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2018年9月11日 (火)

終了:GGサロンコンサート「19世紀ギターの世界」

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先日9月7日はギターの殿堂GGサロンでコンサートをさせていただきました。

お集まりいただいたみなさま、ありがとうございます。

現代ギター社のスタッフのみなさまにも大変お世話になりました。


この日は植木和輝氏とともに19世紀ギターによるデュオを中心に演目を構成しました。


シュタウファーやラコートなどオリジナル19世紀ギター、

ガット弦の使用、指頭奏法、そして立奏。

非常に近いアプローチで音楽をする植木さんとは、

住まいが遠くても(植木さん新潟・わたし東京)、年齢が離れていても(笑)? 

非常に親密で楽しい音楽を作ることができました。


やはり、19世紀ギターでの立奏は良いです。

どっしり安定させないところが音楽をカラフルにする感じがします。

技術的には固定し安定させた方が頑張りが効く部分もありますが、

リズムや音楽には立った方がヒラリヒラリとのりやすい。

結局グラグラは自由。グラグラをコントロールすることが

演奏や音楽の本質なのかもしれないと思ったりします。

不思議なものですね。


会場ではたくさんの拍手を戴き大感激。happy01


来月10/13には植木さんの地元、新潟で同公演を行います。

以下、この日のプログラムです。

前半
(シュタウファーとラコートのデュオ)
3つの序曲Op.105よりオペラ「隊商」の序曲(グレトリ~カルッリ)

(シュタウファー作テルツギターとプライムギターによるデュオ)
ドイツの歌「真夜中に」(メルツ)
タランテラ(メルツ)

(植木和輝ソロ シュタウファー使用)
18の漸進的な練習曲 Op.51より(M.ジュリアーニ)
第13番 アレグレット
第14番 グラツィオーソ

10の練習曲より(G.レゴンディ)
第1番 モデラート

ソナタ第2番 Op.31より(W.T.マティーカ)
「アンリ4世万歳」による変奏曲

(シュタウファーとラコートのデュオ)
オペラ「セビリアの理髪師」序曲(ロッシーニ~ジュリアーニ)


後半

(ハウザー1世ウインナーモデルによるデュオ)
ソナタ第1楽章(シャイトラー)
主よ人の望みの喜びよBWV147(バッハ)
G線上のアリアBWV1068(バッハ)

(長谷川郁夫ソロ ラコートのリラギター使用)
6つのアイルランド民謡Op.125より(ジュリアーニ)
春の日の花と輝く
ロビン・アディア
ギャリー・オウエン

(シュタウファーとラコートのデュオ)
ランクラージュマン Op.34(ソル) 

アンコール
月光のデュエット(デラマサ編)

使用楽器
植木
J.G.シュタウファー・レニャーニモデル c.1830
H.ハウザー1世 ウィンナーモデル 1931

長谷川
R.F.ラコート 1828
J.G.シュタウファー・レニャーニモデル・テルツギター c.1830
R.F.ラコート・リラ 1828
H.ハウザー1世 ウィンナーモデル 1937

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リハーサルの様子。
遠方から来てもらっている植木さんとは
リハや音楽について相談する時間は大変貴重です。
本番前、最後の最後まで打合せを綿密に行いました。


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サイズや形の違うギターを持ち換えるので慎重に。
でも、みな同じ時代の仲間と思って
あまり神経質ならないことも大事。
ちなみにこれはテルツギター。
カンカンと明るい良い音で鳴ってくれました。


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この日奏でるギター大集合!
どれも個性的かつ魅力的です。
本番はこんなふうにステージに並べ
その場でどんどん持ち替えて演奏しました。


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楽器のこと、音楽のこと、時代のこと、作曲者のことなどなど・・・
トークを交えながら進めます。


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わたしが持っているのはテルツギター。こども用ギターほど小さな楽器です。
音程的には3フレット分高いだけなのですが音色は明るく、よく鳴ります。
この日はメルツ作品を弾きましたが
メルツのデュオはすべてテルツとプライムの組み合わせで書かれています。


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植木さんのソロ。
ロマンティックなうたい回しとシュタウファーの野太い音色に会場はうっとり。


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わたしのソロはラコート作1828年のリラを弾いています。
この日もファンシーなスタイルが素敵と人気でした。
昔の人のギリシャへのあこがれが結晶化したような楽器です。


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これはハウザー1世作ウィンナーモデルによるデュオ。
実はこの楽器、20世紀の生まれですが
シュタウファーが確立した19世紀ウィンナースタイルとして
最後に出現した最高峰なのです。


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ソルの名作ランクラージュマン。
昔の人もこんな楽器で、こんな音色で楽しく弾いていました。
奏でていると曲の輪郭がどんどん浮き上がってくる感じ。

こういった曲をモダンで弾くのと
当時のギターで弾くのではずいぶん気分が違います。

良し悪しということは無いのですが
あえて例えると
自動車でのドライブとバイクのツーリングが違うような感じ。
ヒラリヒラリと軽やかなんですよね19世紀ギターって。


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アンコールはデ・ラ・マーサによる月光のデュエット。

みなさん、最後までお付き合いいただき
本当にありがとうございました。

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