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2021年12月

2021年12月30日 (木)

君をのせて~映画「天空の城ラピュタ」より(久石譲)Kimi wo Nosete ~ LAPUTA: Castle in the Sky(Joe Hisaishi)ギター演奏 Guitar

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https://youtu.be/8xWzf0VSgaM

君をのせて映画「天空の城ラピュタ(1986年)」主題歌(久石 譲 1950-)
Carring You (Kimi wo Nosete) ~ LAPUTA: Castle in the Sky(Joe Hisaishi 1950-)

今年最後の動画はエベケン先生アレンジの「君をのせて」。メロディとベース音が中心のシンプルなアレンジはエベケン先生にしてはちょっと珍しい(かな?)。曲集の第1曲だったので“つかみ”としてあまり指の難しさを出さないようにっていう意味もあったかもしれませんね。

それではみなさま、どうか良いお年を❣
来年もまた楽しいコンテンツを作ってご視聴をお待ちしております。
YouTubeのほうでは登録、いいね!を是非よろしくお願いいたします。
コメントも大歓迎です(^o^)丿

楽譜
「楽しいギターソロ 宮崎駿監督アニメ音楽コレクション(編曲/竹内 永和・江部賢一)」ドレミ出版
※この曲は江部賢一さんのアレンジです。

ギター演奏:長谷川 郁夫
指頭奏法
Guitar:Ikuo HASEGAWA
playing the guitar without using nails.

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2021年12月28日 (火)

第23曲~2台のギターのための24の漸進的なレッスン(カルッリop 27)

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https://youtu.be/6Ta5VFu1g3g

2台のギターのための24の漸進的なレッスン~
ギターのための総合的教則本Op.27より(カルッリ)

演奏
小川和隆 (パノルモ1847年)
長谷川郁夫 (ラコート1828年)

第23曲:アレグレット ニ長調 6/8拍子
拍子、調性、速度指示、構成もあらゆる点でカルッリ作品のひとつの典型を感じます。すなわち明朗快活、わかりやすい曲調、ギターの機能を活かしたテクニックで弾きやすく、しかし単調にはならず、アンサンブルの喜びにも満ちていて、弾く人・聴く人ともに心をウキウキと楽しくさせる音楽。カルッリはこうした作品を本当にたくさん作っていました。これは取りも直さず19世紀初頭の当時はそういう需要がたくさんあったということでしょう。こういうのを温故知新というのでしょうか、わたしは19世紀ギターを持ってこういった作品にあたるたびに大げさに言えば社会や生活の中での「音楽」や「ギター」の在り方について200年も昔の先生から何かを教えられているような気持ちになります。

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2021年12月25日 (土)

聖母の御子(カタルーニャ民謡~リョベート編)100年前のギター・ガット&シルク弦の音色 A.E.パスカル1922年 A=392Hz El Noi de la Mare

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https://youtu.be/v0JrHZn6sRg

聖母の御子(カタルーニャ民謡~ミゲル リョベート 1878-1938 編)
El Noi de la Mare (Cancion Popular Catalana arr.Miguel Llobet/1878-1938)

使用ギター:アントニオ・エミリオ・パスカル 1922年
使用弦:アクイラ社 ガット&シルクセット
A=392Hz調弦にて
指頭奏法

Guitar:Antonio Emilio Pascual 1922
Strings:Aquira gut and silk
Tuning:A=392Hz
playing the guitar without using nails.

