ふつうのギターをテルツギターに魔改造⁉ おしゃべりと聴きくらべ
イタリアのアクイラ社から発売されている
ふつうのギターをテルツギターにする弦を試してみました。
Aquila 128c high-G
はじめ30分くらい弦交換しながら弦や楽器について
いろいろおしゃべりしてから最後に演奏を収録しています。
弾きくらべは
「アレグレット(ヨーゼフ・キュフナー 1776-1856)」
溝渕浩五郎カルカッシ教則本でテルツギターの紹介とともに
掲載されている二重奏曲です。
野辺邦治1986年640mmに今回の弦
野辺正二2003年テルツギター
の二台をくらべています。
リバーブなど無しでそのままアップしています。
(楽器提供&演奏協力:黒川雅代さん)
今回の弦を張った野辺邦治に比べテルツギターの野辺正二は
弦長が短く、その分弦が太いので
音色にそういう違いが出ているのが
おわかりいただけると思います。
テルツギターについて
動画中ではアンサンブル使用のことだけ語っていますが
独奏でも曲によってはにテルツ調弦が似合うものもありますから
明るく可愛らしい響き、あるいはカラカラと良く鳴ることが
効果的と思われる際はこれで弾いてみるのも面白いでしょう。
わたしも以前ジュリアーニの「大序曲」をテルツギターで弾いたことがあります。
また、リュート曲を2~3カポで弾くアプローチを巷で時々見ますが、
テルツギターで弾けば同じ音程で開放弦が効果的です。
弦のデータは以下の通り
左から順にアクイラ128c ハナバッハ・アルト プロアルテライト
第1弦 0.61 0.60 0.698
第2弦 0.71 0.70 0.805
第3弦 0.87 0.90 1.008
第4弦 0.64 0.63 0.711
第5弦 0.71 0.75 0.838
第6弦 0.91 0.93 1.066
アルトギター弦は比較的近い太さを持っているのがわかります。
通常のギター弦も1本ずらすことで近い太さが得られそうです。
(その場合は第1弦を他の弦や釣り糸から探します)
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