることや通じることもあるからと、この度東京まで来てくれて昨日と今日対面で長時間かけてミッチリ合わせることができました。

楽器は互いにゲオルク・シュタウファーによるレニャーニモデルでわたしの方がテルツギターです。およそ200年前のウィーンのギター。時代も国も越えて集った兄弟のような二台はとてもよく馴染み楽しく歌っていました。ちなみに今回のデュオの選曲はディアベッリがアレンジしたウェーバー「魔弾の射手」全12曲中より6曲と、同じくディアベッリによるオルフェウスと名付けられた曲集の第4巻(全3曲)と第12巻(全7曲)。モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」のアリアなどが入っています。あとメルツ編のドイツ民謡「真夜中に」。合計で30分を越えるくらいのボリュームがあります。CDになるときにはさらに植木さんのソロも入る予定です(^^)

メルマガ案内などで一部の方にはお知らせしていましたレコーディング日程、実は9月末を予定していたのですが諸事情で少し遅れることになりました。ただリスケジュールもさらにセッションを重ねてアンサンブルの純度を高めたり、この愉しみが長く味わえると思えばマイナスばかりではないな、と思っています。また進捗がありましたらお知らせいたしますね。

ま、とにかく楽しくガンバリマス(^o^)丿


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アルペジョーネを興味深く弾いてくれるシーンもありました。
植木さんは最近、お嬢さんと一緒にヴァイオリンを習っているんだとか。
ボウイングって超むずくない?なんていう話にも花が咲きました(笑)

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2023年2月16日 (木)

松井邦義ギター工房

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今日(2023/2/15)は町田の松井邦義さんの工房まで車でひとっ走り!生徒さん所有の松井ギターのリペア依頼に同行してきました。
松井さんのギターはよく存じており、これまでも多くの生徒さんに薦めてきましたがご本人にお会いしたのはわたしも初めてです。
優しく丁寧な対応をいただき生徒さん共々感激!やっぱり、作った方に見て頂いたりお話を伺うのは嬉しいものですよね。
生徒さんのギターは2004年のものでかれこれ20年といったところ。
割れの修理、フレットバリ取り、各部点検とともにそして4月の発表会に立奏で臨みたいという希望からストラップ用のピンを増設もお願いしたところ、快く引き受けていただきました。
お気に入りのギターが健康を取り戻し、さらにカスタマイズされて・・・これは仕上がりが楽しみですね。

わたしはと言えば「せっかくですから、ぜひどうぞ」と新作のギターを試させていただきました。拝見した柾目の中南米ローズ横裏をもったアルカンヘルモデルは深い低音の鳴りと穏やかであたたかみのある高音が上級機らしい品の良さを持ってバランスしていました。そして松井ギターすべてに通じるネックの心地よい感触があり、いつまでも弾いていたい良いギターでしたねえ(^o^)丿
松井さんありがとうございました。
生徒さんのギターをよろしくお願いいたします。

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2023年2月15日 (水)

むさむらギターサークルの新HPができました

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わたしの指導するむさむらギターサークル
(東京都武蔵村山市で活動)

このたび新ホームページができました(^^)/

練習日記のページも新規に作って

練習の様子をお伝えしています。

よろしかったら是非のぞいてくださいネ!

むさむらギターサークルHP
https://musamura-guitar.jimdofree.com/


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2023年2月 7日 (火)

今週末のライブ

今週末2月11日(土・祝)は神田淡路町のカフェ・カプチェットロッソで19世紀ギターとその音楽を堪能していただくソロライブです。ご予約くださったみなさまありがとうございます。3回公演でお席もだんだん埋まってきましたが、後ろの時間の方はまだ余裕がありますのでご興味おありの方、よろしければこれからでも是非ご予約・ご来場ください わたしへのご連絡でも承っております(^^)/お待ちしております。 地下鉄の駅からすぐでとてもアクセスの良いところです。
こちらの動画リンクは当日の演目の一つです。

そのほかに「ソルの魔笛」「アグアドのファンダンゴ」「ジュリアーニとメルツによるアイルランドとスコットランドの民謡」「カルッリ、ジュリアーニ、アグアド、ソル、カルカッシの愛らしいエチュードを集めたもの」を予定しています(^^)
実演奏でおよそ60分ほど。ちょっと長めのショートプログラム?になってしまった(笑)