ギター演奏:長谷川郁夫
Guitar:Ikuo HASEGAWA

聖母の御子
スペイン北部カタルーニャ(カタロニア)地方に伝わる民謡。
「聖母の御子」とはキリストのことでキリストの誕生を受け「何を差し上げたらいいか?良いものを差し上げよう」と思いを巡らす様子を描いており、賛美歌・クリスマスの歌として歌われています。

今回の演奏譜は
タレガの愛弟子の一人ミゲル・リョベートによるアレンジをベースにほんの少しの変更を加ました。この曲の器楽用演奏譜としてはもっとも知られたものと言えるでしょう。

ガット&シルク弦と392Hz調弦
手元に使わずにおいていたアクイラのガット&シルク弦があったので1922年のパスカルに張ってみました。クラシックギター用のナイロン弦はオーガスチン社による、確か1947年頃が初めと聞きますのでこのギターが作られた当時はガット(羊腸)の高音弦と絹芯の低音弦が使わていました。
ただアクイラ社のこの弦は少しゲージが太く、わたしにとっては半音下げの415Hz調弦にしてもまだちょっと張りが強く感じます。なので、この際好きなところまで下げてしまおう!ということで392Hz付近、つまり全音下げくらいのところに落ち着きました。爪を使わない、いわゆる指頭奏法で弾いています。

太いガット弦を低めの調弦で運用するのは弦の持ちも良くなりますし音色も甘さや渋さが出て、わたしは割と好みです。今回の試みでもSPレコードから聴こえてくるような生々しくもあたたかみがある音色に陶然としました。今回のような美しい小品は特に音色を味わいながらゆっくりゆっくり弾きたくなります。すると次第に弾くことと聴くことがが混然一体となってぐいぐいと惹き込まれ。時が経つのを忘れてしまいます。

アントニオ・エミリオ・パスカル 1922年
「1883年にスペインのアリカンテで生まれ、マヌエル・ラミレスの工房にてサントス・エルナンデス、ドミンゴ・エステソといった銘工と一緒に製作技法を身につけ、1909年にアルゼンチンのブエノスアイレスに工房を開いた」とあります。音色と佇まいにヴィンテージスパニッシュの豊潤な香りが漂うギターです。ラベルが1922年なので来年100歳。ギターにとって100年はあっという間でしょうか。

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2021年12月22日 (水)

ライブのご案内

これからのライブ・イベントのご案内です。

2022年

イベント=====================
2022年
4/17(日)     はせがわ音楽教室 第26回発表コンサート

 

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2021年12月21日 (火)

第22曲~2台のギターのための24の漸進的なレッスン(カルッリop 27)

Op2722
https://youtu.be/b2LhihO7Q0g

2台のギターのための24の漸進的なレッスン~
ギターのための総合的教則本Op.27より(カルッリ)

演奏
小川和隆 (パノルモ1847年)
長谷川郁夫 (ラコート1828年)

第22曲:ラルゴ~ラルゲット~ラルゴ ホ短調~ホ長調~ホ短調 3/4 - 6/8 - 3/4拍子
この曲集を振り返ると第18曲に「きらきら星」がありましたが、ここでも当時流行していたパイジェッロ作オペラ「水車小屋の娘」から“うつろな心”(Nel cor più non mi sento / ネル コール ピウ ノン ミ セント)が挿入されていました。この曲はメロディや変奏曲のテーマとしてピアノ、ヴァイオリン、ギターなどなどあらゆる様々な楽器編成で愛奏されていました。いま風に言えば、だれでも知っていてみんな大好き❤どこでもウケる鉄板ソングだったのでしょう。逆に言えば、人を楽しませるサービス精神に長けたカルッリ先生が練習曲集の中でこれを繰り出してくるのはもはや自明の理というところでしょうか。

序奏は短調でラルゴの指定がありました。カルッリはop.34など他の曲でも序奏部でラルゴの指定を良くしてきますが文字通り“幅の広い”気分が大事で、この曲のような短調であってもあまり深刻であったり重苦しい遅さにならないほうが良いケースがほとんどです。歌に入ってからはラルゲットで心持ち軽やかになるということですが、(先生の弾く)セカンドパートが忙しくなく、心地よく感じる程度で作ると丁度そのくらいの速さということでしょう。生徒の弾くファーストパートはメロディがよく歌えるように音が整理されているのは第18曲「きらきら星」の時と同じ配慮だと思います。きっと生徒さんは楽しく弾いていたでしょう。その姿が目に浮かぶようです。歌のあとはもう一度序奏と同じものを繰り返して曲を閉じます。

