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2022年1月

2022年1月14日 (金)

ワルツ ト長調~カルカッシギター教本 第1部より Valz G-dur Méthode Première partie/Carcassi【19世紀ギター】

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https://youtu.be/ZndVwWcsj4Y

ワルツ ト長調
カルカッシギター教本op.59第1部より(マッテオ カルカッシ 1792-1853)
Valz G-dur
Méthode complete pour la guitare op.59 Première partie (Matteo Carcassi 1792-1853)

使用ギター:ルネ・フランソワ・ラコート(1828年パリ)
キルシュナー社リアルガット(羊腸)弦とフィガロ社絹芯の低音弦を使用しています。指頭奏法
Guitar: Rene Francois Lacote (Paris, 1828)
Kürschner real gut strings and Figaro silk core bass strings are used.
And play the guitar without fingernails.

演奏:長谷川郁夫 Ikuo HASEGAWA

ト長調の第2曲もワルツ。
カルカッシの教本では各調にほぼワルツが書かれていて、
ワルツが当時とても親しまれていたことを思わせます。
譜面に書かれていなくても「ブン、チャッ、チャッ」の伴奏が
奥に鳴っているような気持で弾くといいですよ(^^)

冒頭のフレーズは同じ音の連続に対してのスタッカートそして
第4弦の開放D音の消音を丁寧におこなうことで
リズムの歯切れよさを出すようにしています。

ハ長調に転調するところはいわゆるトリオの部分ですね。
ピアノ指示ですが「音量を絞れ!」ではなく
柔らかで牧歌的なイメージ~そして音量は張り上げない
というような感じが良いと思います。
ハリのある冒頭フレーズとの違いをよく出すようにすれば
きっとカルカッシ先生に褒められるでしょう(^o^)丿

楽譜は
ペトルッチ楽譜ライブラリーでいくつかの版を閲覧・ダウンロードできます、
https://imslp.org/wiki/Category:Carcassi%2C_Matteo
が、現代ギター臨時増刊号の
「原典版 カルカッシ完全ギター教則本op.59」
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=142686
がよく検証されていて信頼性が高く特に19世紀ギターを使ってのアプローチではこちらを強くお勧めします。
今回の演奏ではその原典版を使っています。

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2022年1月13日 (木)

アンダンティーノ モッソ ト長調(カルカッシ)~ギター教本 第1部より【19世紀ギター】

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https://youtu.be/zDKBjIR0epg

アンダンティーノ モッソ ト長調
カルカッシギター教本op.59第1部より(マッテオ カルカッシ 1792-1853)
Andantino mosso G-dur
Méthode complete pour la guitare op.59 Première partie (Matteo Carcassi 1792-1853)

使用ギター:ルネ・フランソワ・ラコート(1828年パリ)
キルシュナー社リアルガット(羊腸)弦とフィガロ社絹芯の低音弦を使用しています。指頭奏法
Guitar: Rene Francois Lacote (Paris, 1828)
Kürschner real gut strings and Figaro silk core bass strings are used.
And play the guitar without fingernails.

演奏:長谷川郁夫 Ikuo HASEGAWA

ギターにとってト長調は主和音を構成するレ・ソ・シが
第4~第2弦の開放で得られるので押さえが楽な曲を作りやすい反面、
開放故に要らない領域まで音が残ってしまうという歯がゆい点があります。
というわけで、ここは意を決して⁉消音を練習してみると良いと思います。
第1小節目で言えば2拍裏の8分音符G音が鳴るときに
他の音が残っていなくてG音だけが鳴る状態にすればよいのですが、
この演奏ではG音を弾く直前に右指が弦に触れるようにして
前の響きを消しています。

消音はメンドクサイ技術と言えばそうなんですが(^_^;)、
やっぱりやると聴いた印象が違ってきますから、
「おお、やっぱり違う!」とその効果を感じながら実践していくと良いと思います。

楽譜は
ペトルッチ楽譜ライブラリーでいくつかの版を閲覧・ダウンロードできます、
https://imslp.org/wiki/Category:Carcassi%2C_Matteo
が、現代ギター臨時増刊号の
「原典版 カルカッシ完全ギター教則本op.59」
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=142686
がよく検証されていて信頼性が高く特に19世紀ギターを使ってのアプローチではこちらを強くお勧めします。
今回の演奏ではその原典版を使っています。

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2022年1月 5日 (水)

「タランテラ(テルツ&プライムギター二重奏)」J.K.メルツ作曲

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https://youtu.be/P8HYkyAglWY

