立奏へのヒント ストラップを2本使う方法
わたしは数年前から19世紀ギター演奏時を中心に
ストラップ使用した立奏を多くおこなっています。
立奏は身体が自由に動くので
リズムに乗りやすかったり曲想の表現がしやすかったりと
音楽がアクティブな方向に進み、予想以上に楽しいものです。
ぜひ、多くの方に立奏を体験していただければと思っています(^^)
というわけで立奏。
やはり最初が戸惑うのですよね (^_^;)
楽器との付き合いは「慣れ」も大切で
それでもしばらく試行錯誤しながらやっていくと
案外何とかなったりもするものですが、
どうしても座奏に慣れたわれわれにとっては
いざストラップをつけて構えてみると、いつもの感じと勝手が変わり、
うまくいかない、弾きにくいと感じることも多いものです。
原因はいくつかありますが
「(座奏で慣れた)ヘッドを高くする構えが維持できない」
っていうのはあると思います。
座れば弾けるのに、立つと弾けない…では凹みますよねえ(笑)
そこで、先日長野は上田の石井栄工房で伺った
ストラップの使い方を一つご紹介します(^^)
これは石井さんがギタリスト、ミヒャエル・コッホ氏から聞いた方法という事でした。
久々にわたしの手書きイラストで(笑)
絵はクリックで拡大表示(別ウインドウ)されます。
ストラップは2本用意します。
外側のストラップは普通に。
内側のストラップは腰を巻くように使います。
これは上から見たところ。
赤い線が腰を巻くストラップという事です。
ストラップピンにはストラップの端っこが3つ来るわけですが
通常のストラップピンでは3つを引っかけられないと思いますので
何か工夫します。
このようにするとヘッドを高くした構えで楽器が固定されます。
手を離してもその角度が変わることはほぼありません。
以前、わたしの師匠の建孝三先生から
「通常のストラップに加えてベルトループ(ベルト?)から
ストラップピンへ紐をつけた」
とうかがったことがありましたが、同じ効果ですね。
ストラップ2本使いは確かに効果がありました。
いま立奏で弾きにくいと思っている方は試す価値ありと思います。
腰を巻くストラップについては視覚的にあまり重装備に見えないほうが良いですよね。
アウトドア屋で売っているような細いナイロンテープを使ったり、
スカーフやショールのような美しい布とかもエレガントでいいかも。
その辺の良いアイデアはいろいろ出そうに思います。
ぜひ、楽しい立奏にチャレンジしてみてください(^^)
今度の9月6日GGサロコンでは岡野さんとわたし立奏で19世紀ギターを演奏します。
こちらもどうぞヨロシク!
石井栄さん、貴重な情報をありがとうございました。
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