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2008年3月

2008年3月31日 (月)

ガット弦外伝

そういえば、昨日の話。
ライブが終わってからいらした方の中で
ポップス系のお仕事をされている方と
お話しする時間がありました。

ライブ中では
「このたびライアに初めてガット弦を張りました」
というトークをしていたのですが、これについて

「…ということは、もとはスチール弦だったのですか?」
と聞かれました。
はじめは何を聞かれているのかわからなかったんですが
しばらく話しているうちにピピーン!

なるほど!!

僕はクラシック頭になっているから
ギター弦はナイロンとガット、あえて言えばカーボン
…と、クラシック弦はかなり細分化されていて
そしてスチールがあると思っていました。

でも、一般的にまじなガットなんてない弦ですから
クラシックギターのことをガットギターと呼ぶように
ナイロン弦(クラシックギター弦)は
ガット弦って言われてるんですよね。

そ~うじゃった、そうじゃった(^_^;)。

ごめんなさい。僕の説明が足らなかったですね。
今度から気をつけないと。
と、思った次第です。

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2008年3月30日 (日)

終了:リラソロ 音楽茶屋“奏”ライブ(国立)

01
リラのソロライブ、無事に終了しました。
お集まりいただいた皆様、どうもありがとうございました。

18世紀の後半から短い間に流行した
竪琴の形をしたギタータイプの楽器
「リラ」によるソロのライブでした。

楽器(ギター)関連の書籍では写真や図版で目にすることもあります。
また、実際に当時の楽器も少なからず残っていますから
持っている方もあると思いますが、
こうしてライブやコンサートで演奏される機会は
極めて少ない楽器でもあります。

表面板の面積が多く、複雑な形をしているからなのか
なんとも云えぬ幽玄で幻想的な音がします。
左右に伸びる角状の部分も内部は空洞で
ここにもちゃんと音が回ってきているのもわかります。
ライブのしばらく前からガット弦を張っているのですが
その渋みを帯びた鳴り方もよくマッチしています。

当日のライブ会場、国立の音楽茶屋“奏”は
内部が漆喰調?になっていますから
特にリハ中のお客さんがいないときは
ものすごく伸びやかで気持ち良い響きを醸していました。

さて、当日のプログラムですが
この楽器の場合、活躍した時期が短いことや
弾かれた当時のレパートリーにこだわっても
いわゆる19世紀ギターとレパートリーがモロ重なるので
あえて、ファンタジーを広げ、
「イメージが合う」「響きが合う」
をキーワードに比較的自由な発想で選曲することにし、
古楽、19世紀、近現代の3つのセクションで考えてみました。

前半は古楽レパートリーで
ダウランドのプレリュード
ミランの2つのパヴァーヌ
ナルバエスの牛を見はれ
ドイツの作者不詳リュート小品2つ
バッハのマグダレーナで有名なメヌエット2つ
カッティングのグリンスリーブス
ムダラのルドビコのハープを模したファンタジー
バッハ、チェロ組曲1番のプレリュード

と、こんな感じ。
どことなく古風な音色に良くマッチして
浸れるというか弾いていても楽しかったですね。
アルペジオの曲はもちろんですが
余韻を楽しむような曲もなかなか良いです。

後半は19世紀ものと近現代を混ぜて

カルッリ、カルカッシ、ソルのエチュード計4曲
プーランクのサラバンド
ヨークの8つの眼識から7曲
メルツのかっこうからコカとロマネスカ
ジュリアーニのアイルランド民謡編曲3つ

カルッリは小さなロンド、カルカッシは60-13だったかな
ソルは月光と夢を弾きました。
レパートリーとしては他愛のないものですが
こういう楽器で弾くと本当に可愛らしい小品だと思う。
サラバンドは近代フランスの重要な作曲家プーランクの
ただ一つのギター用作品。
アンティークな響きを持っているし、
撥弦楽器繋がりでハープのイメージも垣間見られます。
ああ、この曲はぴったりだなとライアを持った当初から思っていました。
最後の開放弦の上行もこの楽器だとさらに幽玄な気分に。