ちょっと懐かしい演奏をアップしました。
3年ちょっと前、2018年の秋におこなった新潟の植木和輝さんとのデュオ演奏のライブ音源からメルツの「タランテラ」。

この曲は「吟遊詩人の調べop.13」に入っている独奏曲をメルツ自身によって二重奏に仕立てたというもので構造的には独奏曲をほぼそのままテルツギター(わたし)が弾き、オブリガートのプライムパート(植木さん)を加えています。
二重奏化によって響きに厚みが出て迫力が増すメリットがある反面、もともとややムズのこの曲をアンサンブルとして成立するように弾くこととか、原曲イ短調をテルツギターに移すことでプライムパートが♭3つもあって弾きやすいとは言えないハ短調になる(しかも意外とややこしい楽譜)など二人掛りだからといって弾きやすくなるわけではないタイプですが、それでもアンサンブルで弾くと楽しさ倍増です!

2018.10.13コンサート
「長谷川郁夫&植木和輝 19世紀ギターデュオの世界」より
(新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあ スタジオAにて

ギター演奏
植木和輝 長谷川郁夫
Guitar
Kazuki Ueki & Ikuo Hasegawa

「タランテラ」
ヨハン・カスパール・メルツ (1806-1856)作曲
テルツギターとプライムギターによる二重奏
どちらのギターもJ.G.シュタウファー作です。(1830年頃)
ガット弦使用・指頭奏法

Tarantella
Johann Kaspar Mertz (1806-1856)
terz & prim Guitar duo
Both guitars were produced by J.G.Stauffer[c1830]
We using real gut strings and play the guitar without fingernails.

テルツギターとプライムギターによる重奏はウィーンあたりを中心に良く行われたようです。
メルツのギターデュオは全集を見る限りすべてがこの編成で書かれています。

タランテラはイタリアはナポリの舞曲とされますが、語源はさらに南の町タラントに由来します。6/8あるいは3/8拍子の「タタタ、タタタ・・・」と速い刻みが特徴で多くの作曲家がこのリズムを持った楽曲を残しています。

楽譜は
シャントレル社(CHANTERELLE)から出版されている「メルツギター作品集第8巻:二重奏曲集(S.ワインバーグ校訂)[Johann Kaspar Mertz / Guitar works Vol.8 Guitar Duos Editor: Simon Wynberg]に」収録されています。

コンサートのレポートはこちら
http://has.tea-nifty.com/blog/2018/10/19-bc96.html

同コンサートの東京公演
http://has.tea-nifty.com/blog/2018/09/gg19-c640.html

植木さんのホームページごあんない
http://uekinaika.club/kazuki/japanese/

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2022年1月 2日 (日)

2022賀正 楽しき農夫(シューマン) アルペジョーネとワッペンギター Fröhlicher Landmann(R.Schumann) Arpeggione & Wappen Guitar

2022
https://youtu.be/xLUR-EMBobc

みなさま、
あけましておめでとうございます
2021年は大変お世話になりました。

2020年ほどではないまでも、
昨年もまだコロナの影響がありました。
演奏会の中止はありませんでしたが、
演奏会そのものがまだ企画しにくい状況ではありました。
レッスンはほぼ通常通り行っていましたが
あいかわらずマスク着用で鬱陶しかったですね。
ただ、少しずつ「普通」を取り戻している感じはありますから
明るく過ごしてその日を待ちたいと思います。

みなさまのご多幸をお祈りしております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今年も年賀動画を撮影しました。
今年の演奏は大好きなシューマンにしました。

「子どものためのアルバム」と題された曲集から
第10曲「楽しき農夫」

2つのギター用のアレンジ・・・初心者(子ども?)と先生かな
がありましたのでそれを使用しました。
原題は「仕事を終えて帰る上機嫌な農夫」ということで
素朴なメロディはいかにもフムフムと鼻歌のよう。
質素な中にも温かさや楽しさがある様子は絵画的なイメージも感じます。

わたしの弓さばきは相変わらずつたないのですが
初めの頃よりは少しマシになってきたかな(笑)
まあ、楽しくやっています。
どなたか先生についてボウイングを習いたいというのが目下の夢です。

アルペジョーネ(arpeggione)は
19世紀初頭に発明された
ギターとチェロのハイブリッド楽器で
ヴィオロンチェロ・ギターなどともよばれていました。
この楽器は長野の名工、石井栄氏に作っていただいたもので
2019年製レプリカです。

ワッペン型ギターは
ラベルがありませんがドイツ・オーストリア系で
およそ100年から向こうのものです。
シールド(盾)型などとも言われ、
ハウザー1世やワイスガーバーなども作っていました。

この個体はヘッドもスクロールしていて、指板もスカロップ加工と
当時のイカしたギターって感じでしょうね。

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