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2021年12月20日 (月)

100年前のギター・ガット&シルク弦の音色 アデリータ(F.タレガ)A.E.パスカル1922年

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https://youtu.be/rzq7Kc5mlwo

アデリータ(フランシスコ タレガ 1852-1909)
Adelita (Francisco Tárrega 1852-1909)

使用ギター:アントニオ・エミリオ・パスカル 1922年
使用弦:アクイラ社 ガット&シルクセット
A=392Hz調弦にて

Guitar:Antonio Emilio Pascual 1922
Strings:Aquira gut and silk
tuning:A=392Hz

ギター演奏:長谷川郁夫
Guitar:Ikuo HASEGAWA

アデリータ
近代ギターの父と言われるフランシスコ タレガの珠玉の小品の一つ。レント(ゆっくり)の指定があり、マズルカのリズムで書かれています。

今回のアプローチは
手元に使わずにおいていたアクイラのガット&シルク弦があったので1922年のパスカルに張ってみました。クラシックギター用のナイロン弦はオーガスチン社による、確か1947年頃が初めと聞きますので当然22年はガット(羊腸)の高音弦と絹芯の低音弦が使わていました。
ただアクイラ社のこの弦は少しゲージが太く、わたしにとっては半音下げの415Hz調弦にしてもまだちょっと張りが強く感じます。なので、この際好きなところまで下げてしまおう!ということで392Hz付近、つまり全音下げくらいのところに落ち着きました。

太いガット弦を低めの調弦で運用するのは弦の持ちも良くなりますし音色も甘さや渋さが出て、わたしは割と好みです。今回の試みでもSPレコードから聴こえてくるような生々しくもあたたかみがある音色に陶然としました。この収録は深夜におこなっていますが、まさに「真夜中の音色」⁉ 弾くことと聴くことがが混然一体となってぐいぐいと惹き込まれ時間が経つのを忘れてしまいます。アデリータもいつもよりさらにゆったり弾きたくなりました。

アントニオ・エミリオ・パスカル 1922年
クロサワギターの記事によると「1883年にスペインのアリカンテで生まれ、マヌエル・ラミレスの工房にてサントス・エルナンデス、ドミンゴ・エステソといった銘工と一緒に製作技法を身につけ、1909年にアルゼンチンのブエノスアイレスに工房を開いた」とあります。音色と佇まいにヴィンテージスパニッシュの豊潤な香りが漂うギターです。ラベルが1922年なので来年100歳。ギターにとっは100年はあっという間でしょうか。

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2021年12月18日 (土)

ケンプ氏のジグ(作者不詳) Kemp's Jig (Anon.) ギター演奏

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https://youtu.be/HPedZ3e2jCk

※お気に入りいただけましたらチャンネル登録と「いいね!」ボタンお願いいたします(^^)

ケンプ氏のジグ(作者不詳 16世紀)
Kemp's Jig (Anon. 16th century)

使用ギター:ヘルマン・ハウザー1世 1937年 ウインナーモデル
キルシュナー社リアルガット(羊腸)弦とアクイラ社絹芯の低音弦
Guitar: Hermann Hauser Sr. 1937 wiener style
Kürschner real gut strings and Aquira silk core bass strings are used.