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2022年12月31日 (土)

2023賀正 メヌエット(バッハ) アルペジョーネとワッペンギター

2023

あけましておめでとうございます。

2022年は大変お世話になりました。

おかげさまで無事に新年を迎えることができました。
世の中の情勢は安定とか安心とかには
まだまだ遠い感じもしますが
とりあえず、自分自身とその周囲については
心穏やかに、また日々を自由に楽しく過ごせるよう
微力を尽くしたいと思っております。

ギター関連の音楽活動については
レッスンや演奏、そしてこちらのYouTubeチャンネルを通じ
いろいろな方とのご縁が生まれ
活動の幅と楽しみが広がりました。

ライフワークとして続けている
19世紀ギター、ガット弦、指頭奏法などは
マイナーともいえるアプローチではありますが
興味を持ってくださった方から
質問や応援のメッセージをいただく機会もあり
嬉しい手ごたえも感じています。

音楽は美
音楽は愉しみ
そして、音楽は社交

今年もみなさまとのご縁を深め
また、新たなご縁にも出会えたらと思っております。

みなさまのご多幸をお祈りしております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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今年の演奏はバッハにしました。
横尾幸弘編のギター二重奏曲集に収録されていたもので
わたしが中学生でギターを始めたころ
部室にこの楽譜があったので、曲に馴染みはあるものの
残念ながら原曲の出典がわかりません。
おわかりの方がいらっしゃいましたらご教示ください。

簡素ながら品よく美しく可憐な小品。
弾いていると懐かしいギター部の部室の
景色や匂いや友達の顔・声が
ふと脳裏をよぎったような気がします。

アルペジョーネは以前に比べるとだいぶ慣れてきて
弾く楽しみが大きくなってきました。
まだまだぎこちないですが
今回はハイポジションに挑戦!
このあたりが弾けるようになってくると
今後レパートリーの幅も広がります(^^)

アルペジョーネ(arpeggione)は19世紀初頭に発明された
ギターとチェロのハイブリッド楽器で
ヴィオロンチェロ・ギターなどともよばれていました。
この楽器は長野の名工、石井栄氏に作っていただいたもので
2019年製レプリカです。

ワッペン型ギターはラベルがありませんが
ドイツ・オーストリア系でおよそ100年から向こうのものです。
シールド(盾)型などとも言われ、
ハウザー1世やワイスガーバーなども作っていました。

この個体はヘッドもスクロールしていて、指板もスカロップ加工と
当時のイカしたギターって感じでしょうね。
演奏はうちのカミさんです。

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2022年12月23日 (金)

きよしこの夜にみる19cギターの調弦のはなし

今日は19世紀ギターマニアからクリスマス夜話をひとつお贈りします(^^)/
グルーバーさんの自筆譜を眺めて19世紀ギターが1音下げで調弦されていたのかも❓❓というおはなし。妄想たくましく考察しております。
(10年ほど前の自身の記事をアップデートしました)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ウィキペディアによると
この曲は1818年オーストリアにて、
クリスマスの直前に教会のオルガンが壊れてしまい
急遽、ギター伴奏による賛美歌として作られたとのこと。
わたしも昔、そんな物語を聞いたことがありました。
ギター伴奏がオリジナルなのですね。

そしてそのサイトには
作曲者グル―バーさんが書いた自筆の譜面がありました。
これはこの時にはじめて見ました。

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6番まで歌詞があるのも驚きましたが、
今われわれが良く耳にする「きよしこの夜」とは
ちょっと違った部分があって新鮮な感じ。
ギター伴奏の他にもフルートかヴァイオリンあたりと思いますが
なにか器楽が入っていたと思われるフレーズも
歌の合間にメモ書きのようにみられます。
オルガンが壊れたからギターでやろう!という発想ですから
ピアノが入っていたということは無いでしょう。
サウンドはいかにもクラシックっぽい雰囲気です。

これが正調「きよしこの夜」ってところでしょうか。

で、話を戻しますが
グルーバー自筆譜は
ギターパートがヘ音記号で書かれているのと
映像がやや不鮮明で見にくいので
音符のみ写譜したのが添付楽譜の1段目と2段目です。

