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2006年9月30日 (土)

グランドピアノ

今日は会場を取ってグランドピアノを使用することにして朝9時からリハーサル。昼までの3時間でしたが、割と濃密なリハが出来ましたね。やっぱり練習会場にもお金かけると意識も違う(笑)?

さて、10/9のコンサート向けリハでは今回が初めてのグランドピアノ使用。“ピアノ”という名前?カテゴリー?こそ一緒だけど、アップライトとグランドでは善し悪しはともかくとして楽器としてかなり違うものだなあと実感しました。「善し悪し」と書いたのはアップライトの丸っこく親しみやすい音も好きなんで「常にグランドの方が良い」とも思わないということなのですが、楽器として想定している使われ方や会場、シチュエーションがまるで違うんでしょうね、そんな感じ。今日の楽器はグランドとは言ってもコンサート当日に使うスタンウェイではなく、ヤマハの一番小さいモデルでしたが、それでもうちのアップライトに比べると特に高域成分のノビが圧倒的にグランドの方がある。機構的に楽なんでしょうねえ、明らかにナチュラルにノビていますね。もちろん、低域もスッキリしていたのですが今日は高域の違いの方が印象的でした。

蓋も開け閉めしてみたりして色々な違いを試してみました。印象としては音量調節ではなく音色の調節のように感じました。蓋全閉から最大開度までギターを弾く位置で聴いていると中音域(ギターで言う2〜1弦のローからハイポジション辺り)の膨らみが大きく変化していました。ピアノって普及率が高くあまりにも身近な楽器だったし、私自身ピアノとのアンサンブル経験がほとんど無かったこともあって、今まであまり意識して楽器について考えたこともなかったのですがこうして改めて見つめ直すと面白い発見があるものですねえ。

結果、今日のセッティングは「ある貴紳〜」が最大開度で、それ以外を最小開度で通しました。「ある貴紳〜」はオーケストラをイメージして大きく開ける・・・というよりも、楽曲の出来自体が音量コントラストのついた言わば“大きなオーケストラと小さなオーケストラの饗宴”というものを望んでいるような作りなんですね。実際のオーケストラはピアノよりもより弱音から強音までのダイナミックレンジが広いので色々な場面があったのですが、とにかくある場面では「暴力的なまでにギターの音に覆いかぶさり、そして覆い尽くす」ような設計があったりして、そうした部分ではたっぷりした中音域の響きでギターを蹂躙(笑)して欲しかったわけです。

一方その他の曲ではDuo感覚というか、先程の表現を使えば“大きなギターと小さなギターの饗宴”的な部分が見られて、より親密なアンサンブルを求める設計がなされています。この時の中音域はある意味で2台の楽器の「語らいの場」なわけです。ピアノ奏者の千晴ちゃんにもより繊細なタッチや音色表現を求めますが、楽器のセッティングもそちらに振って最小開度に・・・という感じ。

で、ここでポイントなのが「ま〜た当日は違う楽器なんだよね〜(^_^;)」という所。今日は今日のセッティング。楽器が変わればまたセッティングも変わるわけです。「考えてみれば、一番馴染んでいる自分の楽器で演奏会が出来ないピアノって結構変わった楽器だよねぇ」・・・リハーサル後のランチはそんな話題で楽器談義。やっぱり“所変われば品変わる”じゃないけど“楽器変われば事情も変わる”なんですね。今日もいろいろ発見が多く、充実したリハでしたよ(^_^)。

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