ギター演奏:長谷川郁夫
Guitar:Ikuo HASEGAWA

ケンプ氏のジグ
ルネサンス時代のイギリスのリュート曲。リュート界ではメジャーな作品のようで、ギターでも良く弾かれます。ケンプ氏とは当時、シェイクスピアの劇団で活躍した喜劇役者で「ジグ」と呼ばれる劇の幕間で行われる歌や踊りを混ぜた即興的な余興が得意だったということです。
この曲はいま風に言えばそんなケンプ氏をリスペクとして作られたということでしょう。弾むようなリズムが踊っている様子を思わせる楽しい小品です。
中段のいわゆるサビにあたる部分、(♯)ファ・ラ・(♯)ファ・ラと弾いたところ、続いて一音下がってミ・ソ・ミ・ソとなる所がわかっていても意外で新鮮な響きと感じられ、この曲が長く愛される所以かなと思っています。

楽譜について
この曲は多く出版されていますので様々な楽譜をもとに自分で楽譜を作りました・・・というか、どういう風に弾くか決めたくらいの感じです。第6弦をDにする楽譜や第3弦をF♯にする楽譜もありましたが、ここでは普通のギター調弦で弾いています。

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2021年12月16日 (木)

ウィルソンズ ワイルド(作者不詳) Wilsons Wilde (Anon.)

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https://youtu.be/swFOW42elKA

ウィルソンズ ワイルド (作者不詳 1600年代初頭)
Wilsons Wilde (Anon. eariy 17th century)

ギター演奏:長谷川郁夫
Guitar:Ikuo HASEGAWA

ウィルソンズ ワイルド
イギリスの作者不詳のリュート曲。1600年代のごく初頭のもののようです。
ルネサンス、イギリスのエリザベス時代(エリザベス1世は1603年崩御)の流れを汲む音楽です。

楽譜について
この曲は楽しいリズムと美しい音の流れが楽しめる上にコンパクトで弾きやすいことからいくつかの教本に収録されているようです。今回参照した楽譜は青本でおなじみ、ギタルラ社の「新ギター教本(小原安正・著)」です。

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2021年12月12日 (日)

ホワイト クリスマス(アーヴィング・バーリン~長谷川郁夫編)ギタートリオ

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https://youtu.be/ryc0uje-s-k

ホワイト クリスマス(アーヴィング・バーリン~長谷川郁夫編)
ギター三重奏の多重録画 演奏:長谷川郁夫
White Christmas(Irving Berlin~arr.Ikuo HASEGAWA)
Guitar trio arr.by Ikuo HASEGAWA

わたしが指導する立川市ギター倶楽部は例年12月に定期演奏会を行うのですが、その際のアンコールピースとしてアレンジしたものです。書きつけを見ると2010年とありました。
アンコールですから練習が負担にならないよう「全パートを単音かつ平易であること」という制約を課して、それでも充実感のある響きが出るようにと思って作りました。

今年もそろそろ暮れていきますね。
皆様も良いクリスマスを!

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2021年12月11日 (土)

クリーガーのメヌエット Menuett (Johann Krieger)

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https://youtu.be/8H2Ag2msqho

メヌエット イ短調 (ヨハン・クリーガー1651-1735)
Menuetta-moll (Johann Philipp Krieger 1651-1735)

使用ギター:ヘルマン・ハウザー1世 1937年 ウインナーモデル
キルシュナー社リアルガット(羊腸)弦とアクイラ社絹芯の低音弦
Guitar: Hermann Hauser Sr. 1937 wiener style
Kürschner real gut strings and Aquira silk core bass strings are used.

ギター演奏:長谷川郁夫
Guitar:Ikuo HASEGAWA

クリーガーのメヌエット イ短調
クリーガーはドイツバロック時代の作曲家・オルガニストです。調べてみると大作も含めたくさんの作品を残していましたが、何と言っても「クリーガーのメヌエット」と呼ばれるこの可愛らしい小品が良く知られ親しまれているのは小学校の音楽の教科書に掲載されていたからなのではないでしょうか。
かく言うわたしもこの曲をリコーダーで吹いたのがバロック音楽の初体験だったかもしれません。
短調のもの悲し気な響きとその美しさが、今まで感じたことのない不思議な気分であったことを憶えています。こども心にキュンときました。

