ロンド「葦」(F.クープラン) アイリッシュハープ(田中麻里)&ギター(長谷川郁夫) Les rozeaux(F.Couperin)
ロンド「葦」(フランソワ クープラン 1668-1733)
アイリッシュハープ:田中麻里
ギター:長谷川郁夫
レコーディングエンジニア:高濱康輝
Les rozeaux (François Couperin 1668-1733)
Irish harp : Mari Tanaka
Guitar : Ikuo Hasegawa
Rec.Enginner : Yasuteru Takahama
クープランはフランスバロックを代表する作曲家で200曲以上からなる全4巻のクラブサン曲集は代表的な作品と言えます。今回収録したロンド「葦」もこの曲集第3巻の第13オルドル(組曲)に含まれている一曲です。楽譜は日本のギタリスト横尾幸弘氏のギター二重奏用アレンジをベースに互いに最適化するように少し手を加えました。
タイトルの「葦」・・・葦(アシ、あるいはヨシ)は水辺に生える中空の硬い茎を持った植物の総称のようで見た目はススキのような外見(サムネイル写真)だったり、蒲の穂で知られるガマなども「葦」と呼ばれるようです。パンフルートや笛を作る材料にもなるようですね。クープランの作品は謎めいたタイトルが付けられることが多いのですが、この「葦」もそのココロは不明です。
絶え間ないアルペジオにのった妙なる調べは何かを語りかけるようでもあり時に厳しく、時に穏やかに、またある時は切なさを持って・・・葦原の上を過ぎる風なのでしょうか。曲の響きに心をゆだねると悠久の時を眺めるような気分になります。
協演のアイリッシュハープは全国各地で演奏活動を行っている田中麻里さん。様々なミュージシャンとのコラボもおこなっており、時々わたしともライブの機会があります。また今回のレコーディングを引き受けていただいたこだわりのエンジニアは麻里さんのご主人、高濱康輝さん。ありがとうございます。
| 固定リンク | 0
« サヨナラ / 長谷川郁夫 作曲 アイリッシュハープ(田中麻里)&ギター(長谷川郁夫) Sayonara (Farewell)/ Ikuo Hasegawa | トップページ | 2台のギターのための24の漸進的なレッスン~第18曲(カルッリop 27)“きらきら星” »
コメント