オペラ「セビリアの理髪師」序曲 ロッシーニ~ジュリアーニ編曲 19世紀ギターデュオ
2018.10.13コンサート
「長谷川郁夫&植木和輝 19世紀ギターデュオの世界」より
(新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ スタジオAにて)
オペラ「セビリアの理髪師序曲」序曲(ロッシーニ1792-1861)
ジュリアーニ(1781-1829)の編曲によるギターデュオ
植木和輝(Stauffer c.1830 シュタウファー作 レニャーニモデル 1830年頃)
長谷川郁夫(Panormo 1844 パノルモ作 1844年)
19世紀オリジナル(当時の)ギターによる演奏。
共にガット弦使用、指頭奏法、立奏でアプローチしています。
この曲の元来はオペラ『パルミーラのアウレリアーノ』(1813年作曲)
の序曲として書かれたもので、
ロッシーニはこれを『イングランドの女王エリザベッタ』(1815年)に手を加えて用い
さらに『セビリアの理髪師』でも再び同じ曲を用いているということです。
ジュリアーニの楽譜には「エリザベッタ」のタイトルが書かれていますが、
日本で通りの良い「セビリアの理髪師」の曲名で演奏しました。
ワクワクするようなロッシーニの名曲をギターデュオという
こんなコンパクトな形で聴くことができたら、
それは当時の人たちも大層喜んだことでしょう。
加えて、弾く方にもギター同士の対話を楽しみつつ盛り上がり、
弾き切った後の爽快感・充実感を感じさせるあたり、
ロッシーニに大きなリスペクトを持つジュリアーニの
筆さばきが見事な名編曲と言えます。
コンサートのレポートはこちら
http://has.tea-nifty.com/blog/2018/10/19-bc96.html
同コンサートの東京公演
http://has.tea-nifty.com/blog/2018/09/gg19-c640.html
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