楽譜について
クリーガーは兄(1649-1725)も作曲家で紛らわしいことに兄の名が“ヨハン・フィリップ・クリーガー”といいます。このメヌエットは弟のほうの作品でした。原曲はロ短調で1697年に出版されたとあります。
ペトルッチ楽譜ライブラリー:
https://imslp.org/wiki/Menuet_in_B_minor_(Krieger%2C_Johann)
この演奏では青本でおなじみの新クラシックギター教本(小原安正著・ギタルラ社版)に収録されているイ短調の楽譜をもとに自由に装飾をつけてみました。

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2021年12月 9日 (木)

イン ザ ムード(ガーランド) In the mood (J.Garland)  立川市ギター倶楽部

2021120500011
https://youtu.be/JjnjpaENTIk

2021.12.5 定期演奏会《50周年》より

イン・ザ・ムード(J.ガーランド~江部賢一編)
演奏:立川市ギター倶楽部
指揮(コンバスギター):長谷川郁夫

In the mood (Joe Garland~arr.Kenichi Ebe)
TACHIKAWA-SHI GUITAR CLUB
cond.(contrabass-guitar):Ikuo HASEGAWA

本公演のアンコールに演奏しました。
グレンミラー楽団の演奏で知られる名曲、江部賢一さんによる響きの良いアレンジです。

立川市ギター倶楽部について
東京都・立川市で活動しています。1971年創設で本年(2021年)50周年を迎えました。
例年12月に定期演奏会を開いています。
会員は随時募集中。仲間になって一緒にギターを弾きたいな!という方はお気軽にお問い合わせください。
立川市HP 
https://tachikawa-guitar.org/

この動画でわたしが使っているギターストラップはこちら。
クラシックギターで立奏ができるストラップ(craftroom:さん)

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2021年12月 7日 (火)

太陽がいっぱい(ニーノ・ロータ) Plein Soleil(Nino Rota ) 立川市ギター倶楽部

2021
https://youtu.be/sCgecYmq_QM

2021.12.5 定期演奏会《50周年》より
太陽がいっぱい(ニーノ ロータ 1911-1979)長谷川郁夫編曲

演奏:立川市ギター倶楽部
指揮:長谷川郁夫

Plein Soleil(Nino Rota 1911-1979) arr.Ikuo HASEGAWA
Tachikawa city Guitar C;ub
cond.:Ikuo HASEGAWA

12/5(日)はわたしの指導する立川市ギター倶楽部の定期演奏会でした。
皆さん、よく頑張って素晴らしい演奏会になっていました。
このサークルは先人のギターへの熱い想いを繋げて繋げて、なんと今年で創立50周年!

継続は力なり、継続は楽しみなり、継続は尊いこと。
先人が作ってくれたからここがある、みんなが続けてきたから今がある、
そして繋いでいくから未来がある!
これからも力を合わせて発展の歴史を刻んでいきましょう(^o^)丿

太陽がいっぱいは
同名のフランス映画(1960年)主題曲。立川市ギター倶楽部創設当時のレパートリーであったということでこの日の演目に入りましたが、当時の楽譜が散逸のため、わたしがギタートリオ用アレンジを書き下ろしました。先日演奏をアップした竹内永和さんの独奏アレンジをベースにしています。よろしければ、くらべてお聴きください。
https://youtu.be/kGsSpX2OD7w

立川市ギター倶楽部について
東京都・立川市で活動しています。1971年創設で本年(2021年)50周年を迎えました。例年12月に定期演奏会を開いています。
会員は随時募集中。仲間になって一緒にギターを弾きたいな!という方はお気軽にお問い合わせください。
立川市HP 
https://tachikawa-guitar.org/

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2021年12月 4日 (土)

プレリュード (バッハ BWV1007)ハウザー1世 ウインナーモデル Prelude (Bach BWV1007) Hauser Sr. wiener Guitar ギター演奏

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https://youtu.be/gugoa_QlFD4

無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007より プレリュード (ヨハン・セバスティアン・バッハ 1685-1750)
Cello Suite No.1 BWV1007 Prelude (Johann Sebastian Bach 1685-1750)

使用ギター:ヘルマン・ハウザー1世 1937年 ウインナーモデル
キルシュナー社リアルガット(羊腸)弦とアクイラ社絹芯の低音弦
Guitar: Hermann Hauser Sr. 1937 wiener style
Kürschner real gut strings and Aquira silk core bass strings are used.