ヨークはシンプルな音遣いで想像力を刺激するような小品集。
8曲中1曲だけ抜かしたのは「蜘蛛の踊り」というもの。
これだけはデジタルちっくなゲーム音楽という感じで合わなかったため。

メルツは19世紀ギターやラウテでも時々弾いていたもの。
ライアで弾いても大変ロマンチックで美しい。
ジュリアーニの3曲はギター、あるいはライアのためと表記のある曲。
6曲セットの中から、
時々曲集などで見かける「春の日の野と輝く」を含む
後半の3曲を選びました。
アンコールはアイリッシュ。
カロランの「小さな妖精と大きな妖精」でしっとりと。

今回リラの構えはかなり低い足台を使い、
写真のように抱えてみました。
これで一応楽器は止まるので
慣れるに従ってだんだん演奏もスムーズになっていきます。
ただし、ネックに顔を近づけようとすると手前の角が邪魔しますし
左手首が出るような押さえをすると向こうの角に手首が当たります。

これは初めのころは相当ストレスでしたし
今でもまだストレスですね(^_^;)。

いずれにしても、本当にテクニカルな作品は
やはりラコート、パノルモなど普通の19世紀ギターの方が
ずっと弾けるし、似合うでしょう。
リラはやはり幽玄、たおやか、懐古的、愛らしい、幻想的…
そんなイメージが似合うように(今は)思っています。

今後はですね~、
レパートリーも探したり、作ったり(!)
あと、もう少しリラらしい構え方を研究してみようかなと思っています。
乞うご期待!!

そしてぜひいろいろな皆様に聴いていただき
感想やアイデアなどもいただきたいと思っています。

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2008年3月29日 (土)

桜満開!

Img043
明日は国立の奏でライブです。
お店は16時に開いて、ライブは17時からの予定。
まあでも注文とか出てからスタートになるでしょうから
実際はもう少し遅くなって始まるでしょう。

ライアの音は
“癒しの”…とくると、100円CDぽいっていうか
な~んとなくウサンくさくて安っぽいイメージになっちゃって
あまり好きな言葉じゃなくなっちゃったんですけど
あえて言うとやっぱり癒される、そんな響きです。
「なんかいい音だね~」ってしみじみ?ほのぼの?して
本当に弾くのが楽しいです。

さて、今回の写真は
おとといだったかな、国立のさくら通りを通ったので
携帯で撮ってみました。
明日はかなり咲いていると思いますよ~。
ライブに来てくださる方は
ぜひ早めに国立入りして
花見がてらのブラブラ散歩もおススメです(^^)。

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2008年3月24日 (月)

ショートスケールの名器

いつのころからか
「ショートスケールのいい楽器ないかなあ」
が楽器店巡りのキーワードになってます。
あ、これはモダンギターのことです。

いつからっていうのがあまりはっきりしてないのですが
まあ、少なくとも19世紀ギターを弾くようになってからですね。

一般的に標準スケールとされるのは弦長650ミリ。
なので大雑把にそれ以下がショートと呼ばれるわけですが
やっぱり楽なんですよねー、小さいと。
生徒さんにも手が小さければ迷わず勧めますが
自分用も小さいのがいいなと思い始めています。
私的には640以下、ならば630とかその位が
手に合うような気がしています。

ちなみに今よく使っているワイスガーバーのトーレスモデルが640ミリ。
この前手に入れたこれもワイスガーバーのウインナーモデルが628ミリ。
以前はしばらく620ミリのギターを使っていたこともありました。
指拡張の緊張が無くなると音楽も楽になります。
そんなもんで、うちの650ミリたちは今ちょっと出番が減ってるんです(^_^;)。

ただ、探すとなると標準を外れるということは
数が少ないということだし、
それは出会いが少ないということだったりするわけで。。。
比較的最近の国産などでは見かけますが
たとえば年代物やブランド志向を発揮したりすると
ほとんど見つからないんです。

