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2020年1月

2020年1月31日 (金)

弦を繋ぐ

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今日は19世紀ギターの生徒さんのレッスン中に

わたしのギターの弦が切れてしまいました。

19世紀ギターの弦は高価で貴重ですから

もったいないのでその場でつないだのですが、

それを見ていた生徒さんにはずいぶん感心されました(^^)

まあ切れたあとでも長さが間に合ってまだ使えそうなら、

こういうのも一つと思いますョ。

 

ちなみにモダンギターでも時々やります。

モダンの弦って今はセット販売が多いので

一本切れた時にセットのパッケージから出しちゃうと

一本足りないセットができちゃうじゃないですか。

それで中古弦を張ろうとしても

ちょっと長さが足りなかったりするときとか。

 

結び方はテグス結び(フィッシャーマンズノット)を使います。

やり方はここクリック!

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2020年1月29日 (水)

聴き比べ ハウザー三世1991年とワイスガーバー1918年 「アングレース(カルッリ)」「アンダンテ(アグアド)」

二つのドイツギターを弾いてみました。
ハウザー三世 1991年 00:00~
弦長625mmの「ソロモデル」と言われるもので
いわゆるセゴビアモデルとシェイプも違います。
演奏曲「アングレース(カルッリ)」
H.Hauser lll 1991 solo model [ Anglaise (F.Carulli)] 00:00~

ワイスガーバー(リヒャルト・ヤコブ) 1918年 02:45~
弦長640mmの「トーレスモデル」
ワイスガーバーは旧東ドイツはマルクノイキルヘンの工房で
大変個性的なギターを作っていました。
演奏曲「アンダンテ(アグアド)」
Richard Jacob Weissgerber 1918 Torres model
[ Andante(D.Aguado)] 02:45~

この録画は来る4月に開催する発表会に参加する
子供の生徒さんのために
その子たちがエントリーした曲を参考用に録画したもので、
その生徒さん用に限定公開のつもりでしたが、
たまたま二つのギターで弾いたところ、
けっこう個性の違いが出たことが面白く思い、
合わせて聴き比べ動画として編集してみました。

どちらもリバーブなどの音加工はしていません。

ハウザーもワイスガーバーもドイツを代表するギターで
(スペインギターに比べて)色香が少なく
まっすぐでピュアな「ドイツギターらしい音」を感じますが
こうして比べてみると、ずいぶん違います。
もちろん製作者が違えばそれは当然のことでありますが
共通した部分、相違している部分を聴いていくと
非常に興味深いものです。

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アルペジョーネができました!

先日(1/17-18)長野は上田の石井栄さんの工房に行ってきました。

今回の目的はギタリストなら一度は弾いてみたいアノ楽器!

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チェロのようでチェロではない(べんべん!)

6本弦で24の金属フレット持ち、ギター調弦。

弓で弾くギター。ギターヴィオロンチェロともよばれました。

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石井工房のサロンにて。

これはシューベルトの「アルペジョーネソナタ」で

名が知られる楽器、アルペジョーネでした。

ギターとチェロを融合させた19世紀の発明楽器で、

ギターが弾ければ左手の運指はもうわかっているも同然。

我々にとってはなかなか面白い楽器です。

石井さんがいろいろ説明しながら弾いてくれました。

普段からヴィオラダガンバの合奏サークルに参加している石井さんは

ボウイングもとても上手で良い音を響かせていました。

ちなみにわたしはすごく下手です。。。心はあるのですが(笑)

弾き遊んでいるうちにうまくならないかなあ。

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これは今回のアルペジョーネと同時期に作ったという

中世フィドル(だったかな)。

石井工房は二度目の訪問でしたが

今回もいろいろな音楽談義、楽器談義が楽しいひとときでした。

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石井さん、ありがとうございます(^^)/大切にします。

さあ、受け取りました!
このアルペジョーネがうちにやってきます。

これで何かできるようになりたい(笑)

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さて、以降はせっかくの遠出だったので観光編!

