マルチェッロのアダージョ 建 孝三 & 長谷川 郁夫 ギターデュオ Adagio(Alessandro Marcello) ベニスの愛
建 孝三 ギターリサイタル(2021.10.31)より
J:COM浦安音楽ホール・コンサートホール
浦安の素敵なホールにて、師匠建孝三先生のリサイタルに
デュオの相手として賛助出演させていただいた際の模様です。
ギターデュオ:建孝三&長谷川郁夫
Guitar duo : Kozo Tate & Ikuo Hasegawa
アダージョ(アレッサンドロ マルチェッロ 1669-1747 伊)~(J.S.バッハ 1685-1750 独)BWV974
原曲はオーボエ協奏曲でこのアダージョは全三楽章中のゆったりとした第二楽章です。1970年のイタリア映画「ヴェニスの愛」の作中で使われたことでも知られています。
バッハは23歳から32歳までをワイマールの地で過ごしましたが、その頃の音楽の弟子がアムステルダムの留学から戻った際にイタリア音楽の楽譜をたくさん持ち帰りバッハに見せたといいます。
バッハはその楽譜の中からビバルディやマルチェッロ兄弟のコンチェルト作品のいくつかをチェンバロやオルガン独奏用に編曲することになりますが、それによって当時最先端であったイタリア音楽の様式や気分などエッセンスを取り込み、自身の中で昇華させて後の作風や作品にさらなる幅と深みが増しました。
ギターデュオ演奏譜は往年の名ギターデュオとして名高いプレスティ&ラゴヤのレパートリーでアレクサンドル ラゴヤがバッハのチェンバロ版からアレンジしたものです。建孝三先生HP
http://www2s.biglobe.ne.jp/~K-TATE/world/Welcome.html
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