・・・のはずですが。。。

これが時々あったりするんですよねー(笑)。
例えば、
ちょっと前にKに行くとあったベルナベの
小型トーレスタイプ640ミリはしっかりした音でした。

あ、そういうタイプでアントニオ・マリンのやつが
Aのサイトに出てましたね。
弾いてはいないけどちょっとよさそうな感じ。

Aと言えばマヌエル・ラミレスの630ミリがありました。
これは弾いたけど、なかなか良かったです。

それから。。。前にロマニロスで検索していたら
Mのブログに640ミリの話が出ていました。
おお、あるんだ!と思いましたね。弾いてみたいなあ。

Mはこの前改めてサイトを見てみると
ラミレス5世の1a(1級品)で638ミリがあったり。
作ってるんですね~。4世や3世でも作ってたりするのかな。

fには630のメンヒ(工房品)があって写真で見られるけど
これはなんかブリッジがかなり上がって
12.5フレットジョイントになっている不思議なタイプでした。
どうしてだろう?

そうそう、古くは小原聖子さんのエルナンデスyアグアドは
“セイコのために”と小さく作ってくれたという記事を読んだことがあります。
ヘッドに金でS.Oのイニシャルってやつね。

そういえば日本の有名な製作家の方も
(当時)小学生の娘さんのために600ミリ位の10弦(!)ギターを作ってたし。
こういうのはまあ、売り物ではないでしょうが
ギターの寿命は人の寿命をはるかに超えますからね、
こんなのもいつか世に出てきたら「なんだこれー!」って
話になったりするんでしょう。

やっぱりあるところにはあるんですね。
どんな製作家もいろんな経緯で一生に何本かは作るんでしょうか。
小さい楽器にはドラマがありますなあ!

ああ!なんかいいショートスケールを弾いてみたいなあ。
もっともっと出会いたいなあ。
なんとなく今夜はそんなことを思いました。

きりがないんですけどね。。。

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2008年3月23日 (日)

終了:第13回ギタースプリングフェスティバル

080323_081
東村山市の桜華女学院にて今年も無事に終わりました。
多摩地区中心にギターサークルが今年は15団体参加してました。
私は例によって池袋カノン、昭島ひびき、立川と3団体の指揮プラス全体の講評。
今年も個性溢れる素敵な演奏の数々を堪能しました!
15団体の皆さん、あとスタッフの方々も本当にお疲れ様でした。
また来年も元気にお会いしましょう(^_^)/

さてさて、これが終了すると恒例なのは
カノン打ち上げin小川!

「明日は仕事あるから。。。」
帰ると言うあのメンバーこのメンバーがいたりして
今日は少し人が少ないんだね。。。なんて思っていたら

わはは。なんでそこに座ってるの~(笑)?

「明日は仕事あるから。。。あんまり飲めないから。。」

って言いながらグビグビ??
ああ、ワインも何本もあいてるし(笑)

最後は完成度の高~い人が出来上がっていましたか?←一応疑問形

ま、でも
今回のカノンは演奏も良かったし。
(ちなみに今日の写真はカノンの雄姿)
盛り上がる気持ちもわかります、わかりますとも!

あ、私は車でしたので秩序を保ち
最後は姫さまを駅までお送りして帰路につきました。はい。

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2008年3月22日 (土)

いつも思うことですが

明日のギタースプリングフェスティバルでは
指揮もさることながら
壇上に上がり、講評などしたりするので
今日はそれに備えて床屋に行ってきました。

男の床屋は耳毛まで剃って
肩や頭まで揉んだりするので時間がかかりますが
髭も揃えてくれるのでそちらに行きます。

髪型は男らしく一言こうつぶやきます。

「短めに。。。」

何度も通うと

「いつも通りで。。。」
と、これが通じます。
うーん、これはちょっと通っぽい(笑)

なんですが!!

な~んか、いっつも思うんですが
少しずつ前より短めにされているような気がします。
丁寧にやってくれるのは良いのですが、
な~んかやっぱり短いなあ。
短めにって言い始めたころは
こんなじゃなかったと思うんですけど。。。
いまや、ちょっとしたスポーツ刈りです。

まあ、すっきりして良いといえば良いのですけど。。。
また今回も髪短め、爪も短めなギタリストの完成です。
明日お会いする皆さん、よろしく。

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ギターサークル祭り

今週後半はギターサークル祭り状態で賑やかでした。
…というのも、明日はギタースプリングフェスティバルという
多摩地区を中心にギターサークルが集まり
演奏しあう発表コンサート的な催しがあって
私がコーチに行っている池袋カノン、昭島ひびき、立川と
3団体とも参加するのです。

