ライブ告知:2月27日&28日(本郷&玉川上水)
19世紀オリジナルギターによる
DUOコンサート
~ベートーヴェンへの憧れ~
協賛:ムシカアンティカ湘南
後援:(株)現代ギター社
《2公演》
2月27日(土)14:00~名曲喫茶カデンツァにて
都営大江戸線・東京メトロ丸の内線「本郷3丁目」より徒歩。
カデンツァHP
料金:3000円(1ドリンク付) 要予約
2月28日(日)14:00~ ホームギャラリー・ステッチにて
西武拝島線・多摩モノレール「玉川上水駅」より徒歩。
料金:前売(予約)3000円 当日3500円※前売・ご予約は前日までの扱いです。
ホームギャラリーステッチ・アクセス(ステッチHPにリンク)
お問い合わせ
tomikawaguitar@gmail.com (富川)
i.has@nifty.com (長谷川)
カデンツァ・・・03-5844-6807 (2月27日公演のみ対応)
19世紀ギター“愛”…もう、これしかない!
楽器、楽譜はオリジナル。弦も当時のレシピで作られたガットやシルク
のものを用いて、ギター黄金期の19世紀ヨーロッパ・ロマン派の時代に
愛されたサウンドやその文化に敬意を持って迫ります。
プログラムにはベートーヴェンにちなんだ作品も集めてみました。
当時のギタリストやギター界がこの巨匠にたいして大きな尊敬や、憧れを
抱いていたことがわかります。
・・・ということで
19世紀ギターによるデュオコンサートです。
テルツギターという高音ギターも入れて少し珍しい曲も演奏します。
今回のお相手は活発な演奏活動と
ギターの専門誌などへの執筆などでも有名な富川勝智氏。
富川HP: http://guitar.sakura.ne.jp/
そして選曲はベートーヴェンに少し寄せてみました。
ベートーヴェンが当時の音楽界に与えた影響は計り知れないものがあった。
そんな様子をギター曲(デュオ)から覗いてみよう!という趣向です。
19世紀のオリジナル楽器にこだわるのは
その楽器の中に当時の音楽をそのまま持っているから。
ガット弦を使用するのも
楽器の持っている音楽をうまく引き出してくれるからなのです!
以下、この度の演奏曲をちょっぴりご紹介します(^^)/
シュスター作曲「主題と変奏」はこの度初めて知りましたが
ベートーヴェンの弦楽カルテットの一曲を
そのままテルツギターとギターのデュオに移した作品。
しかもそれに自分の作品番号を付けている(笑)!
ジュリアーニ作曲「グランポプリ」の「ポプリ」とは
様々な香りを楽しむ花束のことですが
音楽では(当時)耳に馴染んだ様々な曲を
ひとまとめに一曲にしたような作品をさします。
“のだめカンタービレ”で一般にも広く知れ渡った!?
ベートーヴェンの交響曲7番が入っているのが印象的ですが
自身の作品「大序曲作品61」もちょっと顔を出したり。
グランとは英語で言うところのグランド、「大きい」という意味です。
大きいことがカッコイイことだった時代です。
カルッリ作曲の「幻想曲」は副題が「ベートーヴェンどっさり」。
このタイトルはわたしが他意無く訳してみたものですが、
富川氏には「ヴェン」と「どっさり」は語呂がイイね!と笑われました(^_^;)
ベートーヴェンばかりを集めたポプリのようなものと思うのですが
メロディから楽曲を探るのに現在少し苦労しています。
ロイエ作曲の「協奏風二重奏曲」は
ベートーヴェンの名こそありませんが作風に強い影響を感じます!
あとは・・・ソル作曲の「ディベルティメント」。
ソルは「ギターのベートーヴェン」と言われているのでしたっけ。
美しいカンタービレ楽章と楽しいポロネーズ楽章の
コントラストが見事で、後期の作品らしい充実した内容を持っています。
まあ、こんな作品を集めた
まさにクラシック音楽~♪という感じのコンサートですが
当時はクラシック、ポップスというようなジャンル分けはありませんでしたから
今の音楽、流行の音楽として楽しまれたものです。
そして、それを今考えうるもっとも当時に迫った音色、アプローチで!
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
最後に、この度ムシカアンティカ湘南に協賛をいただき
演奏時の弦を提供していただきました。
イタリア・トロ社のガット&シルク弦は
演奏性、品質もよく19世紀オリジナルギターだけではなく
レプリカギターにもお勧めします。
ムシカアンティカ湘南HP
http://www.coastaltrading.biz/
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