ワルツ ト長調~カルカッシギター教本 第1部より【19世紀ギター】
https://youtu.be/ZndVwWcsj4Y
ワルツ ト長調
カルカッシギター教本op.59第1部より(マッテオ カルカッシ 1792-1853)
Valz G-dur
Méthode complete pour la guitare op.59 Première partie (Matteo Carcassi 1792-1853)
使用ギター:ルネ・フランソワ・ラコート(1828年パリ)
キルシュナー社リアルガット(羊腸)弦とフィガロ社絹芯の低音弦を使用しています。指頭奏法
Guitar: Rene Francois Lacote (Paris, 1828)
Kürschner real gut strings and Figaro silk core bass strings are used.
And play the guitar without fingernails.
演奏:長谷川郁夫 Ikuo HASEGAWA
ト長調の第2曲もワルツ。
カルカッシの教本では各調にほぼワルツが書かれていて、
ワルツが当時とても親しまれていたことを思わせます。
譜面に書かれていなくても「ブン、チャッ、チャッ」の伴奏が
奥に鳴っているような気持で弾くといいですよ(^^)
冒頭のフレーズは同じ音の連続に対してのスタッカートそして
第4弦の開放D音の消音を丁寧におこなうことで
リズムの歯切れよさを出すようにしています。
ハ長調に転調するところはいわゆるトリオの部分ですね。
ピアノ指示ですが「音量を絞れ!」ではなく
柔らかで牧歌的なイメージ~そして音量は張り上げない
というような感じが良いと思います。
ハリのある冒頭フレーズとの違いをよく出すようにすれば
きっとカルカッシ先生に褒められるでしょう(^o^)丿
楽譜は
ペトルッチ楽譜ライブラリーでいくつかの版を閲覧・ダウンロードできます、
https://imslp.org/wiki/Category:Carcassi%2C_Matteo
が、現代ギター臨時増刊号の
「原典版 カルカッシ完全ギター教則本op.59」
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=142686
がよく検証されていて信頼性が高く特に19世紀ギターを使ってのアプローチではこちらを強くお勧めします。
今回の演奏ではその原典版を使っています。
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