そういうわけでどこも追い込みです。

水曜日響、
木曜日立川
昨日の金曜日は午前響で夜カノンとこんな感じ。

どこのサークルもよくまとまっていました(^^)。
面白いのはなんていうんでしょうねえ、
3団体とも演奏の雰囲気が違います。
同じ人が指揮しているのにね。
まあ当たり前といえば当たり前ですが
それぞれの個性なんですね。楽しいなあ。

あとは本番ですが、
この練習の通り持ち味を生かした演奏ができるといいですね~。
楽しく、ウキウキと演奏しましょう!

そういえば昨日のカノンの練習は
いつもと違う会場でした。
いつも練習道具は譜面台、足台、ギターに至るまで(!)
会場に用意されている恵まれたカノンですが
場所が変わるとそれが無い!

そんなわけで道具を持ってこれないメンバーのために
用意してあげるメンバーがいたりして微笑ましいです。
それがこれ。
Img035
足台。。。(^o^)

ちなみに。。。
Img039
こういう使い方は違うと思います。。。
もう!おちょうし者め(笑)。

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2008年3月21日 (金)

コンサートご案内メール

Img090
いままでもやろうやろうと思って、あんまりちゃんとやれていなかったこと、
それがコンサートのご案内メールでした。
今回、国立の奏ライブに合わせて“メーリングリスト”って言うんですか?
メーラーのアドレス帳を整理してアドレスをいただいた知人、友人、
それと生徒さんやサークルの方々に送付させていただきました。

まあ、コンサートの案内にかこつけてますが
ちょっとした近況報告のつもりでその都度お送りしたいと思っています。
コンサートやライブはどうしても東京が中心になりますので
一応、関東近県あたりの方々を対象にリストを作りましたが
受け取ってくださる方であれば
北海道でも沖縄でも、はたまた海外でも
どなたにでもお送りしますので
メールでご連絡ください。

あ、それと今回送られてきたけど要りません
という方はこれも遠慮なくお申し出ください。

さて、今回の写真ですが
これは去年の国立はさくら通りの桜です。
日付を見ると。。。3月31日。
今度のライブは30日ですが、今年の桜はどうでしょうか。

国立の桜は大学通りもさくら通りも見ごたえがあって素敵です。
天気予報によると八王子の開花が29日になってます。
だからちょうどいいんじゃないかな~。
ライブの前に桜のトンネルを通るもよし
ライブの後に夜桜を楽しむもよし

お誘い合わせのうえご来場くださいませ(*^_^*)~♪

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2008年3月20日 (木)

ガット弦のインプレッション

Photo
最近手持ちのギターにガット弦を使い始めたので少しご紹介します。
ガットとは腸のこと。
ガット弦とは羊などの腸を撚ったり加工して作った
天然素材の楽器用弦です。その昔のギターはみんなこれでした。
今のナイロン弦が普及したのは戦後でしょうね。

そもそもガット弦については
ブログにもたびたび登場する友人で
古楽器のスペシャリスト=竹内太郎さんが
敬虔なるガット信奉者であることから
ガット弦そのものに触れたり、いろいろな情報ももらって
以前から興味のあるところではありました。

ただ、クラシックギターの世界って
セット弦を銘柄選んで買ったりしますよね。
専門店に行けばたくさん売ってるし
1000~1500円くらいで買えちゃうし
それに慣れていると
ガット弦を張ってみたくても選択も入手も価格も
実際に張るまでは結構めんどくさいんですよねー(^_^;)
ライアやワイスガーバー2号を手に入れて
最近ようやく重い腰が動きました~。

そうそう、国立界隈には自分で作ったリュートに
自分で作ったガット弦を張るつわものもいます。
私はなかなかそこまではいかないので
一応、出来上がって売っていた楽器を使い、
売ってるガット弦を張ってみます。(←ふつう)

ではまず買うところから。
竹内さんによると、ガット弦にはいろいろな種類があるけど
19世紀ギターなどに張ってみるなら
そんなに細い弦にもならないだろうから切れにくいし
とりあえずフレットガットを使えば?
ということでした。

