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2006年7月30日 (日)

終了:昔の笛と昔のギターで初夏のひととき(目白)

2006年 7/30(日) 14:00~ & 16:30~ ギャラリー・鶉(じゅん) にて
出演:昔の笛・・・国枝俊太郎、昔のギター・・・長谷川郁夫

《プログラム》
クラシカルフルートと19世紀ギター
「歌の翼」によるファンタジー/メンデルスゾーン〜シュテックメスト
無伴奏ファンタジー/テレマン
読み人知らずのロマネスカ/16世紀の舞曲〜メルツ編
ロンド アレグレット/ジュリアーニ
“山村の人々”〜田園風喜遊曲/コスト
トルコ行進曲/モーツァルト

リコーダー、オカリナとラウテ(ジャーマンリュート)
ローレライ/ジルハー
チロルのポルカ/チロル民謡
赤いサラファン/ロシア民謡〜メルツ編
プレリュード(チェロ組曲第1番より)/バッハ
イギリス組曲/デュアート
パッヘルベルのカノン
アレキサンダーのラテン/ハベル
カナリオス/サンス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
060730pro笛の国枝さんとのアンサンブルは笛とギターの骨董品Duo!今回は初夏の目白で行ないました。会場のギャラリーは目白から歩いて数分。池袋だってほど近い都会なのですが、ココだけはなんだか昭和の中ごろ?くらいの雰囲気があるちょっとした都会のオアシスでしたね。ガラス張りの小さなギャラリーは明るい日差しが差し込んで(午後の演奏はちょっと暑かったけど)非常に雰囲気のいい会場でした。

今回は国枝さんの19世紀のオリジナルフルート、リコーダーに加えてトラヴェルソや19世紀ドイツのオカリナも加えて骨董度50%アップ(当社比)!レパートリーも2曲ほど新しくとり入れて構成しました。

メンデルスゾーンの名歌曲「歌の翼に」をテーマに自由な変奏を加えたファンタジーからスタート。いつも気分を爽やかにしてくれるイイ曲です。続いてさっそくトラヴェルソ登場。これはバロックと言われる時代に大活躍したフルートでキーが一つ。まるでリコーダーを横にしたかのような簡素なフルートなのですが、これがまた柔らかく暖かい響きがするんですよね。今回はテレマンの無伴奏から渋めな一曲を選んでいましたが、ギャラリーの程よく残る残響、ガラス越しに見える緑ともマッチしていい雰囲気を醸していました。

無伴奏を引き継いで次はギターソロ。メルツの126の小品集“かっこう”からロマネスカを選びましたが、これはルネサンスの頃の音楽を19世紀のギタリスト・作曲家のメルツがアレンジしたもの。“かっこう”は優しい技術で楽しめるいい曲がいっぱい入っていて、片っ端から弾いてみると案外こんな形で演奏会に載せられる曲もあったりしますから古いギターの愛好家もまたそうでない普通のギターの愛好家にもお奨めしますよ。そして、19世紀の気分に戻すという意味も込めてジュリアーニの小品。これは3つのソナチネ第1番の終曲で、コロコロとしたアルペジオの上にメロディが浮き出すかわいらしい曲です。聴きに来た方にも「いい曲ですねえ」と言われましたよ!

楽器紹介も兼ねた互いのソロが終わるともう一度アンサンブル。コストのこの曲はどうやら定まった邦題がないようで「山人」なんて言われていたりもするんですが、今回はもう少し超訳して「“山村の人々”〜田園風喜遊曲」としてみました。自然豊かな山村、そしてそこに住む人々の様子を描写している音楽のようですが、田舎という感じよりも「桃源郷」のようなイメージ。コストの繊細な和音使いや叙情豊かなメロディが存分に楽しめるロマン派の佳曲と言えるでしょうね。初めて取り組んだ曲でしたが、改めてコストを尊敬しましたよ。

前半の最後はトルコ行進曲。スカッと爽快に締めくくります。

060730jun休憩を挟んで後半はオカリナから。このオカリナ本当に100年以上前のものだそうで。形は今のとあまり変わらないし、陶器なんで木と違ってあまり時代が付かないから言われないとわからないんですけど(笑)。音はかなり大きいです。息もドンドン使うような構造で、現代の繊細なオカリナに比べると随分骨太で力強い響きです。オカリナに対する要求とか音のイメージとか、はたまた使われた環境とかが今と違っていたんですかねえ。製作技術というより、目指すものが違っていたくらいの違いを感じましたね。ドイツの曲ローレライとチロルのポルカを演奏。素朴な曲が似合うのはモチロン今も昔も一緒です。

ラウテのソロは民謡つながりでやはりメルツの“かっこう”から「赤いサラファン」。日本でも有名なロシア民謡ですね。そしてバッハのチェロ組曲から第1番のプレリュード。ラウテならではの渋い音色にどちらもよく似合います。

そして最後はリコーダーとラウテのコーナー。もう一つの新曲がこのデュアートの「イギリス組曲第4番」。リコーダーとギターのための現代の作品です。・・・とは言っても、モチーフはイギリス民謡で古典的に作られたどちらかといえば端正な作品なので、モダンギターをラウテに持ち替えても違和感どころかむしろ合っている気がします。全4楽章で15分ほど、どこか懐かしい旋律・・・「郷愁」という言葉にピッタリなひとときだったかしら。。。

ここからはいつものポップス風アレンジの「パッヘルベルのカノン」、ギターとリコーダーのためのボサノバオリジナル曲「アレキサンダーのラテン」、スパニッシュバロックギターの名作をアレンジした「カナリオス」をたたみかけるように続けて演奏。アンコールには私の作品で「サヨナラ」。去年オカリナとのアンサンブルに書いたものですが、もちろんリコーダーでもイメージはぴったり。今回はシンパ(笑)が多かったせいか、何人もに「素敵でしたよ」と言ってもらえました。嬉しいことです(^_^)!

この日のコンサートは14時からと16時半からの2本立て。どちらの回もほぼ満員でした。ご来場いただいた皆さまに心より感謝いたします。我々、今後もさらに頑張って参りますので是非、応援のほどよろしくお願いいたします。

・・・終演後は聴きに来てくれた池袋のギターサークルカノンのメンバーさんたちも交えて打ち上げ。楽しい時間をどうもありがとうございました!(カノンの)ニンニンさんに至っては14時からの回に来てくれて、その後用事を済ませ打ち上げに再度合流!みんなに「おかえりー!」とか言われてましたけど、私は心の中で「流石!」と思いましたヨ(^_^)。

写真はうちのお弟子さん、高校生で若手のホープの翔平君が撮ってくれました!ありがとう!

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