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2016年12月 8日 (木)

テルツギター 弦交換 ハナバッハ/テルツギター用弦

Dsc00781

テルツギターはもともと19世紀ギターの一種で
通常のギターより短三度高く調弦する小型のギターです。

ヨーロッパ各国のスタイルで見られますが
特にドイツ、オーストリアなどでよく使われたようで
シュタウファー系のものをよく見ます。

古いギターでは「これがテルツギターです」
なんてラベルに書いてあったりはしないので
だいたい弦長で580mmを切ってくるとテルツギターかな?なんて思います。
ちなみにジャーマンスタイルのギターはそもそもが弦長短めで
610mmとか600mmなどは普通の弦長なのです。

さて、
この楽器は野辺正二氏2003年製作のものでシュタウファーモデル。
野辺さんは溝カルでおなじみ、かの溝渕浩五郎先生所有の
シュタウファー(アントン)を預かっており
それをもとに、シュタウファーモデルを製作していました。
野辺さんらしく、良材を使って細部までかっちり作られていて
澄んだ爽やかな音色がしています。


今日は
来年1月28日の古楽器トリオ武蔵村山公演での使用を視野に
これの弦交換をしました。

今回このギターにはナイロン弦を張ったのですが
ハナバッハからリリースされているテルツギター用のセットを選びました。

以下データです。
(低音弦はデータを取ってもあまりあてにならないので割愛しています)

======================

野辺正二作 テルツギター/シュタウファーモデル
弦長570mm 張力はA=415で算出
ハナバッハ・テルツギター用弦 太さは張る前に計測した。

1弦 ナイロン0.57 5.156k
2弦 ナイロン0.72 4.310k
3弦 ナイロン0.96 4.827k

ちなみに、以前張っていた弦はハナバッハのイエローラベル
ギターショップアウラHPにあったデータによると

1弦 0.71 7.467k
2弦 0.81 5.455k
3弦 1.01 5.343k

となる。
張ってあった弦をはずして計ると元の太さより
およそ0.1から0.2ミリ程度は細くなっている。(引っ張られて伸びたため)

イエローラベルの時はコロコロと丸く、太く、力強い音だったが
テルツ用弦に変えるとテンションを下げた時特有の“楽な鳴り方”になったと感じる。

力強さは落ちるのだが、余韻が伸びるようになり
音色のバラエティが増え、華やかな色合いが出てくる。

どちらが良いかは少々迷うところだが、
もともと鳴りはある楽器なので今回はこちらで行ってみようと思う。

話は脱線するが
ナイロンで0.6mmの弦はガット弦では0.55mm程度の弦と同等のテンションになる。
19世紀ギターなどで、ナイロン弦仕様で
ハナバッハのイエローやダダリオのライトよりテンションを下げたい場合の
一つの選択肢になると思う。

ハナバッハテルツ弦は池袋のギターショップ、ファナで扱っている。
ただし、残念ながらばら売りはされておらずセット販売のみ。

これより細い弦としては同じくハナバッハからアルトギター用弦が出ている。
データを見ると高音弦はテルツギターと変わらない程度にみえるが
うろ覚えの記憶では低音弦はかなり細かったように思う。

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