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2017年4月18日 (火)

19世紀に「チェンバロ」 その1

20170418130046

GG連載ネル・コル記事の続きばなしです。

上の画像はジュリアーニの作品65、ギターと鍵盤バージョンの表紙ですが
タイトルには「ギターとチェンバロ」とあります。

この作品が作られた時期はギター五重奏バージョンとほぼ同じ
1815年前後のようです(出版は1823年)。

その当時にチェンバロもあったとは思いますが
楽譜はダイナミクスの指示もあって、ピアノ用に見えます。
まあ、実際に相手をしたと思われるフンメルさんは
いわゆる当時のピアノで弾いたと思います。

何だろうなあ、思って検索してみると、興味深い記述が見当たりました。

GGサロコンでリュートチェンバロ(ラウテンべルグ)の演奏が大好評で
ギター界にも名前が知られている渡邊順生氏のインタビューより

「チェンバロ」という呼称ですが、18世紀にはピアノもクラヴィコードも含めて、
 有弦鍵盤楽器はみんな「チェンバロ」なんです」
http://www.cembalo.com/instruments/writings37e.htm

こういうことが、19世紀になってもまだ(一部に)残っていたのでしょうかねえ。

ネル・コルの作曲者パイジェッロのイメージとかもあるのでしょうか。。。


そう言えば、全然関係ない話ですが

ブリームが編曲したボッケリーニの序奏とファンダンゴ、
チェンバロと書いてあるのに、明らかにピアノ的な楽譜で

チェンバロ奏者に見せると
「ああ、これはチェンバロの楽譜じゃないよ、こうは弾けない」と言われ

ピアノ奏者に見せると
「チェンバロって書いてあるじゃん」と言われた・・・

という経験を、ふと思い出しました(笑)。

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