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2015年12月

2015年12月24日 (木)

ライブ告知:2月27日&28日(本郷&玉川上水)

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19世紀オリジナルギターによる
DUOコンサート
~ベートーヴェンへの憧れ~

協賛:ムシカアンティカ湘南
後援:(株)現代ギター社

《2公演》
2月27日(土)14:00~名曲喫茶カデンツァにて
都営大江戸線・東京メトロ丸の内線「本郷3丁目」より徒歩。
カデンツァHP
料金:3000円(1ドリンク付) 要予約


2月28日(日)14:00~ ホームギャラリー・ステッチにて

西武拝島線・多摩モノレール「玉川上水駅」より徒歩。
料金:前売(予約)3000円 当日3500円※前売・ご予約は前日までの扱いです。
ホームギャラリーステッチ・アクセス(ステッチHPにリンク)

お問い合わせ
tomikawaguitar@gmail.com (富川)
i.has@nifty.com (長谷川)
カデンツァ・・・03-5844-6807 (2月27日公演のみ対応)

19世紀ギター“愛”…もう、これしかない!
楽器、楽譜はオリジナル。弦も当時のレシピで作られたガットやシルク
のものを用いて、ギター黄金期の19世紀ヨーロッパ・ロマン派の時代に
愛されたサウンドやその文化に敬意を持って迫ります。
プログラムにはベートーヴェンにちなんだ作品も集めてみました。
当時のギタリストやギター界がこの巨匠にたいして大きな尊敬や、憧れを
抱いていたことがわかります。

・・・ということで
19世紀ギターによるデュオコンサートです。
テルツギターという高音ギターも入れて少し珍しい曲も演奏します。

今回のお相手は活発な演奏活動と
ギターの専門誌などへの執筆などでも有名な富川勝智氏。
富川HP: http://guitar.sakura.ne.jp/

そして選曲はベートーヴェンに少し寄せてみました。
ベートーヴェンが当時の音楽界に与えた影響は計り知れないものがあった。
そんな様子をギター曲(デュオ)から覗いてみよう!という趣向です。

19世紀のオリジナル楽器にこだわるのは
その楽器の中に当時の音楽をそのまま持っているから。
ガット弦を使用するのも
楽器の持っている音楽をうまく引き出してくれるからなのです!

以下、この度の演奏曲をちょっぴりご紹介します(^^)/
シュスター作曲「主題と変奏」はこの度初めて知りましたが
ベートーヴェンの弦楽カルテットの一曲を
そのままテルツギターとギターのデュオに移した作品。
しかもそれに自分の作品番号を付けている(笑)!

ジュリアーニ作曲「グランポプリ」の「ポプリ」とは
様々な香りを楽しむ花束のことですが
音楽では(当時)耳に馴染んだ様々な曲を
ひとまとめに一曲にしたような作品をさします。
“のだめカンタービレ”で一般にも広く知れ渡った!?
ベートーヴェンの交響曲7番が入っているのが印象的ですが
自身の作品「大序曲作品61」もちょっと顔を出したり。
グランとは英語で言うところのグランド、「大きい」という意味です。
大きいことがカッコイイことだった時代です。

カルッリ作曲の「幻想曲」は副題が「ベートーヴェンどっさり」。
このタイトルはわたしが他意無く訳してみたものですが、
富川氏には「ヴェン」と「どっさり」は語呂がイイね!と笑われました(^_^;)
ベートーヴェンばかりを集めたポプリのようなものと思うのですが
メロディから楽曲を探るのに現在少し苦労しています。

ロイエ作曲の「協奏風二重奏曲」は
ベートーヴェンの名こそありませんが作風に強い影響を感じます!

あとは・・・ソル作曲の「ディベルティメント」。
ソルは「ギターのベートーヴェン」と言われているのでしたっけ。
美しいカンタービレ楽章と楽しいポロネーズ楽章の
コントラストが見事で、後期の作品らしい充実した内容を持っています。

まあ、こんな作品を集めた
まさにクラシック音楽~♪という感じのコンサートですが
当時はクラシック、ポップスというようなジャンル分けはありませんでしたから
今の音楽、流行の音楽として楽しまれたものです。
そして、それを今考えうるもっとも当時に迫った音色、アプローチで!