なるほど。
弦として売っているものに比べ
フレットガットとして売っているものは価格が安いです。
フレットガットとはリュートやビオラダガンバの
フレットとしてネックに巻きつけるガットのこと。
使い古しの弦なんかも使うらしいですが、
それ用の新品も売っているのですね。

弦用ガットと何が違うかというと、巻きつける都合上
なじみがよいように「撚り」が少々緩めだったり
太さの刻みがおおざっぱ(まあ、それでも0.05刻みですが)だったり
また、その品質(太さのばらつき)管理が弦ほど厳しくなかったり
ということがあるようです。
とは言えこれらは昔に比べれば品質は格段に上がっているから
ローツイスト弦として使ってもいいんじゃない?ということなんですね。

さて、太さに関しては弦長や基準ピッチを考慮して
適度なテンションがかかるように選びます。
それには弦計算尺なんかを使ったりするのですが
アクイラ社のサイトからリンクされている弦計算尺サイトなんかもあります。

で、私の場合これまでもおおよそ一本当たり5キロ弱の
テンションがかかるようにしていましたから
だ~いたい0.6ミリよりもう少し細いくらいのところから
1ミリ位のところまでが1弦~3弦の太さです。
ただ、張ってみないとあとはわからないし、
張ってみたい弦を買い損ねているのもストレスですから

ここは大人買いします

つまり今回買ったパターンは
0.55ミリから0.05刻みで1.10ミリまで全部ください、という注文。
ちなみに一本2mでしたから
普通のギターなら2本分取れます。

今回はアクイラから買ったって、これは言いましたっけ?
アクイラ社のサイト
買い物かご方式にはなっていないので
オーダーフォームにほしいものを書いていかないといけません。
注文例がでているのでそれに沿って。間違いのないようにね!
支払はペイパルが使えます。便利~♪
住所に日本の郵便番号も忘れずに。
これ入れそびれていたら
「なんか郵便番号ぽいのがあるよね?
 それ教えてくれないと送れないよ」
と後からメールが来ました。
VATナンバーっていうのは日本の場合記入しなくていいようです。

さて、それで注文してから1週間くらいかなあ、10日くらいかなあ
それほど待たずに到着しましたよ。ドバッと(写真)。

そういえば、今回はフレットガット以外に
いくつかのセット弦も注文してみました。

日本で売っているアクイラの弦と言えば
ナイロンの1~3弦+ナイルガットのコアに銀メッキの銅線
…silver-plated copperってそういう意味でいいんですよね?
の巻弦をもったペルラと
ナイルガットの1~3弦+ナイルガットのコアに
純銀線の巻弦をもったアルケミアですが
実はそのほかにも本国ではいろいろ作ってるんですね。

例えばヒストリカルギター用として
ガット&シルクという
高音弦がハイツイストのガットで低音弦が絹糸がコアの巻弦のものと
それをナイルガット(化学素材)で再現したもの、
それらはロマンティックギター(19世紀)用と
19世紀後半から20世紀のトーレス系用のもののありました。
太さ(張力)が違うようです。それで計4タイプということですね。
ペルラとアルケミアはアクイラ社では
クラシカルギターつまり現代のギター用の弦なのですね。
19世紀ギターに張ったら強いわけです(^_^;)。

さてラコートやセンチョルディに張ってみましたが
発音がはっきりとし、明るい響きになります。
弦を触り、リリースした瞬間に発音するんだということが実感されます。
爪があるとカスカス言うし
むしろ弦に触りたい気持ちになるので
爪はどんどん短くなりました。
ま、もともとかなり短い方ですけど。

高音はケン!低音はコン!と鳴るイメージ。
余韻は確かにありますが最初の発音がしっかりしている分
短く感じますね。

比べるとナイロンはノイズが少なく
いわゆる甘い美音で余韻が長く感じます。

でもですね、どちらがいいかというと
ガット弦の方が好きかも知れない。。。

あえてガット弦寄りの言い方をすれば
ナイロンは音も感触もムニューっと伸びる、
いかにも化学合成っぽい感じがします。
余韻が過多な響きでの演奏は
リバーブの効いたカラオケのマイクで話をするような
ちょっとフワフワ、もごもごした感じ。
みんなが大好きな味付けで甘くておいしいんだけど
そう、やっぱり合成っぽい。

