対話風小二重奏曲 作品34-4(カルッリ)中島晴美さんと Petits Duos, Op 34-4 (F.Carulli)
2021.7.31
対話風二重奏曲 作品34-4 イ長調(フェルディナンド カルッリ 1770-1841)
Petits Duos, Op 34-4 A-dur (Carulli, Ferdinando 1770-1840)
中島晴美さんと2台のラコートでギターデュオのセッションを楽しみました。
中島晴美(Harumi Nakajima)長谷川郁夫(Ikuo Hasegawa)
使用ギターはどちらもルネ・フランソワ・ラコート1828年(パリ)
R.F.Lacote 1828 both were made in the same year
カルッリの6つのギター小二重奏曲op.34はどれも序奏とロンドという形をとっていて、中でもト長調の第2番はカルッリの代名詞ともいえるほど世に愛奏されていますが、一緒に収められた他の曲もそれぞれキャラクターの際立った楽しいものです。この第4番はさざ波のような伴奏の上におおらかな歌が広がる序奏(ラルゴ)と器楽的な動きを持って明るく軽快なロンド・アレグレットからなります。
今回使用している2台のラコートは同年製作でほぼ同じ仕様の楽器です。やはり音も同質でともに明るくふくよかな響きが良く溶け合う感じがありました。しかし200年ほど前の同じ年にパリで生まれた楽器、ひょっとしたら新品だった頃にデュオをしていたかもしれませんが、今こうして日本で出会って対話するなんて思わなかったでしょうねえ!これぞロマンですなぁ(^o^)丿
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