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2018年4月

2018年4月27日 (金)

クルト ホイヤー 1964年 ウインナー&スパニッシュ・ハイブリッドギター

Dsc01464

クルト・ホイヤー 1964年(ドイツ) 弦長625mm
スプルース・メイプル
R.Kurt Hoyer 1964

ちょっと面白いギターです。

ホイヤーギターで調べてみると
こんなサイトが当たって(クリック)
19世紀からあったメイカー、ホイヤー家の一派ではないかと想像するのですが
Kurtの名前は出てきません。


このギターについてはシュタウファーからの流れのウインナーギターと
スパニッシュクラシックギター・・・つまりモダンギターとのハイブリッドを感じます。
加えて言えば、このフォルムが
ドレッドノウトなどのフォークギターとも重なって見えます。

弦長は625mmと短め。
でも、ボディが大きめなのと、ネックも四角くゴツいので小型には感じません。
高音は20フレットまで延長されています。

横裏板は綺麗なメイプル。

Dsc01465

ウインナーギターの流れを感じさせるのは
シュタウファーのレニャーニモデルにある、弦高調整システムを持っていること。

Dsc01466

この穴にウオッチキー(時計のぜんまいを巻くカギ)を突っ込んで回すことで
弦高が変化します。

Dsc01468

12フレットから先は表面版に接しておらず、浮いています。
前出のキー操作によって、ここが動くからです。

キーを最後まで緩めると、ネックを外すことができます。

表面版の力木はモダンギターにあるようなファンバーリング(扇状配置)。
低音側に1本短いのが追加された8本バーでした。

ボディがスパニッシュ、ネックがウインナーというのは
20世紀前半のドイツなどでは
他のメイカーでも時々あるようですが
わたしも試奏したことがあります。

Dsc01144


これは都内某所にて拝見させていただいたもの。
メイカーはハウザー1世1926年。う~ん、良い音だぁ~。
この頃、セゴビアからの依頼を受けて、様々な形を実験していたのでしょうか。
後のスパニッシュほどは粘りませんが
それまでのウインナーよりはずっと円やかな方に傾いている
スパニッシュギターとは何なのか、
その神髄を探っているようなハイブリッドでした。

閑話休題・・・話を戻しますと

ホイヤーギターもやはり少しスパニッシュ離れしています。
時代的には1964年ですから、
世の中のクラシックギターは十分スパニッシュ化されています。
なのでこのモデルは、あえてスパニッシュを目指さなかったというか
やっぱり、ジャーマン的なものとのハイブリッドを
目指していたのではないかと思います。

ハウザー1世のような凄みや格調こそありませんが
やや硬質で品の良い透明な音がコンコンと響く感じ。
単音も和音も爽やかな気分を持っています。
アコースティックギター系なんでしょうか。

ラベルはというと
Dsc01469

こんな感じ。

R. Kurt Hoyer - Lauten und Geigenbauer - Mannheim S 2,11 Anno 1964

とありました。

Lauten und Geigenbauer は
リュートとヴァイオリン製作者と訳すようですが
ルシアー(ルーティエ)みたいな、弦楽器製作家みたいなことでしょう。
割と、クラシカルな表記のラベルです。

このギターは今度のアイリッシュハープとのライブで使うことにしました。
アイリッシュハープとの時は、あまりねっとり粘らないギターの方が気分です。
19世紀ギターのレプリカも試してみたのですが、
どうも少し音色が優しすぎる傾向があって、
もっと音が張っていた方がいいかな、と思ってこれを選びましたが
なかなかイイ感じで響きあっています。

アイリッシュハープとのライブは5/13(日)
よろしかったらぜひ、このギターの音色も楽しんで行ってください happy01
ストラップボタンもあるので立奏でいこうと思っています。

180513
(チラシクリックで大きくご覧いただけます)

紹介記事はこちら(クリック)

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むさむらギターサークル 第6回定期演奏会

Photo

わたしの指導する「むさむらギターサークル」の定期演奏会が近づいてきました。
サークルメンバーさんたちによる合奏
および重奏と独奏です。
わたしは指揮と講師演奏で参加します。

むさむらギターサークル 第6回定期演奏会
2018年6月24日(日) 13:30開演 入場無料
会場:武蔵村山市民会館 さくらホール(小)

問い合わせ 090-2541-9889(かわしま)

プログラム
風の丘(ジブリ映画より)
赤い靴(本居長世)
みだれ髪(船村徹)
見上げてごらん夜の星を(いずみたく)
パッヘルベルのカノン ほか

皆様のお越しをお待ちしております。

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2018年4月25日 (水)

