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2018年12月19日 (水)

フィガロ弦のインプレッション

話題の国産手作りプレミアム弦「フィガロ」。

先日注文していた分が届いたので、早速試しています。

今回購入したのは赤青黄色のローテンションとミディアムテンションを1本ずつ。

とりあえず、モダンギターと19世紀ギターレプリカに張ってみました。

Dsc01837

まずは弦長625mmのハウザー三世に青のミディアムテンション。

これまでこの楽器には前に出る感じの音を作りたいときは

サバレス・コラムのミディアムテンション、

バランスよく落ち着きがある音が欲しいときは

サバレス・カンティーガのミディアムテンションを使っています。

フィガロを張る前はカンティーガの方を張っていました。


フィガロの青を張ってみての感想は

フィガロの社長・薮さんがうちを訪問してくれた際におっしゃっていた

「マットな響き」というのをなるほど、という感じで実感しました。

張ったばかりでもギラツキを感じることは無く、太めの音が響きます。

音量はギラつかない分ほんの少し落ちるような気もしますが、

気になる程ではありません。

むしろ、張ってしばらくたつと音色が安定して音量も増したように感じました。


わたしは現在p指も爪を使わず指頭で弾きますし、

低音弦はしばらく使って新品時のギラツキが収まってからが

木と箱と弦が作る楽器本来の音と思っていますので、

はじめからこの音でそれが長く続く(ロングプレイ)のでしたら

この傾向はむしろ歓迎です。


写真ははじめ、赤を張ろうと思ったのでこんな風にとりましたが、

藪さんによると

「青色はフィガロ弦のスタンダードとして
 最初に“自分たちの求める音”を追求し作成したグループです」

とのことでしたから思いなおして青から試しました。

GG誌はテンションのデータ(記事)を見るために準備。


Dsc01838

こちらは19世紀のレプリカギター(田中清人 ラプレヴォットモデル)。

黄のローテンションを試しました。

これまではラベラのレコーディング(413p)という真鍮の磨き弦を張っていました。

19世紀ギターはギンギンいう弦を張ると楽器の音がしないというか、

今風に近づくというか情緒を感じなくなるような気がして、

こんな弦を使ったりテンションを下げたり(ピッチを低くするということ)、

弦が古くなっても使い続けたり(笑)しています。


藪さんによると

「イエローはクラシックギターに最も合うよう調整したグループです。
温かみがあり、少しマットながらも粘りのある音です」

と、青よりマットな傾向ということなので合うんじゃないかと思って試してみました。


さすがに磨き弦ほど音は沈みませんが、ごく自然な鳴り方で良いと思います。

チューニングは415Hz(半音下げ)にしていますが、

これでテンションもまあまあ手に馴染みます。

わたしのことを言えば、もう少しマット傾向でもう少し細い(テンションが低い)

と好みですがレプリカギターには丁度良いくらいかもしれません。


ついでなので高音弦も交換しています。

今回はプロアルテのレクチファイド・モデラートテンション。

プロアルテのレクチファイドシリーズの中ではノーマルテンションの下、

最も低いテンションのセットです。


前の弦は同じプロアルテ・レクチファイドのノーマルテンションでした。

ナイロンの高音弦はガットに比べると素材が軽いせいもあって、

テンションを下げていくとフワつく傾向がありますが

ガットではない選択としてこの辺は一つの落としどころかなという気もします。


カーボン弦は素材が重いので、テンション低めでも鳴る傾向はありますが

弦が細くなることと音程の感じや音色もあまり好みではありません。

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