「古の響き~時を超えて」ダルシマー・ハックブレットとハープのライブ
昨日、9月28日はダルシマー・ハックブレットとハープのライブ
「古の響き~時を超えて」を聴きに
目白の喫茶神居(かむい)まで行ってきました。
中世~バロック、アイリッシュから現代曲まで、
色とりどりな弦の音色でとても楽しめました。
弦の数にしたら総勢で200本くらいはあったでしょうか。
それがすべて開放弦で奏される!←ギタリスト的な発想?
長い余韻でエキゾチックなダルシマー&ハックブレットの金属弦
ゴシックハープとバロックハープは品よく暖かい響きのガット弦
アイリッシュハープはナイロン弦で小さな筐体ながら太く力強い音
それらが織りなす響きはまるで万華鏡を覗いているかのようでした。
ダルシマーの小川美香子さん、バロックハープの伊藤美恵さん、
アイリッシュハープのベテランながら、
今回ゴシックハープを初挑戦で新たな境地を開いた田中麻里さん、
素敵な演奏をありがとうございました。
あ、それと。会場の喫茶神居はオールドビーンズのコーヒーが自慢のお店でした。
わたし初めて戴きましたが、普段のコーヒーとは全然違いました。
味と香りが濃縮されて複雑にまじりあっている感じ。
甘みも多く感じられ、とてもおいしかったです。
かなり高価なコーヒーのようでしたから、
コーヒー付のこのライブ、お得感ありました~(^o^)丿
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演奏者の皆さん。
素敵な演奏をありがとうございました。
この写真は演奏後の写真です。
ホッとした笑顔がいいですね!
そういえば、小川さんと伊藤さんは初対面ですが、
わたしのこと知ってると言われました。
やった!いつも同じ格好している効果がここに(笑)!
これがバロックハープ。
弦の出所が3種類あり、角度をつけて弦が張られています。
両端はキーボードでいうところの白鍵で
左右どちらからも弾けるよう同じ音に合わせてあり、
真ん中の弦が黒鍵の音になっています。
半音を弾くときは指を中に潜り込ませて弦を掴みます。
すごく良い音がしていました!
右がアイリッシュハープ。左がゴシックハープ。
ゴシックハープは元祖ハープというべきシンプルさ。
弦はガットで空間に響くような感じが印象的でした。
ゴシックハープの弦の根元についているのが「ブレ・ピン」
いわゆる「さわり」の装置で、これをオンにすると
俗にいう「ビレ音」が作られ、「ビーン」とか「ビヨーン」というような音になります。
ライブ中は使っていませんでしたが
終わった後伊藤さんにリクエストしたら
快くブレイピンをセットしてパラリと弾いてくれました。
音色が複雑になって、ちょっとリード系の音みたいな感じ。
あるいは人の声みたいな感じとか。
しかも音が大きくなる…いや、違うな。
耳に良く入ってくるようになるのですね。
結果的に良く聴こえるわけですが。
ノイズの効果ってすごいなと思います。
ハックブレット。
この楽器を見ることはあまりありませんが、音色はメディアを通じてよく耳にしています。
聴けば「あー、あの音はこの楽器だったのか」と思われるはずです。
ハックブレットとはドイツ語で「まな板」の意味だそうです。
チョップで演奏する様子も含めて、なるほどと思いました。
エキゾチックな成分をたくさん感じました。
小川さんは日芸卒でわたしの先輩でした!
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