演奏:長谷川郁夫 Ikuo HASEGAWA

無伴奏チェロ組曲第1番 プレリュード
チェロやヴァイオリン、フルートなどの旋律楽器楽器の独奏曲はわれわれギターと違って通常は伴奏を伴うものですが、全くの一人で演奏する曲では特に“無伴奏”と呼ばれたりします。バッハが作った無伴奏の組曲はその代表的な存在で、後世の作曲家や音楽家に大きな影響を与えています。
大らかなアルペジオでうねるような楽想を描く無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュードは中でも人気が高く、この演奏のようにギターに編曲されることも多い作品です。

【ハウザー1世 1937年 ウィンナーモデル】
ハウザー1世(1882-1952)と言えばギターの神様アンドレス・セゴビア(1893-1987)からの熱い依頼に完璧に応え、見事なスパニッシュギターを作った逸話で知られる人物でハウザー家は現在もギターづくりの伝統を引き継ぎ、素晴らしいギターを世に生み出しています。

ウィンナーモデルは
ウィーンで19世紀の初頭に名をはせた弦楽器製作家ヨハン・ゲオルグ・シュタウファー(1778-1853)が作ったギターの流れをくむもので20世紀初頭まで伝統的なドイツ・オーストリアのギターとして作られていました。ハウザー1世はその伝統を継いだ最後の巨匠と言えるでしょう。

ハウザーというと
どうしても先に書いたセゴビアモデルといわれるスパニッシュギター(現在のクラシックギター型)を思い浮かべますが元々はこうしたウィーン風ギターやリュート型のギターを作る製作家でした。

木が持つ素朴であたたかな響きをそのまま引き出したような音色は虚飾を廃した「音」そのものといったピュアな印象を持ちますが、これはハウザー1世が作ったあらゆるスタイルのギターに共通するものと感じます。

余談ですが
ハウザー1世がセゴビアに「これ以上の楽器を作る必要はない」とまで言わしめたスパニッシュギター「セゴビアモデル」を完成させたのが1937年。実はこの動画で使用しているギターはそのセゴビアのギターと同じ年のラベルを持っています。セゴビアのギターを作っている隣にこのギターもあったのかな?と思うとそれもロマンですね。
このギターを見るとハウザー1世はこれまで作り続けてきたウィンナーモデルもさらなる完成を目指して試行錯誤していた形跡があり、ものづくりに懸ける製作家のすごみを感じます。

演奏は
高音弦キルシュナーのガット(羊腸)弦、アクイラ社のセタという絹芯の低音弦を使用し、415Hz(半音下げ)調弦、指頭奏法でアプローチしています。バッハはもちろんのこと、ルネサンスやバロック時代のリュート曲や鍵盤曲他のギターアレンジなどはこのギターでアプローチすると音楽の渋みや温かみがより感じられ、弾いていて楽しいものです。

楽譜は
原曲と様々な編曲を参考にわたし自身が作りました。

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2021年12月 2日 (木)

バッハのメヌエット BWV Anh 115 (クリスティアン・ペツォールト) Bach's Menuet (Christian Petzold) Gutar ギター演奏

Amoll
https://youtu.be/DM0jToV5JDU

バッハのメヌエット BWV Anh 115 ト短調(イ短調)(クリスティアン・ペツォールト1677-1833)
Menuet G-dur(A-dur) (Christian Petzold 1677-1833)

