« 練習曲 op.35-4 (F.ソル) Etude op.35-4 (F.Sor) | トップページ | 練習曲 アレグレット ニ短調 (F.カルッリ) Etude Allegretto d-moll(F.Carulli)  »

2021年10月20日 (水)

埴生の宿 (K.メルツ編) Home!Sweet home!(arr.K.Mertz) ホーム・スイート・ホーム はにゅうの宿

Photo_20211020085101
https://youtu.be/11l9weRI5Yo

ヨハン カスパール メルツ(1806-1856)による
音楽のパノラマ~136の楽しいギター小品集『かっこう』より
第8曲 埴生の宿(イギリス民謡)

"CUCKOO"~Panorama musical(Johann Kaspar Mertz 1806-1856)
Home! sweet home!(Englishes Folksong )

使用ギター:ルネ・フランソワ・ラコート(1828年パリ)
キルシュナー社リアルガット(羊腸)弦とフィガロ社絹芯の低音弦を使用しています。
Guitar: Rene Francois Lacote (Paris, 1828)
Kürschner real gut strings and Figaro silk core bass strings are used.

演奏:長谷川郁夫 Ikuo HASEGAWA

埴生(はにゅう)の宿
原題『Home, Sweet Home(ホーム、スイート・ホーム)』は、この楽譜ではイギリス民謡とされていますが、1823年初演のオペラ「ミラノの乙女(Clari, Maid of Milan)」の中で歌われた歌曲で作曲はヘンリー・ビショップ(Henry Rowley Bishop/1786-1855 イングランド)。作詞はジョン・ハワード・ペイン(John Howard Payne/1791-1852 アメリカ)でした。
歌の内容は「宮殿暮らしをすることになったヒロインのクラリが、貧しくとも満ち足りていた故郷の家を懐かしむ」というもので、里見義(1824-1886)が中等唱歌として日本語にした「埴生の宿(1889・明治22年)」も少々シチュエーションは違いますが「粗末であっても我が家がいちばん」ということを歌っており日本人の心にもよくなじむ歌となっています。
メルツのアレンジは技巧的な部分はなく歌をそのまま聴かせる短いものですが、かえってそのシンプルさがギターの音色と相まってしみじみと心に響くように思います。
特に最後の「ホーム!」を連呼するところがいいですね。

Home ! Home ! Sweet , Sweet home !
There's no place like home !
Oh! there is no place like home !

万感の思いがこもります。


音楽のパノラマ~136の楽しいギター小品集『かっこう』について
1852~53年にライプチヒで出版された曲集で、当時ドイツで人気のあったヨーロッパ各国の民謡・舞曲・行進曲・オペラのアリアなどを、メルツがギター用に編曲した136曲からなる小品集です。現代でも人気曲をギターで弾く曲集のニーズは大きいですが、150年前の人々も同じだったんだなあ(^^)「やっぱりギターは心の友!」とちょっとうれしい気持ちになります。

楽譜は
ファクシミリ版はこちら
現代ギター社からも出版されています。 
GG版は見やすく浄書された楽譜と収録されている136曲全てについて説明があるのがありがたいです。

メルツは
ハンガリーに生まれ、ウィーンを中心に活躍した19世紀中葉のギタリストです。作品には音楽史でよく知られているところでいえばショパン、シューマン、メンデルスゾーンやリストあたりの音楽の気分があり、いかにもロマン派という味わいを感じます。

| |

« 練習曲 op.35-4 (F.ソル) Etude op.35-4 (F.Sor) | トップページ | 練習曲 アレグレット ニ短調 (F.カルッリ) Etude Allegretto d-moll(F.Carulli)  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 練習曲 op.35-4 (F.ソル) Etude op.35-4 (F.Sor) | トップページ | 練習曲 アレグレット ニ短調 (F.カルッリ) Etude Allegretto d-moll(F.Carulli)  »