画像クリックで大きくなります。
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※注:3段目は2段目を1音上げたものです。
   これを全体に1音下げたギターで弾くと
   2段目の音程で鳴るというわけです。
   ギターを弾く方であれば3段目の楽譜の方が
   ずっと自然ということがおわかりになると思います。

PDFでご覧になりたい方は以下よりどうぞ
正調きよしこの夜.pdf

さて、この楽譜なんですが
一瞬、あれ?とおもうのが
第12小節や最後の小節に出てくる低いD。
確かにドロップD のチューニングで弾くことはできますが
この曲で、この個所のために
変則チューニングをするのは考えにくいし
番外弦があったと考えるのもどうかと思いながら
しばし見つめていると

…あぁ、これギターが1音低く調弦してあるんじゃないかな
と思いました。

つまり、譜面はDdurで書かれていますが
実はこれ、ギターの実音(実際の演奏で出てくる音)で
ギター奏者の方は調弦を1音下げて
楽譜は1音あげてEdurで演奏したのではないでしょうか。
そう考えると、低いD音はノーマルチューニングで
第6弦の開放となり
それ以外も実に弾きやすく自然で、納得がいきます。

19世紀ギターにガット弦を張ってみると
テンションを上げると弾きにくくなったり
音が悪くなったりするし
かといって(テンションを下げるために)細い弦を張ると
切れやすかったりします。
わたしの経験を書くと
1弦で言うと直径0.6ミリよりちょっと太いくらいの弦を
440ヘルツでいうところの半音から1音下げくらいで調弦すると
弾きやすさと良いサウンドが
バランスする点があることを感じます。
弦も切れにくくなるので経済的にもありがたかったり(^^)

アンサンブルにおいて基準ピッチの設定は大切ですが
ギター独奏などではそのギターの6本弦の宇宙の中で
調和がとれていれば基準ピッチなどは何でも良いわけで
むかしはもっと自由というか
流動的に考えられていたのではないかと思います。
この楽譜はアンサンブルですので今回はその応用編?

ま、いずれにしてもグルーバーさんの手書き譜は
当時のギターが今(A=440Hz)より
1音くらい下げて調弦されることが“普通にあった”
という一つの例なんじゃないかなと思いました。

グル―バーさんはその教会のカントル(音楽指導者)
であることから
作曲を依頼されたのだと思いますが
「あいつのギターは、確か1音下げで
 チューニングだったな。。。」
などと思いながら楽譜を書いたのではないでしょうか。

楽器はやっぱり名器シュタウファーだったりすると
気分ですかねえ(*^_^*)。

おまけの妄想…オルガンが壊れたらピアノで・・・と思いやすいですがたぶん運び込めなかったんでしょうねえ、外が雪とか。で、あの楽譜を見てもコーラスはデュエットですし聖歌隊が歌い、集った方々も歌うとなれば、当然伴奏は1台のギターでは間に合わないでしょう? ギター伴奏で作るということはギター伴奏部隊を編成することだったかもしれません。「よし、ギター伴奏で作ろう!」「こ、これから??まじっすか!?」「おーい、この村でギター弾けるやつ、どんどん集めろー!」「曲は?」「まだです、今カントルさんが作ってます」「もう時間ないよ?大丈夫かな」・・・曲ができたのは礼拝の数時間前とか、かなりギリギリだったようですから、ものすごくバタバタして間に合って→語り草になったというのはいかがでしょう。既成の曲をギター伴奏にアレンジして3曲やるより、易しい新曲を6番まで繰り返すほうがいいという判断とか。なんか、一人で妄想していたら盛り上がってしまいました(笑)。

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2022年11月 3日 (木)

はじめてギターを持つ方に贈る、ギター管理のポイント

先日、わたしの指導するギターサークルのメンバーさんで
はじめてギターを購入する方がいました。

はじめてのギターって興奮しますよね(笑)!
わたしもいまだにギターを持って帰った晩などは
眠れないくらい眺めたりしてしまいます (^^)

「はじめてのギター」って何度も書いちゃいますが
いい響きダナァ~ (#^^#)
ぜひ大切に、良く弾いてあげてほしいものです。
いい音に育てて
かけがえのないパートナーにしてください。