ソル 第一歩 ~ 岡野聡子さんと


Le premier pas vers moi, Op 53 F Sor わたしの方へ第一歩(ソル 作品53)
岡野聡子 Satoko Okano 長谷川郁夫 Ikuo Hasegawa
使用ギター
岡野・・・水原 洋 1992年 no,129(ラコートモデル)
長谷川・・チマーマン ca.1927(シュタウファー派レニャーニモデル)

昨日はギタリストの岡野聡子さんが19世紀ギターを持って遊びに来てくれました。

19世紀ギターもよく弾かれる岡野さんのお名前は以前から存じていましたが

3月のわたしのライブにいらしてくださりそこで面識を得ました。


「ぜひ遊びにいらしてください、19世紀ギター談義でもしましょう」

とお誘いしたところ、

お忙しい中、さっそくいらして戴けた、というわけです happy01


19世紀ギターやその時代にまつわるいろいろな話や

それぞれの想いなども語り合ったりして・・・


やっぱり、音楽はいいですね。


今日で二度目なのに、話がはずんで本当に楽しい。


そして、さあギターを弾きましょう!

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岡野聡子さんも立奏をされるので、立奏談義などもしつつ

そうやって撮ったのが上の動画です。

岡野さんは、品よく凛とした演奏が素敵です。

そして、出会って初めてのお手合わせなのに

アンサンブルがとても合わせやすい!


知り合った方が、ギターを持って遊びに来て

おしゃべりに花を咲かせ、音でもおしゃべり。

なんと至福の時間でしょう!音楽があってよかった。

きっと19世紀の人もこうして楽しんだことでしょう。

2

この日はテルツギターとプライムギターの重奏も楽しみました。


楽しい時間はあっという間ですね。

またやりましょう!楽しい企画も考えられたらいいね!と

お開きにしました。

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終了:第23回発表コンサート

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2018.4.22たましんリスルホール(立川市民会館)にて

先日の日曜日はわたしの教室の第23回発表コンサートでした。

生徒さんにとって1年の集大成。

心のこもった演奏をたくさん聴くことができました。

応援にいらしたご家族・お友達のみなさま

ありがとうございました。

演奏した生徒さんたち、おつかれさまでした。


教室としてはここで一区切り。

GWが明けたら、また新しい一年の始まりです。

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発表演奏の一コマ。

19世紀ギターの生徒さんとの重奏です。

100年以上前のオリジナル楽器、ガット弦はもちろん

最近では立奏もレッスンに取り入れています。

さらに・・・よく見てくださいね、

生徒さんの方はテルツギターを使っています。(本人所有)

なんとマニアックな(笑)!


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発表コンサートのウエルカムボードを

こちらの生徒さんが手作りしてくれました!!

大感激です。 今後大切に使わせていただきます (^o^)丿

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これは、出演した生徒さんへの参加賞で

今回はこんなシールを張ってみましたが・・・

ひっくり返して裏を見てみると

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名称に注目「長谷川音楽教室菓子」!

ここにオフィシャル参加賞が誕生。

ムラリの皆さん、ありがとうございます。

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いつも素晴らしい働きをしてくれる田村先生との二重奏(講師演奏)は

ダカンのカッコウとS&Gの明日にかける橋。

田村先生いつもありがとう。今日もおつかれさまでした。

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2018年4月16日 (月)

ライブ告知:7月8日(日) 立川・玉川上水駅

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ウクレレ&ギター サマー コンサート
2018年7月8日(日) 14:00開演

出演:i-leaf 小山葉子(ウクレレ・ボーカル) 長谷川郁夫
会場 ホーム ギャラリー ステッチ
場所 西武拝島線・多摩モノレール 玉川上水駅より徒歩10分
料金 前売 2500円  当日 3000円
問い合わせ&ご予約 i.has@nifty.com (はせがわ)

プログラム
天使のセレナーデ ハナレイ・ムーン
少年時代 トップ・オブ・ザ・ワールド
オー・シャンゼリゼ カマラニ・オ・ケア・ウカハ ほか

ハワイアンとポップスを集めたウクレレとギターのライブ、今年もやります happy01

みなさまのお越しをお待ちしております。

以下は、2016年の同ライブより。

i-leaf HP

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2018年4月15日 (日)

