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2021年10月12日 (火)

アンダンティーノ グラツィオーソ ハ長調~ギター教本 第3部より第1曲(M.カルカッシ)Andantino grazioso C-dur Méthode 3me. partie No.1 (M.Carcassi)

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https://youtu.be/8FvxteZhVk4

アンダンティーノ グラツィオーソ ハ長調
カルカッシギター教本op.59第3部より第1曲(マッテオ カルカッシ 1792-1853)
Andantino grazioso C-dur
Méthode 3me. partie No.1 (Matteo Carcassi 1792-1853)

使用ギター:ルネ・フランソワ・ラコート(1828年パリ)
キルシュナー社リアルガット(羊腸)弦とフィガロ社絹芯の低音弦を使用しています。
Guitar: Rene Francois Lacote (Paris, 1828)
Kürschner real gut strings and Figaro silk core bass strings are used.

アンダンティーノ グラツィオーソ ハ長調 2/4拍子
カルカッシ教本の第3部は50曲からなる練習曲集です。ここで聴いていただいているのはその第1曲。この手の曲集は作曲家問わず第1曲がハ長調というのが多いように思います。ギターにとってはイ長調あたりが弾きやすい調になりそうなものですが、調号なくまっさらな見た目と明るく伸びやかな響きがどこか「入り口」とか「事の初め」とかそんなイメージと繋がるのかもしれませんね。
アンダンティーノ グラツィオーソは「軽やかな歩み」と「優美」を意味しています。楽譜を見ると第1拍めから1拍半に進むメロディに対し抑揚としてディミヌエンドの松葉が一つずつ丁寧に記載されていました。なんだかカルカッシ先生が「ほら、こうして弾くと綺麗でしょう、楽しいでしょう!」と近くで歌ってくれているみたい(^^)。
不協和な音で入ってくる第1拍の音が次の音でスッと響きに溶け込んでいく様子を具体的な弾き方で指示しているのですが、うまくいくようになるとツィー、ツィーっと紙飛行機を投げているような楽しさをわたしは感じます。


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