・・・というわけで、その方に
ギター管理のアドヴァイスをしたのですが
せっかくなので
ブログをご覧のみなさんにもご紹介しましょう

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ぶつけない・倒さない
持って歩くとき、どこかに置いておくとき
いつも気をつけるようにしましょう。
“かもしれない” 動作を身につけることが大切です。
こうして置いたら倒れてしまう “かもしれない”
こう持ったらぶつけてしまう “かもしれない”
と思うことが未然にそれを防ぐことになります。

特にサークルでは多人数が動き回るので
人がぶつかったり蹴飛ばされたりしないように
危険から遠ざけることも必要です。
いつか倒れるような置き方をしていたら
倒されたあなたはもちろんですが、
倒した方も気の毒なんですよ。
あ、ケースに入っていても
バッタンと倒したり落としたらダメですよ。

ポリポリしない (^^ゞポリポリ
あと、塗装面に爪を立てないようにしましょう。
単純にキズになるからです。
小さなキズの一つ一つが楽器に悪影響を与えることは
それほどないとは思いますが
付いたキズが自然に治ることはありません。

基本はからぶき
ギター用のワックスやクリーナー的なものも売っていますが
それよりも基本はサービスで付けてくれた布があったでしょう?
あれで優しく(押さないように)からぶきをするようにしてください。
ケースにしまう際にササッと拭く習慣をつけるだけでも
後々綺麗さがずいぶん違います。
指紋や手の脂がベタベタつかないように、
ついたら拭き取るようにするというのが良いでしょう。

高温厳禁
ギターにとって高温はかなりダメージを受けます。
車内放置はもちろんのこと、ストーブの前、
部屋でも直射日光は避けてください。
ケースにしまった状態でもダメですよ。

乾燥厳禁
過度な乾燥もダメージが大きいです。
だいたい湿度計で40-50%あたりが適度と言われます。
瞬間的に下がったと言ってすぐ壊れることはありませんが
長期にわたって低い状態が続くと割れや故障の原因になります。
だから、関東の冬などは注意が必要です。

練習する部屋に湿度計を置いて湿度を見るようにするのは基本。
その値によって加湿器やその他で適度に加湿するのはとても良いことです。
エアコンやヒーターの風が当たる所は乾燥が酷いので避けましょう。
また、ホットカーペットや床暖房の上に直接ギターを置くとたいがい壊れます。
さらにしまった際のケース内の湿度を調整するのも良いことです。
冬場、ケース内のギターに仕込んで使う専用の加湿グッズがあり、
サークルのみなさんもよく使っています。
加湿グッズは下にAmazonリンクを張っておきます。

練習が終わったら
下げた方がいいかどうかは諸説ありますが
わたしは弦を下げて保管するようにしています。
だいたい3~4回クルッ、クルッ、クルッと回すくらい。
ケースの内壁にあたらないよう、
つまみが直線に並ぶようにするとよいですよ。

ギターは赤ちゃん
ギターはどんな環境でも自身でどうすることもできないし
いずれ鍛えられて強くなるなんてこともありません。
だから我々オーナーがいろいろ良くしてやることが大切なのですね。
はじめは面倒と思うこともあるかもしれませんが
それこそがギターの楽しみってものです!
とにかくほっぽっちゃダメ。
いつも愛器が無事に過ごせるように気を配って。。。
イメージとしては赤ちゃんを扱うようにって感じでしょうか。
わたし、子どもはいませんが (^^ゞ
そして、たくさん遊んであげる・・・つまり、弾くってことですね
それでいい子に育ちます。

修理はできる
まぁ、木製品ですから経年の中では
気をつけていたって割れたりはがれたり
それなりにいろいろなことは起こります。
でも実はそれを直すことはできます。
しかも、名人に頼めばほとんど音や操作性に支障なく
使用を継続できるようにやってくれます。
(痕は残ったりしますよ)
古来から木製品や木造建築などもそういうものですよね。

なので割れた、壊れた→もうダメだと
そこまでがっかりする必要もありませんが
修復には費用も掛かりますし、
なるべくならそうならない方がいいに決まっていますから
日常の気遣いはするに越したことはありません。

それでは、楽しいギターライフを (^o^)丿

以下、わたしがよく使っているケース内加湿用のグッズです。
冬場はあった方がいいですよ~

Oasis オアシス プラスヒューミディファイアー Plus+ Humidifier OH-5

 