ガットの方がシンプルだけど正直な感じ。
響き(リバーブ)は楽器内部(や弦)ではなく
実は演奏されるホールや空間の役割なんじゃないか
そもそもそういうものだったんじゃないか
そんな気もしてきました。

セゴビアがオーガスチンとともにナイロン弦を普及させたといわれています。
つまりセゴビアはガット弦もナイロン弦も両方使い
ナイロン弦を選んでいった人になるわけですが、
どうも、こうして両方弾いてみると
ナイロン弦はガット弦の代用ではなく、全然別なもの。
そんな風に思えるのですよね。
ええと、何が言いたいかというと違和感というか
ナイロンに移行する時に抵抗あったんじゃないかなと。
なんでナイロンがいいと思ったのかな。

そのあたりを先日竹内さんに話してみると。。。
「やっぱりさ、セゴビアって世界中を回って
あらゆるコンディションで演奏した人だろうから
湿度でものすごくチューニングが狂ったり、ささくれたり、切れたり
あるいは会場の響きが悪いと鳴らなかったりするガットには
辟易していた部分もあったんじゃないかな?
ナイロンはそういう意味ではものすごく安定しているもの。
君もこの先ガットを使っているといろんな局面に出会うと思うよ」

なるほどなー。
そういえば、この前のライブでも竹内さんのガット張りギターは
チューニングに苦労してましたね。。。

それでもガットを選ぶか
それだからナイロンにするか
確かにセゴビアくらい飛び回っていれば
好き嫌いの問題ではないかもしれませんね。
事実、それ(ナイロン弦)によって
ギターそのものも飛躍的に身近なものになったということも
容易に想像つきます。

さてさて
アクイラの弦ですがサイトを見てもらうとわかると思いますが
セット弦の場合、ヒストリカル用の弦でも割と強めなんですね。
ま、すくなくとも私にとっては。
ですから、トーレスタイプのギターに張るのにも
ロマンティック用で十分なんじゃないかと思いますし
19世紀ギターに張る場合も440Hzまで上げると結構きつく感じます。
半音か、あるいはそれ以下に下げて弾いています。
少し太めの弦で低くチューニングする方が音も良い感じがします。

あと、
もっとも簡単にガットを試してみるなら
ギタルラで売っているピラミッドのフレットガットを試してみるのはどうでしょう。
あそこの場合は0.1ミリ刻みですから
0.6から1.0くらいまでを買っておいて
1弦を0.6、2弦は7か8で3弦に9か1.0を入れてみる。
いま、ライアの高音弦はそんな風にしています。
実はアクイラが届くの、待てなかったんです(^_^ゞ。
0.5も張ってみたんですが切れちゃいました。

ちなみに低音の細い巻弦は(ナイロンの話ですが)
ダダリオのライトテンションより下げていくとなると
ハナバッハのテルツ用
ダダリオやハナバッハのアルトギター用
ラベラのレキント用などを試してみるのがいいと思いますよ。

とにかくガット弦を張ってみてからは
ギターを鳴らし、音を聞くのが
今まで以上に楽しくなってきました。
とりあえず、ヒストリカルな楽器については
まあ特に高音弦に関して
もう化学合成の弦には戻れない体になってしまったかも。。。

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2008年3月18日 (火)

ライブ告知:3/30(日)国立

Sou080330
3月30日(日)午後5時開演 国立 音楽茶屋「奏」にて
チャージはなし。ライブの終りに心にしみた分をミュージシャンにカンパ
会場:音楽茶屋「奏」(オープンは16時)
国立市東1-17-20 サンライズ21 B1F TEL 042-574-1569
JR 中央線 国立駅南口より 旭通りへ 徒歩4~5分

