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2021年12月20日 (月)

100年前のギター・ガット&シルク弦の音色 アデリータ(F.タレガ)A.E.パスカル1922年

Photo_20211220154001
https://youtu.be/rzq7Kc5mlwo

アデリータ(フランシスコ タレガ 1852-1909)
Adelita (Francisco Tárrega 1852-1909)

使用ギター:アントニオ・エミリオ・パスカル 1922年
使用弦:アクイラ社 ガット&シルクセット
A=392Hz調弦にて

Guitar:Antonio Emilio Pascual 1922
Strings:Aquira gut and silk
tuning:A=392Hz

ギター演奏:長谷川郁夫
Guitar:Ikuo HASEGAWA

アデリータ
近代ギターの父と言われるフランシスコ タレガの珠玉の小品の一つ。レント(ゆっくり)の指定があり、マズルカのリズムで書かれています。

今回のアプローチは
手元に使わずにおいていたアクイラのガット&シルク弦があったので1922年のパスカルに張ってみました。クラシックギター用のナイロン弦はオーガスチン社による、確か1947年頃が初めと聞きますので当然22年はガット(羊腸)の高音弦と絹芯の低音弦が使わていました。
ただアクイラ社のこの弦は少しゲージが太く、わたしにとっては半音下げの415Hz調弦にしてもまだちょっと張りが強く感じます。なので、この際好きなところまで下げてしまおう!ということで392Hz付近、つまり全音下げくらいのところに落ち着きました。

太いガット弦を低めの調弦で運用するのは弦の持ちも良くなりますし音色も甘さや渋さが出て、わたしは割と好みです。今回の試みでもSPレコードから聴こえてくるような生々しくもあたたかみがある音色に陶然としました。この収録は深夜におこなっていますが、まさに「真夜中の音色」⁉ 弾くことと聴くことがが混然一体となってぐいぐいと惹き込まれ時間が経つのを忘れてしまいます。アデリータもいつもよりさらにゆったり弾きたくなりました。

アントニオ・エミリオ・パスカル 1922年
クロサワギターの記事によると「1883年にスペインのアリカンテで生まれ、マヌエル・ラミレスの工房にてサントス・エルナンデス、ドミンゴ・エステソといった銘工と一緒に製作技法を身につけ、1909年にアルゼンチンのブエノスアイレスに工房を開いた」とあります。音色と佇まいにヴィンテージスパニッシュの豊潤な香りが漂うギターです。ラベルが1922年なので来年100歳。ギターにとっは100年はあっという間でしょうか。

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