ライブ告知:9月11日(日) 小平
珈琲とともに楽しむアンティークギターの響き(3)
幻想の古楽器~リラの調べ
9月11日(日)
13:30(OPEN) 14:00(START)
料金2500円(おいしい珈琲or紅茶付き)
席数僅少のためご予約をお願いいたします。
ありがとうございます。チケット完売しました。
会場:永田珈琲『こもれび』にて
(小平市美園町1-6-1-2F)
西武新宿線小平駅南口ロータリー右手
グリーンプラザ2階
ご予約:i.has@nifty.com はせがわ
去年の秋よりやらせていただいている
小平の名店永田珈琲でのライブ、今度で3回目となります。
毎回、アンティークギターの響きを楽しんでいただいていますが
今回はリラという楽器を聴いていただくことにしました。
18世紀末、ヨーロッパに生まれた優雅な竪琴型フォルムのリラは
当時の人々が持っていた古代ギリシャへの憧れが結晶化した
ファンタジックな弦楽器でした。
アポロンの竪琴のフォルムとギターの融合ですが
この楽器成立当時のギターは5複弦でしたから
6単弦というのはハープの音色や音域拡張を狙っているのかもしれません。
ずいぶん流行したという記述も見られますが
しかし、のちにギターは6単弦になりましたから
リラはほとんど飲み込まれ
流行も30~40年程度だったようです。
カルッリ、カルカッシ、ジュリアーニなど
19世紀初頭の著名なギタリストも
リラのための(というかリラでもどうぞ的な)作品を残しています。
例えば上は今度弾くジュリアーニのアイルランド民謡集ですが
ギター、あるいはリラの独奏用とあるでしょう?
リラはギリシャブームによって広まった楽器ですから
絵画などにも時々登場します。
こんな感じの優雅なイメージ。
ライブ当日はひげで坊主のおじさんなので
目をつぶってこういうのを想像してください(笑)
演奏フォームはこれらの絵画を参考にしています。
これはベートーヴェンを描いたもの。
なんと左手にはリラが!
まあ、古代ギリシャへの憧れが竪琴として表れている例は
実はすごく身近にありまして、これ。
ギターの糸巻(マシンヘッド)ですが
リラが入っているでしょう!
さて、今回のライブですが
使う楽器がレプリカ(ゲリー・サウスウェル1988年)というのもあり
弾く方もファンタジーを広げて、音色やイメージに合いそうなものを
古今から選んでみました。
12~13世紀ごろの音楽
エスタンピや聖母マリア頌歌集(芳志戸幹夫編)、
ルネサンス
ミランのパヴァーヌ第3番
ダウランドのプレリュード
ルドビコのハープを模したファンタジー(ムダラ)
ケンプ氏のジグなど
19世紀の音楽としては
先ほど表紙を出した
ジュリアーニのアイルランド民謡集から
春の日の花と輝く・ロビンアディア・ギャリーオウエン
近現代のものとして
プーランクのサラバンド
ヨハンソンの魔法のセレナーデ
ヨークの8つの眼識
・・・もう少し加えるかもしれませんが
こんな感じで聴いていただこうと思っています。
世界でも珍しいリラの音色と味わい深い音楽を
薫り高い珈琲とともにぜひお楽しみください。
過去2回は席が埋まったので
予定がついたら、早めにご予約が吉(^o^)丿!
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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