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2019年3月10日 (日)

祝!原典版完訳カルカッシギター完全教則本op.59

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先日現代ギター社より「原典版カルカッシギター教則本」が

満を持しての出版となりました。

監修の原善伸先生、翻訳の上谷直子先生、GGスタッフのみなさん

素晴らしい仕事をありがとうございます。

ギタリスト・作曲家・教育者としてのカルカッシのギターへの想いが

まっすぐ伝わる良書です。

19世紀ギターを知り、本来の姿を学ぶ上でも大変役立つでしょう。


というわけで3月9日はGGサロンへ出版記念のコンサートを聴きに行ってきました。

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監修の原先生によるこの出版について中身の紹介と演奏。

翻訳を担当された上谷先生がお話をされるシーンもあり大変興味深く拝聴しました。


わたしはペトルッチで手に入る英語版のファクシミリや

マインツショット版をよく見ていたのですが、

フランス語で書かれたより古い版の方が

信頼性が高いという事実を聞いて反省しました。


終演後は上谷先生からお話を伺う機会もあり、

カルカッシが指頭奏法を勧めていたという記述がある話などは

前段の構え方弾き方の項も含めて19世紀ギターに親しんでいる身には

なるほどとうなずけるところが多くありました。

何にしても、大変収穫の多かったコンサートでした。


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席はもちろん最前列確保!
今回は最前列から埋まっていきましたね。
聴衆のみなさんのこのコンサートへの興味が熱いことを物語っていました。


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今回の使用ギターはサントスと黒田ラコートでした。


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これは原先生が集めた資料の一部。
この付箋は先生の研究の証し!
一番上の楽譜は初版のファクシミリ(仏語)ということでした。
これがカルカッシ先生の意志として一番信頼できるもののようです。
欲しいなー。


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以下、様々なカルカッシ教本。
1960年代ごろのギターブームの影響からかいろいろな先生が監修された
たくさんのカルカッシ教本(日本語訳)が出版されたようです。
わたしはこの手のものは溝カル、阿部カルくらいしか知らなかったので、
このたくさんの本には圧倒されました。


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1853年版のこれは英語があり割と見やすかったので
よく参考にしていましたが、これすらもミス、改変、削除などがあったのですね。

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FBで呼びかけて集めた教本たち。
今時のSNSの繋がりの凄さも実感しました。


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フォントやデザインからして古っぽい!


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ギタリストのための50選、70選で(我々には)おなじみの近藤先生著。

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これはペトルッチでダウンロード可能ですね。


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1934年、戦前に出版されたもの。
もう、ページをめくるごとに壊れていくような(笑)!
歴史を感じますねー。


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この出版は実に快挙!とても素晴らしいです!(^^)
わたしも巻末の広告で応援しましたが
実物を見たら原先生の広告の隣で恐縮しました。

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