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今年は雪もなくスイスイ。
しかも高速道路は完全に空いていました。
浅間山(ですよね?)が綺麗に見えました。

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上越道と言えば横川SA。
よこかわといえば、これでしょう(^o^)丿
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何が入っているか
どんな味かもわかってるんですが
やっぱり買っちゃうね!
おぎのや峠の釜めし。

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某マジシャン風…ハイ、来てます、来てます。
佐久平も全然雪なし。
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信州上田と言えば真田!
上田城址を散策しました。
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最近あると必ずやらされる顔出しパネル。
わたしがやりたがっているわけではないですよ。

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真田と言えば六文銭。
上田は街中が六文銭でいっぱいです。

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ちなみにこれは六文銭そば。
何でも六文銭だ!
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雷電力士に抱かれてみました。
か、顔が近いっ。

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下りの横川SAではこんな休憩室がありました。
車両や椅子は本物でちょっといい感じ。
また釜めし買っちゃいましたよ~(笑)

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2020年1月13日 (月)

ガット弦と巻弦のこと~ピラストロマスと銀めっき

先日、原善伸先生とチャットにて

ディオニシオ・アグアドやエミリオ・プジョールが教本に記した

爪弾きや指頭引きに関する記述について話していたところ

ちょっと面白いものがありました。

プジョールが自分で使っている弦のゲージに触れています。

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クリックで大きくなりますので是非見ていただきたいのですが

たとえば第1弦で12.5-13.5という数値・・・。

注釈ではこれが1/10mmの単位だというから驚きでした。

だって、これ第3弦でも使わないくらい太いですよ。

わたし「・・・ちょっと考えられませんね、ホントかな(^_^;)」

原先生「この半分ならわかるけどね」

 

それからいろいろ調べていたのですが

以前よくお世話になっていた、ムシカアンティカ湘南の資料ページに

ピラストロの話を見つけることができました。

ガット弦のお話し(クリックで全文が見られます) より

2-4,ピラストロ社の弦の太さ
ガット弦をお好みの方が使っている場合が多いピラストロ社は独自のゲージ(太さ)を表す表示単位「ピラストロマス」を使っており、1pm(ピラストロマス)が 0.05mm 換算となります。

これでプジョール教本の弦のはなしがつながりました。

これはピラストロマスであの数値の1/20がミリメートルなんだと思います。

つまり、原先生のおっしゃる通り半分でした。

文章も挿絵もピラストロですしね。

あー、なんかスッキリしました。

 

巻線の方は「ソルの頃はどんな低音弦を使っていたか」という話題で

もちろん、芯線はシルク(かガット)で異論はありませんが

今回は巻き線の話。

これはフィガロの薮社長ともいろいろ意見を交わしたものでした。

結局19世紀初頭は銀めっき(電解めっき)はまだなんじゃないか

ということで、純銅線を巻くということで合意したのですが、

例えばウエムラ工業HP「めっき産業のあゆみ」には
https://www.uyemura.co.jp/museum/plating/chapter01/index.html

電気めっきの発明
1800年にイタリアの物理学者・ボルタによってボルタ電池が開発されたことは、それまでアマルガム法や置換めっきによって行われていためっき処理方法に大きな変革をもたらすきっかけとなりました。1805年にボルタの僚友のブルグナテリは、ボルタ電池を使って初めて電気めっき(電解めっき)に成功しましたが、当時ヨーロッパで強い影響力を持っていたフランス皇帝ナポレオンとの対立により、彼の研究成果はフランスの学会で隠匿され、実用化には至りませんでした。

電気めっきの実用化
ブルグナテリの後、1830年代から40年代にかけて世界の複数の科学者によって電気めっきの開発が行われ、その技術は産業界に広まりました。イギリスのバーミンガムで金銀玩具の製造業を営んでいたエルキントン商会は、メッキ加工の改良を考え、1840年に電気金・銀メッキの特許を申請し、認可されました。ロシアでは、1858年に首都サンクトペテルブルクにおいて、建物内部に世界で初めて大規模な電気金メッキが施された聖イサアク大聖堂が完成しました。

という話が掲載されており、

ちなみにわたしのラコートは1828年(原先生も同年)なんで微妙~(笑)。

ただ1830-40年代にかけてめっき技術が急発展したのであれば

カルッリ(1770-1841)やソル(1778-1839)の晩年頃は

後の主力となる銀めっき銅線巻の低音弦を試していたかもしれませんね。

では、めっきになる前はどうだったでしょうか。

フィガロで作ってもらった「純銅」(どうだけに?)

