6月の話
今年の6月は金沢に行ってきました。
ずいぶん前に
能登を歩いて旅した帰りに
一度寄ったことがありましたので
今回2度目でしたが
まあ、ギター持って演奏しに行きましたから
気分はずいぶん違いました。
金沢のホストは
有名大御所ギタリストの谷内直樹氏。
19世紀ギターつながりで
ここ4年くらいの付き合いなのですが
わたしは昔からこの人を知っていました。
なんといってもコンクール歴がすごくて
若いころから有名人だったのです。
今も年に100ステージくらいはこなしているそうです。
で、今回の企画は
谷内さん宅にご厄介になりながら
3回ほどのデュオライブを行うというもの。
ともにオリジナルのラコートギターを使用し
ガット弦を張り、爪を切って
19世紀当時のデュオ曲を演奏しました。
まあ、いろんな意味で
レアな感じのライブではあります。
ただ、自分で言うのもなんですが
レアであるかどうかというよりも
サウンドが本当にイイのです!
まず音楽が軽やかに流れ出す感じ
音を絞り出すような重い感じが無く
空間にぱあん!と広がるようなイメージ。
素朴で木のぬくもりを感じる音色。。。などなど
コストのグランデュオ
ソルのロシアの思い出
ジュリアーニのセビリアの理髪師
その他を弾きましたが、うーん、
どれも自然に響いていい曲でした~
練習は楽しいなかにも意外とハードでした。
・・・というのも、こちらは東京、向こうは金沢
事前に合わせ練習ができないので
とにかく着いてから毎日怒涛の練習!!
谷内さんは「巨人の星」にはまっていて
「“半死半生”で練習するのだ!」
って意気込んでるし(笑)
でも、わたしも向こうへ行けば
レッスンも雑務も何もかもできないので
むしろスッキリした気持ちで練習に向かえて
気持ちよく過ごせました。
小松市の絵本館というところが
むかし銀行だったという古い建物を活かしたホールで
雰囲気も響きも素敵でした。
行き帰りは
楽しいと言えば楽しい、
便利と言えば便利、
大変と言えば大変な
高速バス。
八王子から金沢まで9時間くらいだったかな。
わたしはまだまだ高速バスビギナーなので
ついつい3列シートで比較的豪華な
往復14000円くらいのを選んでしまいますが
高速バス通の谷内さんは
その半額くらいのバスを探して
行き来してるみたいです。
さすがー!
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