二つのルネサンスギターを聴きくらべ~ナポリの騎兵隊より(サンス)・スパニョレッタ(不詳)
友人からメンテナンスを頼まれて預かったルネサンスギター。
「音を聴きたい」とリクエストも戴いたしせっかくなので
うちにあるルネサンスギターと比べてみました。
「音を聴きたい」とリクエストも戴いたしせっかくなので
うちにあるルネサンスギターと比べてみました。
曲はサンスの「ナポリの騎兵隊より」と
作者不詳の「スパニョレッタ」の2曲です。
二つのギターはこんな感じ。
湘南うさぎ楽器(菅原大輔作)1994年製 弦長550mm
田中清人作 2016年製 弦長410mm
左は普通サイズのモダンギターで
真ん中が田中ギター、右がうさぎギターです。
サイズはこんな感じ。
ルネサンスギターはルネサンスからバロックまで長い間ヨーロッパで楽しまれた小型の4コースギターです。複弦ギターはかき鳴らしが煌びやかに響いて気持ち良いですね。実は調弦がウクレレと同じ。直接ルネサンスギターがウクレレになったわけではありませんが小型の4弦ギターという点では遠い先祖と言えるでしょう。
今回弾きくらべた二台の楽器は結構キャラクターが違いました。
弦長の長いうさぎ楽器のほうが弾いた感じが軽く、音色もシャラランと軽やかです。
田中ギターの方は楽器が小ぶりなのにボリューミーでポロンポロンと丸く大きな音があふれ出てくるようです。
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