あと「純銀」というのは有ったと思います。高価な感じはします。

純銅は素材としてけっこう柔らかいですね。

銅に錫を混ぜたブロンズや亜鉛を混ぜたブラスなども可能性はあるのかなあ。

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2020年1月 7日 (火)

第22回ギターをもっと楽しむ会

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去る1月5日は
教室生徒さんと指導しているサークルのメンバーさんを対象にした
内輪の発表イベント
「ギターをもっと楽しむ会」の第22回がありました。
ご参加のみなさん、おつかれさまでした。
みなさんのお弾き初め、楽しく聴かせていただきました。

音楽、ギターだけで繋がっている仲間!
しがらみもなく、話してても楽しいことばかり。
やっぱり音楽はいいな、ギターは最高だな、
音楽やっててよかったなと思う瞬間です。

終わったあとは新年会で大いに盛り上がりましたよ(^^)
さあ今年もスタート。張り切ってまいりましょう!

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朝9時の開館と同時に準備スタート!
早い人は開館と同時に来てますね。
それぞれ指慣らしと
アンサンブルの合わせなどします。
あと、出番のくじ引き。
この写真は11時からの早め昼食です(^^)
昼食が11時からと早い一番の理由は
12時からスタートするため。
12時に始めないと終わらないんです(笑)
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さあ、演奏スタート。
今回のソロは20名ありました。
音色や演奏にそれぞれの個性が見えます。
わたしと田村先生が講評を書いています。
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これはアラブのウード。
初参加で皆の注目を集めていました。
ギター以外のこんな楽器も出てくるの、
いいでしょう(^o^)丿
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重奏は14組ありました。
個人レッスンを受けている方など
わたしがもう一パートを弾くことが多いですね。
生徒さんとのアンサンブルはいつも楽しいです(^^)
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わたしのオカリナ演奏の伴奏をやってもらってます。
わたしのオカリナ?
もちろんシロートもシロートですよ、
ピョロピョロいっちゃうときもありますが
でもね、気持ちはこもってると思うんだよなー(笑)
ま、気持ちよくやらせてもらってます(^o^)丿
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19世紀ギターを弾く生徒さんも少しずつ増えてます。
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休憩時間はホッとしますねえ!
音楽談義・ギター談義に花が咲きます。
今回、休憩は6回くらいありました。
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これは19世紀ギターの立奏デュオ。
この生徒さんの楽器は1811年だったかな。
もちろんガット弦を張ってますよ!
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サークルから参加の人たちは
自分たちで重奏を仕立ててきたリ。
日ごろからアンサンブルに慣れているので
結構イイ感じでまとまってます。

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これはルネサンスフルートと19世紀ギター。
素朴な音色が響いていました。

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はい、また休憩~!
お菓子や飲み物もたくさん用意しています。
互いに弾いて聴きあうから
初めてでもすぐ打ち解けちゃいますよねー。
何回か出れば顔も覚えちゃいますし(^^)

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これはサークル合奏を披露しているところ。
今回も4サークルがそれぞれの演奏を披露しました。
ちなみにこの写真は
むさむらギターサークル(武蔵村山)
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時間が許せば講師演奏もします。
今回は田村先生とデュオで
二つのマンドリンのための協奏曲(ビバルディ)より
第二楽章アンダンテ を弾きました。
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まじめな講評の時間。
これが終わると打ち上げです!
打ち上げはすぐ呑んじゃうので?
写真がありませんでした(^_^;)
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これが今回のプログラム。
いろんな曲が揃っていて楽しいです。
12時から始めて、講評おわりまで
だいたい休憩込み6時間弱くらいかなー!

もし、うちの教室に入会したり
わたしの指導するサークルに入会されたら
ぜひこの企画に参加してくださいね!
初心者でも全然OKです(^o^)丿
次回は8月の予定!

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