弦月ギター試奏

Photo

一昨日は独自の視点でギターを研究している小林さんのところへ行ってきました。

小林さんの作るギターは「弦月ギター」と命名されていて

わたしは新しい弦月ギターができるたびにお邪魔して試奏しています。

今回はメイプルのサイドバックで作られたギターを弾いてきました。

同じつくりのローズやマダガスカルと比べると

メイプルがどういう音を持った素材なのかがよくわかります。


弦月庵~小林工房(研究所?)には

板の状態の木に振動を与え、音楽を再生する装置があり

これでCDを再生し音を聴き比べたりするのですが

その種類によって特性が異なったり

同じ銘柄の材でもよく鳴ったり鳴らなかったりして

いろいろ個性もあることがよくわかります。


そして、メイプル材で聴いた音と

メイプル材で作ったギターはやっぱり

その特性が共通している

・・・つまり、材の特性が楽器に反映しているのです。


当たり前と言えば、当たり前かもしれませんが

大変画期的な経験で、毎度感動します。


製作の専門家はタッピングなどでそれを判断するのでしょうが

わたしなんか全然わからないし、

そもそも叩いてもうまく鳴らないし(笑)

でも、この装置なら一目(一耳)瞭然でわかります。


メイプル材はよく振動し円やかな音色を持っていました。

ローズやハカに比べると高域の減衰が多いのですが

沈み、曇った感じではなく優しく穏やかな感じ。


今まで経験したギターでメイプルのを思い出してみると

確かにそういう傾向があります。


弦月ギターはボディ全体を共振させる(共鳴ではなく)ような

コンセプトで作られていて、

反応が早く、バンバン音が出る傾向があるので

この円やかなメイプルとの組み合わせは

暖かく穏やかな方向に向いた感じで操作もしやすく

なかなか良かったです。


ただ、ローズ系の楽器に持ち変えると

凛として澄んだ音色を感じ、こちらもいいんだよなー。


結局、どちらが良いとは言えなくなる自分がありました(笑)


弦月ギターについては

クラシックギターとしては完全なニューコンセプトなので

説明するのが難しい部分があるのですが

非常に興味深いシステムで作られています。

そのうちに、このブログで紹介したいと思っています。

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2018年4月10日 (火)

終了:ギターサークル響 第21回ぽこぽこ音楽会(定演)

Photo

去る4月8日(日)は、わたしの指導するギターサークル響の定期演奏会でした。

今回のトピックスはギターサークル響がサポートして1年半続けてきた

初心者講習会に参加してこられた方々。

スマイルというグループ名で合奏の初ステージに立ちました happy01


それと、響メンバーのお嬢さんがダンスのプロという事で

ギター重奏とダンスのコラボ! お客さんにも大好評でした。

当日のプログラムは以下の通り

第1 部
<合奏>
1.ガボット Ⅰ,Ⅱ BWV1012 バッハ作曲
2.ロシア民謡メドレー ロシア民謡~加藤繁雄
~カチューシャ、トロイカ、山のロザリア、一週間~
3.シンコペイティット・クロック アンダーソン作曲
<重奏>
4.津軽海峡冬景色 三木たかし~長谷川郁夫
5.ミスター・ロンリー ヴィントン作曲

第2 部
<合奏>
6.アニー・ローリー スコットランド民謡
7.蒼いノクターン モーリア~長谷川郁夫
8.レディ・マドンナ レノン&マッカートニー作曲
<重奏>
9.涙のトッカータ ローラン作曲
10.アリア テレマン作曲
エスパニア・カーニ マルキーナ作曲

第3 部
<独奏>
11.講師演奏 エターナリー チャップリン作曲
<合奏> 「スマイル」(講習会チーム)による
12.ひとりの手 シーガー~長谷川郁夫
13.ブンデスリート モーツァルト作曲
14.峠の我が家 アメリカ民謡
15.森へ行きましょう ポーランド民謡~長谷川郁夫
16.オジェ・コモ・バ プエンテ作曲
<全員合奏>
17.パーセルのカノン
<合奏>
18.エデンの東 ローゼンマン作曲
19.踊り明かそう ロウ作曲
アンコール 響のワルツ 長谷川郁夫作曲

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2111
響のみなさんによる合奏

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これがダンスとのコラボ。曲はミスター・ロンリーでした。


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初心者講習から1年半のスマイルさん。
ドキドキもしたけど、立派な演奏でした。


Photo_3
全員合奏!
こぼれイクラならぬ、こぼれ奏者という、なんとも豪華な様子。

みなさんよく頑張って、打ち上げも盛り上がりました!

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