D'Addario ダダリオ ギター用湿度調整器 サウンドホール装着用 Acoustic Guitar Humidifier GH




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2022年10月24日 (月)

最近、マシンヘッドの注油はこれ→「フィニッシュライン ドライ テフロン ルーブ 」


Amazonで見る

フィニッシュライン(FINISH LINE)
ドライ テフロン ルーブ プラボトル 60ml

ギターのマシンヘッド(糸巻のギア)につける潤滑剤、

これまではグリスや管楽器用のキーオイル(重めのもの)など

使ってきましたが、最近は人にも勧められて

この製品を使っています。

ドライタイプでべとべとしないので埃も呼ばないし

なかなか調子イイみたい(^^)

つけるときはお猪口程度の小皿に適量を出して

人差し指にすくうように取ってギアに塗り込みます。

そうすれば木部に潤滑剤が付かなくてgood!

特にふき取りもいらないでしょう。

あ、指は拭いてね。

 

わたしがこれを付けるタイミングは弦交換の時。

ペグをくるくる回すから行きわたるかなーと思いつつ・・・。

この製品はいわゆる「油」ではないので

頻繁につけても悪くなさそうですが、

たくさん付けたからといってより良くなるものでもないので

ま、この程度で十分と思います。

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2022年10月23日 (日)

アグアド推奨!トリポディオン

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はい、これな~~んだ!?

あのスペイン19世紀ギターの大家、ディオニシオ・アグアド先生がご推奨なさったと言われるトリポディオン・・・の現代版参上(^o^)丿
この前、生徒さんが持ってきてくれたのですがK&Mのギター立奏用パフォーマースタンドってやつを19世紀ギターの厚みと座奏に対応させるよう少し改造して作ったとのこと。

いやー、何事も経験(^^)。面白いものですね!!
さっそく19世紀を追体験してみましょう!

・・・使用してみると、特に弾きにくさは感じないし確かに左手の移動も右手のタッチも軽い軽い。テクニック的に向上するというのも一部納得はします。。。
が(笑)
身体が固定されて・・・っていうか、ギターの方が固定されているんですが、体を揺らして弾くっていうのは出来ないんですね、ズレちゃうから(^_^;)

つまり、すごく冷静な感じになります。

この感覚・・・万力タイプのギターレストを初めて見て試したときの感じを思い出しました。ギターレストはまだこれよりは体を動かせますが、当時はあのつっかえ棒が姿勢を固めているように感じたものです。

なんかねー、良くも悪くも曲にイレ込まないのです。すごく冷静(笑)。身体前傾皆無。だから軽やかに綺麗に弾けるっていうのもあるか?無いか??とにかく、音楽に与える影響も大きい感じ。
レコーディングの時とかにいいでしょうかねえ、あ、その頃は録音無いな、あはは。

アグアド先生のムズいパッセージがしつこく繰り返すような鬼エチュードとかは、こういう感覚で弾くことを求めていたのかな、なんて思いましたよ~!
こんな体験をさせてくれた生徒さんに感謝!
ご馳走様でしたー(^o^)丿
※トリポディオン、トリポーデはトライポッド、すなわち三脚という意味でしょう。ギター用三脚みたいな感じかな。

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弾いてみると・・・なるほど、なるほどこんな感じね。割とちゃんと弾けちゃうね、そんなに弾きにくくはないな。

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こちら、よく見かけるアグアド先生。
教本の挿絵でトリポディオンを推奨しています。
ちょっとギターの大きさ(縮尺)がヘンですが(^_^;)

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K&M 商品説明の写真。
まぁ、これでステージで立奏するっていうのもすごいものありますよね。
これを使うってことは、他のギター(エレキ←→アコとか)や楽器ににスタスタ歩いてって持ち替えるってことでしょう?

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19世紀ギターと座奏に対応するように改造したとのこと。やるなぁ!

《Amazonで見る》

Amazonで見てみると・・・おっ、お値段それなり。
まあ弾いている時間はともかく、
大事なギターをこんなに不安定な形で預けると思うと
しっかりしたものじゃないと不安っていうのはありますね。
ちなみに上記アマゾンリンクは
エレキギター用のK&M 14760ですが
今回使ったのはアコギ用のK&M 14761とのことです。



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