昨年末に入手したライア。1月も2月も1曲2曲は披露していたのですが
ここでついにソロライブ!
18~19世紀にかけてヨーロッパで流行した竪琴型ギター=ライア(リラギター)。
この楽器でライブする人日本にいるのかな?くらい珍しい企画です!
古いもの、当時(19世紀)のもの、新しいものまでいろいろな曲を演奏します。
この幻想的な楽器とその典雅な音色を是非聴いてください!
お待ちしております。
Photo
あ、おまけ情報ですが
国立の桜はそれは見事です!
この時期は花見にもちょうどいいですよ♪

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2008年3月17日 (月)

たからくじ

Photo
ええと、どうでもいいと言えばどうでもいい話ですが
最近買った宝くじの当たり券です。

射幸心をあおられるのが苦手で
かつ、勝ち負けも嫌いなので
お馬もお船もチャリンコもやらず
パチンコにも占いにも行かない私ですが
宝くじは時々買ってます。

あまりの当選確率の低さに
ぜんぜん射幸心煽られないし
まあ、気分的にはおみくじみたいなもんですが
宝くじにはああだこうだ言われないんで
気が楽です。

まあ、無駄遣いの象徴ですな。

ただ、そんな宝くじにも小額は当たることがあります。
上の宝くじはまずグリーンとスクラッチを10枚買いました。
スクラッチはなんと7200円のあたり。
2000円買ったから5200円の儲け。
気を良くして後日もう一度2000円分買ったら
2200円の当たり!
おお!もうやめとけってことか(笑)?

そんなわけでやめといたんですが
これでグリーンが当たるかと思いきや
末等。20枚買って600円の当たり。

で、つまり~、
一万円分買って一万円分当選ということで。。。
こういうのは“吉”くらいですかねー。

ま、世の中こんなもんです。
はい、また買ってきます
・・・って、やっぱり射幸心煽られてるかなあ(^_^ゞ

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2008年3月14日 (金)

近況報告

また、少し空いちゃいましたねえ(^_^;)

それなりにいろいろあったのですが
なんか発表コンサートあたりまで気忙しくて
さぼっちゃいました。

ええと、なにがあったか振り返ってみると
2月22日からでしょう?

パラパラパラ・・・(手帳をめくる音)

あ、2月24日、立川で新人歓迎会がありましたね。
よっしーさんが加わって賑やかになりました。

ええと、そして29日はカノンの10周年記念パーティー!
10_048
10歳の誕生ケーキが素敵でした。
写真をみると偶然「ビターサークル」に見えますけど(笑)
あはは、字が隠れているだけですね。
大人だけどあんまり苦くないサークルですよ(^_^)。

それから、こんな楽器を手に入れました。
ワイスガーバーの1921年(私左手)。
トーレスモデルは今まで持っていた(私右手)のですが
ウイーンモデルはあればほしいと思っていたものでした。
ここにきて出会えるとは思ってなかったな~。
いつかちゃんと紹介しましょう。
080302_031
で、それを使って竹内さんのワイスガーバーとデュオ。
3月2日、国立の音楽茶屋「奏」の
竹内ライブに飛び入りで演奏でした。

それでもって、この前の日曜9日は発表コンサート。
いわゆる教室の発表会です。
みんな張り切ってましたよ~♪

それと、、、
アクイラにガットやシルク芯の巻弦などを
注文してあったのが昨日届きました。
ラコートやライアやワイスガーバーに張ってみました。
すごくいい!しかも楽しい。
いろいろなことに気付かされます。

で、さっきはこのブログ表紙のコンサート&イベントを修正してました。
ちょっとライブ関係が増えてます。

とまあ、こんなところです。
ブログも小復活しましょうねえ。

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2008年3月 9日 (日)

終了:第13回発表コンサート

2008_198
今年も無事に終わりました。
発表コンサートも13回になったと思うと感無量です。
今年は昭島のギターサークル響に特別出演をしてもらいました。
出演者の全員で合奏もやりました。

教室の皆さんの一生懸命仕上げていく様子、
緊張の面持ちで頑張っている演奏の姿、
そして演奏し終わった後のちょっとほっとしたような笑顔
そのひとつひとつが素晴らしいひと時で
良い思い出でもあります。

今年もよく頑張りましたね!

さあ、これからもまた新たなステップアップを目指しましょう!

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