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2019年3月 4日 (月)

終了:リラギターの愉しみ ~ラコート作1828年を聴く~

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3月3日は小平の名店永田珈琲こもれびにて8回目になるライブを行いました。

この日のテーマはラコートが製作した

1828年のリラギターを聴いていただくというものです。


当日は少し雨模様。

足元のお悪い中、小さな会場ですが一杯のお客様がいらしていただき感激しました。

お集まりいただいたみなさま本当にありがとうございます。


18世紀の成立といわれるリラギター。

当時の人たちのギリシャへの憧れが結晶化した

大変優雅なフォルムとギターとはまた違う典雅な音色。


ギターに慣れていると弾きにくさや不自由さを感じることもありますが

ちゃんと向き合うと実に魅力的な楽器なのです。


しかも、これはかのラコート作!

ホントによくぞ、わが手元に来てくれたものだと思います。


このリラは3年ほど前にやって来て

修理や調整を行い、研究というか慣れというか

いろいろ探りながら弾いていましたが、

ようやく昨年のGGサロンコンサートとその新潟公演で

初めてライブで使いました。


今回はこの楽器のみで演目を組み、

お客様に(わたしも)たっぷりとこの楽器の持つ世界を楽しんで戴く

ということを目指しました。


ライブは楽器のこと楽曲のこと、時代背景や

これらに対するわたしの想いなど、

いろいろおしゃべりを交えながら進めました。

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《プログラム》

3つの華麗なるソナタより第2番 作品96-2 (ジュリアーニ 1781-1829伊)
 Ⅰ.グラツィオーソ Ⅱ.アレグレット

「ギターのためのレクリエイション」
レディースルームのアポロより (ティアベッリ 1781-1858墺)
  ベートーヴェンのメヌエット 神よ国王を護りたまえ(イギリス国歌)
ギタリストのための黄金の本より (コスト 1805-1883仏)
  アダム・ビロウのシャンソン(17世紀) モーツァルトのアダージョ
音楽のパノラマ~136の楽しいギター小品集「かっこう」より (メルツ1806-1856洪)
  夏の名残の薔薇/庭の千草(アイルランド民謡) 赤いサラファン(ロシア民謡)
  ロマネスカ(16世紀のイタリア舞曲) 小鳥ならば/夜汽車(ドイツ民謡)

6つのスコットランド民謡より 作品番号無し (ジュリアーニ)
 ライ麦畑を通って
 オールド・カントリー・バンプキン


「楽しいギターの練習」
練習曲集より (ソル 1778-1839西)
  作品6-8 アンダンティーノ 「門」
  作品35-17 モデラート  「夢」
  作品35-22 アレグレット 「月光」

25の練習曲 作品60より (カルカッシ 1792-1853伊)
  第3番 アンダンティーノ 「陽春」
  第6番 モデラート 「道」
  第12番 アンダンテ モッソ 「うつろい」
  第13番 アンダンテ グラツィオーソ 「西からの風」
  第24番 アンダンテ コン エスプレッシオーネ 「春の訪れ」

6つのアイルランド民謡より 作品125 (ジュリアーニ)
 春の日の花と輝く
 ギャリーオウエン 

リラギターはやさしく穏やかな曲がよく合います。

また、こもれびのような小さなスペースにもぴったり。


後半のソル・カルカッシのエチュードは

「夢」と「月光」以外わたしがタイトルを付けてみるという遊びをしました。

タイトルをつけるだけで

弾く方も聴くほうもその曲にぐっと親しみがわくでしょう?

ジュリアーニのスコットランド・アイルランド民謡集は

表紙に「リラのために」という記述がある作品です。

こうした民謡を竪琴型の楽器で演奏する

というイメージがあったのかなと思わせます。

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木のぬくもりを感じる空間にリラギターの典雅な音色が広がります。
この楽器は弦長58㎝。ギターとしては結構小型な部類です。
絵画などを参考に、(ギターよりも)立てて弾いています。

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これは休憩時間の様子。熱心なお客様からいろいろな質問を受けました。
このスペースは控室がないので開演前や休憩中も
ずっとお客様と顔を合わせているのですが
こうしておしゃべりなどで過ごすのも結構楽しいものです。


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終演。たくさんの拍手をいただき感謝感激!
こもれびギターコンサートのシリーズはわたしにとっても大変楽しいひと時です。


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3月3日はひなまつり。会場の中にもこんなひなかざりが出ていました。


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この日のチラシです。

次回は10月20日(日) 宮林陽子さんのヴァイオリンとデュオを予定しています。


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