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2006年4月23日 (日)

終了:成田フィルハーモニー管弦楽団定期公演

成田フィルハーモニー管弦楽団・第22回定期公演
新“成田市”誕生記念演奏会

2006年4月23日(日)14時開演 成田国際文化会館大ホール
Narita出演:成田フィルハーモニー管弦楽団
   指揮  福島 康晴
   ギター 長谷川郁夫

成田フィルハーモニー管弦楽団HP

プログラム
・「カルメン」組曲より/ビゼー
  前奏曲・アラゴネーズ・ハバネラ・闘牛士の歌
・「サルヴェ・レジーナ」/福島康晴
・「ある貴紳のための幻想曲」/ロドリーゴ
・ 交響曲第6番「田園」作品68/ベートーヴェン


成田フィルとの“ある貴紳〜”無事終了しました。過去、アレンジによってチェンバロなど鍵盤楽器やギターアンサンブルをバックにしたコンチェルト等は行なったこともあるのですが、本物のオーケストラとの共演はこれほど興味深く、またエキサイティングなものだったということが改めて実感できました。演奏を終え、帰ってきたいまでもこの日のことを思い出すと興奮が蘇ってきますね。特にこの“ある貴紳〜”はコンチェルトスタイルを取っているものの○○協奏曲というタイトルではなく「幻想曲」とついた作品。オケと交じり合い、絡み合い対話しながらファンタジーを演出するような書きかたで作られているので「イルカに乗った少年」ならぬ、まるでクジラと一緒に泳いでいるような感覚?ステージではなんかこう、感動しながら演奏している自分がありました。

060423オーケストラの響き、力強さって本当に素晴らしいものです。多種多様な楽器を組み合わせて一つの音楽を作り上げる作業は容易ではないと思いますが「そういう事」そのものが素敵なことだし、意味のある大切なことなんだと思いました。そしてその集大成としての演奏会・・・。団員の皆さん一人ひとりのひた向きな姿とそこから生みだされる演奏は光り輝いて見えましたね。それと、団の結束も素晴らしい。いろいろなお仕事の方、年代の方が混在しているのですが皆さんとてもフレンドリーに付きあいつつ、ピシッとするべきところは締まっていて本当に“いい仲間たち”なんだなと思いましたよ。見ていて心温まるものがありましたし、少し羨ましくも感じました。

かのベートーヴェンは「ギターは小さなオーケストラ」と言ったといいますが、その“オーケストラ”とはどんなものなのか今までより実感を伴って理解が深まったような気がしますし、この言葉はギターへの賛辞だけではなく“ギターは小さなオーケストラのようであれ”という示唆のようにも思えてきました。

指揮の福島康晴さんは人柄もそうなんですが、作り上げる音楽に優しさと温かみがあってしかも力強い。作曲家という側面もあるからだと思いますが、楽譜からくみ取る音楽に作曲家や作品に対しての尊敬と愛情がひしひしと伝わってきます。また、各楽器やそれを演奏するメンバーのこともすごくよく見ている。私自身もギターアンサンブルを指揮したりすることがあるので、いろいろな意味で勉強になりましたね。福島さんはこのオーケストラを振るようになって5年。団員との絆も大変強く、厚い信頼を寄せられる存在でしたが実はこれが成田フィルとの最後の演奏とのこと。秋にはイタリアへテノール歌手の勉強をしに留学されます。「いつまで?」と訊くと「お金が続くまで」とか。。。みんな残念そうでしたけどね、音楽家として更なる飛躍のためですからこればかりは仕方がないところ。是非充実した留学生活を送っていただきたいと思います。「留学前にギター伴奏で小さな歌のコンサートでも出来たら・・・」と話していますから、是非実現させたいところです。

当日の入場者は500名弱、私の周辺からも生徒さんやサークルメンバー、友人など20人ほどが応援に駆けつけてくれました。本当にありがとうございました。池袋のギターサークルカノンの皆さんは演奏会前に成田山に行って演奏会成功祈願をしてくれたとか。回収されたアンケートも「ギターの物悲しい雰囲気が良かった(たぶん2楽章?)」「ギターコンチェルトは初めて聴いたけど大変いい曲でした」「また聴きたい」などおおむね好評でした。余談ですが、コンチェルトの演奏後にアンコールとしてソロで「禁じられた遊び」を弾いたのですが、これが輪をかけて好評でアンケートの“ギター協奏曲はいかがでしたか”という欄に「禁じられた遊びが良かった」と書かれていたり(笑)。。。あの曲の持っているパワーって何なんでしょうね!?“バケモノ”ですね、、、等打ち上げの時にひとしきり話題になりましたヨ。

最後になりましたが成田フィルの団長・武田さん、コンサートミストレスの若林さん、インペクの斎藤さんを始め団の皆さんにはいろいろと良くしていただきとても感謝しております。

今回はギタリストとしては誰でも経験できるというわけではない貴重な機会で、このコンチェルトに取り組んだ数ヶ月はホントに夢のようでした。これで終わりと思うとどこか寂しい気持ちもありますが、私も今後さらに精進を重ねていきますのでまたいつの日かこういう機会に恵まれますよう!みなさま今後ともよろしくお願いいたします。

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コメント

長谷川さんお疲れさまでした。あのあと山手線止まってましたね。私は全部私鉄だったので問題ありませんでした。私は漸く落ち着いたところです。私はコンサートの後、2日間くらい眠いのに眠れないような日が続いたのですが、もう落ち着きを取り戻しました。コンサート自体が変化に富んでいて面白かったという感想が多かったです。本当にありがとうございました。
ジュリアーニの楽譜眺めていますが、自分にあいそうな曲も幾つかあるので、是非今度あわせましょう。
ではでは。

投稿: 福島 康晴 | 2006年4月27日 (木) 10時00分

福島さん、こんばんは。その節は本当にお世話になりました。ありがとうございました。歌と19世紀ギターのコンサート是非やりましょう!楽しみにしています。

ところで、福島さんもMacなんですよね。うちからだとどうもこのニフティのブログにコメントが上手く載らないんですよ。どうなってるんだろ?お返事遅くなってすいません。今回はシンプルテキストで書いたやつをコピーペーストしたりしてます(^_^;)。。。

投稿: はせがわ | 2006年4月29日 (土) 01時46分

やはりマックだとそうなんですね。私もアップル・ワークスで書いて張り付けました。だんだん肩身が狭くなってきましたね。OS.9.2を使っている人も少ないだろうし。お互い頑張りましょう!

投稿: 福島 康晴 | 2006年5月 1日 (月) 22時46分

福島さん、こんばんは!
なんだかこのコメント欄の動作は変ですよねえ。実は一つ前のコメントはネットスケープから普通に記入できました。で、「おっ!なんか調子良いぞ」と思って続いて書こうとすると今度は文字色が白になっちゃって全然何を書いたのかわからない。。。“書けるときがある”ってあたりが中々微妙です。

ところでGWの旅から帰ってきましたので、こんどこちらに来るときなど是非ご連絡下さい。作戦会議でもしましょう!

投稿: はせがわ | 2006年5月 6日 (土) 00時37分

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