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2020年3月 6日 (金)

アクイラの弦「ガット&シルク」と「セタ」

アクイラ社で作っている
19世紀ギ~20世紀初頭ギター用のセット弦についての覚え書きです。

アクイラ社のHPは以下の通り。
https://aquilacorde.com/en/

19世紀ギター用のセットを見る場合は
上のコンテンツリンク「Modern Music Strings」に進み
さらに「Historical Guitar」と進みます。

するとまずシンセティック素材の弦として
アンブラ800と900、さらにテルツギター弦があります。

800と900は太さの違い(800<900)で
800は19世紀初頭タイプ
900は19世紀末~20世紀初頭タイプ
とされているようです。

リアル素材の方はガット&シルクというセットがあり
こちらも800と900があります。もちろん注目はこちら。

しばらくこれをじーっと見ていたのですが

このガット&シルク800の低音弦だけでも買えるのかな?
と思って問い合わせてみると

「setaっていうのがあるから、それを買うと良い」

と返事が来ました。

セタは絹芯の低音弦を持ったセットで高音弦はナイルガットだったかな。
それがあることは知っていましたが、やっぱりその低音は同じものだったのか。
でも、それを購入するリンクがアクイラHPに無かったんですが
そのメールが来た後にもう一度見てみるとできてました(^_^;)
いま作ったでしょう(笑)?
セタの800と900がありました。

ふーん、と思って眺めつつ、今度は

「セタの低音弦はバラで一本ずつ注文できますか?」

と質問を投げてみました。すると

「今はセット販売だけ。将来的には対応するかも」

くらいの返事でした。なるほど。

さらに眺めているとそれらの弦データ
太さ(ゲージ)やテンション表示がなんか変。というわけで

「HPの弦データ、違ってませんか?」

と訊いてみたら

「ごめん、ごめん」って感じで以下のデータが出てきました(^^)。
あ~、よかったよかった。これで気持ちも落ち着きます。

記号・数値は弦・テンション(kg)・ゲージ(mm)の順。
テンションは弦長650mm、A=435Hzのものです。

seta 800
RE *5,9 0,81 ext
LA *6,7 0,91 ext
MI *5,9 1,15 ext

seta 900
RE *7,3 0,84 ext
LA *8,3 0,94 ext
MI *7,3 1,17 ext

Gut & silk 800
mi *6,5 0,62
si   *6,0 0,79
sol *5,0 0,91
RE *5,9 0,81 ext
LA *6,7 0,91 ext
MI *5,9 1,15 ext

Gut&Silk 900
mi *8,1 0,66
si   *7,0 0,82
sol *6,6 1,00
RE *7,3 0,84 ext
LA *8,3 0,94 ext
MI *7,3 1,17 ext

これで確かにセタとガット&シルクの低音弦は同じもの。
ただし、19世紀ギター用としてはこの800シリーズでも
わたしが使っているゲージより2段階くらい太い(張り強い)ですね。
フィガロの絹芯低音弦は薮さんと相談して
わたし好みに調整してもらったんで(#^^#)
上記よりぐっとテンションが低く設定されています。

あと、高音弦用のガット弦はギター用のセット以外にこちらからも選べます。
https://aquilacorde.com/en/early-music-strings/

上記の場合ラムガットのHU
ビーフガットのニスありHVとニスなしHLから選ぶことになると思います。

ラムとかビーフと聞くとお肉が頭に浮かびますが(笑)

追記
アクイラから来たseta800の弦データから
ガット弦換算値を出してみました。
(キルシュナーの弦計算尺使用)

Gut & Silk800とseta 800(同じもの)
ガット換算値
RE  1.29
LA  1.82
MI  2.29

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