第21曲~2台のギターのための24の漸進的なレッスン(カルッリop 27)
2台のギターのための24の漸進的なレッスン~
ギターのための総合的教則本Op.27より(カルッリ)
演奏
小川和隆 (パノルモ1847年)
長谷川郁夫 (ラコート1828年)
第21曲:ラルゲット ハ長調 3/4 - 6/8(イ短調) - 2/4拍子
この曲は3つのセクションからできていました。はじめは3/4拍子ですが三連符で作られているので実質は9/8拍子ですね。オクターブを響かせるファーストのメロディの弾き方も特徴的です。続く第2のセクションは6/8拍子。同じ調号のマイナーキーAmでグッと気分が変わります。そして最後は2/4拍子。ハ長調に戻って軽やかに曲を締めくくります。
この3つのセクションを比べるとだんだん速くなっているように感じますが、実は八分音符はほぼ同じ長さです(最後のセクションは少し速くしていますが)。ただし、1小節当たりの八分音符の数が9→6→4となっているのですね。つまり、八分音符にあてるメトロノームの速さは同じでも拍子や曲調とその弾き方で速度感が変化する妙というのを体験するという辺りがレッスンだったのかな、という気がします。
セクションを移る部分では最後までセリフを言いきらない「・・・。」みたいなところも洒落ているなと思いました。
※気に入っていただけたらチャンネル登録と「いいね!」ボタンお願いします(^^)
| 固定リンク | 0
コメント