ガット弦を弾こう!会
先日は愛器ラコートを持って茅ヶ崎はムシカアンティカ湘南(MAS)に出かけました。
建孝三先生ともお会いし、ガット弦談義、19世紀ギター談義もろもろ。
上の写真はMASの渡邉さんに撮影していただいたもの。
楽しいひと時をコーディネイトしていただき、ありがとうございます!
建先生も素晴らしいオリジナルラコートをお持ちで
こんなすごいギターがあるのならぜひガット弦をということで
いろいろ試していただいています。
多くのギタリストはガット弦を使うとその音色は気に入っても、
爪によってすぐに弦が傷んでしまうことに参ってしまって?
しばらくするとナイロン弦に戻してしまうことがままあるのですが
建先生の場合は繊細なタッチコントロールと
いわばガット弦専用のタッチを研究することで
(まだ研究過程とのことですが)割とよい感じに使えていました。
わたし自身ははガット弦を存分に使いたいばかりに
指頭奏法に転向し、
ようやっとナイロン弦も指頭で弾けるようになってきましたが
ナイロン弦を弾く爪を持ってガットも弾ける
ハイブリッドなテクニックもきっと存在するのだと思います。
アグアドは爪を使って弾いていたともいいますし
ガット弦使用に際して爪のあるなし(爪を当てるか当てないか)は
どちらもアリなのでしょう。
大事なのは、ナイロン弦を弾くようにガット弦を弾いてはダメだ、
ということなんですねえ。
建先生の様子を拝見して、改めて思いを強くしました。
あと、19世紀ギターの音色はやっぱりガット弦がデフォルトです!
ナイロンともカーボンともナイルガットとも違う、
深みとともにカラフルな音色を持った本来の音がそこに浮かび上がりました。
あ~、爪奏法と指頭奏法で「二人の友」を弾いてみたい!と
心に強く思いました(^o^)丿
ここMASではトロというイタリアのメーカーのガット弦で
ギター用のセットが用意されていています。
低音弦はノーマルとライトの2種があり
高音弦は微妙なゲージも相談に乗ってもらえるので
サバレスやアクイラのセット弦よりもライトな
19世紀ギター向けの組み合わせも割と手軽に用意してもらえます。
ガットを試してみたいけど個人輸入はハードル高いし
どんなゲージを張ったらいいかわからないし・・・
なんて方はぜひ問い合わせてみてください(^o^)丿
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