ギター演奏:長谷川郁夫
Guitar:Ikuo HASEGAWA

メヌエット BWV Anh 115 ト短調(イ短調)
アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳とよばれるセットの中に含まれた作品で、長調のBWV Anh 114と対になった短調の BWV Anh 115が「バッハのメヌエット」として親しまれていますが近年の研究によってクリスティアン・ペツォールトの作品と確定されました(1970年代のこと)。

クリスティアン・ペツォールトは
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)と同時代(バロック時代と呼ばれます)のドイツのオルガニストです。
アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳は
バッハが妻のアンナ・マグダレーナのために編纂したものと言われていますが、アンナ・マグダレーナ自身が書き留めたものや子ども(息子)の筆跡も見られるといいます。家庭内で楽しむため、また子どもたちの教育用にも使われていたようです。バッハの作品以外に他の作曲家の作品を写したものもあったりなどバラエティに富んだ内容が楽しい曲集です。

楽譜について
柔らかさを感じる短調の方のメヌエットは村治佳織さんのアレンジを使用しました。
現代ギター社より発売されている「村治佳織ギターソロ・コレクション」に含まれています。
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=114495
この曲集の初版は1997年。四半世紀ほども前、デビュー当時の村治佳織さんが表紙になっています。

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2021年12月 1日 (水)

バッハのメヌエット BWV Anh 114 (クリスティアン・ペツォールト) Bach's Menuet (Christian Petzold)

Adur
https://youtu.be/JP6yEYPLEXo

バッハのメヌエット BWV Anh 114 ト長調(イ長調)(クリスティアン・ペツォールト1677-1833)
Menuet G-dur(A-dur) (Christian Petzold 1677-1833)

ギター演奏:長谷川郁夫
Guitar:Ikuo HASEGAWA

メヌエット BWV Anh 114 ト長調(イ長調)
アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳とよばれるセットの中に含まれた作品で、対になった短調の BWV Anh 115とともに「バッハのメヌエット」として親しまれていますが近年の研究によってクリスティアン・ペツォールトの作品と確定されました(1970年代のこと)。

クリスティアン・ペツォールトは
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)と同時代(バロック時代と呼ばれます)のドイツのオルガニストです。
アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳は
バッハが妻のアンナ・マグダレーナのために編纂したものと言われていますが、アンナ・マグダレーナ自身が書き留めたものや子ども(息子)の筆跡も見られるといいます。家庭内で楽しむため、また子どもたちの教育用にも使われていたようです。バッハの作品以外に他の作曲家の作品を写したものもあったりなどバラエティに富んだ内容が楽しい曲集です。

今回は曲の表記にちょっと迷いました(^_^;) 「バッハの~」としてよく知られていますが、実はペツォールトの作品だったり、原曲はト長調でこの調性も結構浸透していますがアレンジによってイ長調になっていたり(笑)。いずれにしても可愛らしく親しみやすい名曲には変わりありませんから弾くのはとても楽しいですし、シンプルな音使いは素朴なギターの音色にもよくなじみます。アレンジは福田進一さんのものを使いました。

楽譜は
現代ギター社より発売されている「村治佳織ギターソロ・コレクション」に含まれています。
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=114495
この曲集の初版は1997年。四半世紀ほども前なのですね。大写しになった表紙の村治佳織さんが若い!
村治さん自身はこの曲をハ長調でアレンジして掲載されているのですが、続く短調のBWV Anh 115はイ短調アレンジなのです。そこで、続けて弾くときに(原曲だとト長調-ト短調)つながりが良いようにと師匠の福田さんがイ長調アレンジを追加したのだと思います。というわけで、この曲集には同じ曲(BWV Anh 114)が二種類のアレンジで収録されています。後日短調の方も今度は村治さんのアレンジで弾いてみますね。

余談ですがこの曲のアレンジはドイツのギタリスト、ジークフリート・ベーレントによるト長調版も手元にありまして、こちらは少々低い音域で渋めのアレンジです。こちらもそのうち今度はガット弦を張った古いギターで録画したいと思っています。

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