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

最後に、この度ムシカアンティカ湘南に協賛をいただき
演奏時の弦を提供していただきました。
イタリア・トロ社のガット&シルク弦は
演奏性、品質もよく19世紀オリジナルギターだけではなく
レプリカギターにもお勧めします。

ムシカアンティカ湘南HP
http://www.coastaltrading.biz/

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2015年12月23日 (水)

指頭奏法・実践編(2)

指頭奏法の記事、しばらく間が空いてしまいましたが
また続けてみます。

指頭奏法の場合、爪は伸ばさないように処理しますが
爪って短くするとき「切る」って言いますよね。
ですが、実際は削り落とすのが正解です。
経験的には左爪は少し粗目の棒状というか板状というか
金属などでできた爪用ヤスリ(化粧品屋さんで売っているもの)
などが使いやすいのですが、
弾く方の爪は紙やすりで丸く仕上げる方が感触が良いです。

わたしの場合、右爪はまず
ギタリスト御用達のタミヤフィニッシングペーパーの
180番でおおむね削り、削った後のざらつきを均すために
600番で仕上げます。
爪を伸ばさないので爪が出ている部分を削り落とすだけで
形にこだわることもなく、
ゴリゴリゴリ(180番)&シュシュシュ(600番)。それでおしまい。
楽になりました~(笑)

爪アリで弾いていたときは
資生堂の金属爪ヤスリで形を整え
指先からの爪の飛び出し量をコンマ何ミリという単位で調整し
2000番や革などで蛍光灯が映るほど磨きこんでいましたが
今となっては爪アリ時代、恐ろしく神経を使って
研ぐように仕上げていたのが不思議な感じです。

さて、弾き方の続きですが

爪を落としてしまうとどうしても初めは弦がつかみにくくなります。
爪アリのときは弦に指がタッチした際に
爪と肉が同時に弦に触れるようにするわけですが
この時、爪が弦を押さえてくれる役割っていうのが
意外と大きいのです。
爪を落とすとそれをすぐに感じます。

逆に言えばこれまで永年
爪の飛び出し量の分を考慮しながら
タッチの深さやその感覚を調整していたわけですから
その分がないことに身体が戸惑うということでしょう。

まあ、感覚的には指先で弦がすべってしまうのです。
(指先で)掴めない感じ。
掴めていないから弦をリリースする~発音という
一連の流れに進めないエラーが頻発しました。
結果的にどうなるかというと
思ったタイミングに音が出なかったり
指が空振りして思った音量が出せなかったり
あるときは深く当たりすぎて弦を押すだけでリリースできなかったり
なんていうんでしょうねえ、腰砕けってやつです(笑)。

指に引っかかりのあるガット弦でもその調子ですから
表面がツルツルしたナイロン弦ではなおさらひどかったです。

レッスンの時は主にナイロン弦装着の普通のギターを使いますから
生徒さん達には「あれ、先生最近音が出てないな」とか
「弾きにくそうにしてる」とか思われていたかもしれませんね(^_^;)

でもそういう時は・・・我慢が大事かな(笑)
指坊主は修行の道ですから!
もちろん考えることも必要ですが。

いろいろ試行錯誤しましたが
そんな中で一つうまくいく方法を見つけました。
それは・・・

爪と肉の境目のところを使って弦をとらえる
ということ。

爪アリで弾くとき、爪と肉が同時に弦にタッチする
ということはさっき書きましたが
その爪を短くしていくと、
爪を弦に当てようと、どんどん指は関節を曲げ
丸い手(猫の手?)で弾くようになっていきます。
その調子で爪なしに持ち込むようなイメージで
爪と肉の境目のところに弦が当たるようにして
というか、そこに乗せるような感じでクイと押す。
そうすると弦が若干押されて、
そのたわみで指が抜ける→発音という感じ。
もちろん、基本はアルアイレです。
(アポヤンドについては後回し)

これは案外よい結果を出しました。
慣れてくると割と安定して良い音が出ます。
技術的にもそんなに複雑ではないし
表面版と平行に弦を振動させるという方向にもかなっています。
ナイロン弦でもだんだん弦をつかめるようになってきました。

この弾き方を一時期かなり研究していましたので
その頃、指頭奏法の弾き方に関する質問を受けたり、
話題にしたりなどそんな話をした方には
「今はこうやっている」的に紹介したこともありました。
そうそう、このやり方でたくさん弾くと
爪と肉の境目のところが痛痒くなりました(^_^;)

ただ、この弾き方(タッチ)は
やっぱり爪に頼っているのですよね。
爪を削ってすぐに弾いている時は良いのですが
少しでも伸びてくると弦に当たるし、当たればガット弦も痛みます。

やっぱりこれでは指頭とは言えないかなぁ。
もう少しタッチの研究を進めないといけないかな
そんな気にもなりました。

つづく

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