https://youtu.be/lm5rUtBkfsk
ギターデュオ演奏
篠原 正志:ギター(ルイス・パノルモ作 1830年)
長谷川 郁夫:テルツギター(ハウザー1世ヴィエナモデル 1920年 ミュンヘン)
※ヴィエナモデル=ウィンナーモデル シュタウファー派とも言われます。
ギタリストの篠原正志さんと声優の高橋由希さんのMCでいつも楽しいギターの話題を発信しているYouTube番組「ギターはおしゃべり 」にギタ友ゲストとして出演させていただいた(2022年3月)際の演奏部分をわたしのチャンネルで公開することにご快諾戴きました(^o^)丿ありがとうございます。
トークを含めた本編はこちらをご覧ください
「ようこそ!ギタ友~19世紀ギターに魅せられて~」
●Part1⇒ https://youtu.be/QkWWvk7HG6Q
●Part2⇒ https://youtu.be/ybDzE4rvtDk
トークの方ではギターを始めたきっかけや19世紀ギターに惹かれたところ,楽器についての説明などインタビューを受けました。
【演奏曲】
2台のギターのための24の漸進的なレッスン~
ギターのための総合的教則本Op.27より(カルッリ)
第18曲:アンダンテ “きらきら星”
24 Leçons progressives pour deux guitares
from Méthode complette, Op.27(Ferdinando Carulli)
No,18 Andante "Ah! Vous dirais-je, Maman"
カルッリの有名な教本(op.27)の第3部はファーストが生徒、セカンドが先生としたギターデュオによる練習曲が24曲収録されていますがその第18曲になります。
第18曲は序奏(4/4拍子)と歌(2/4拍子)という形で作られていましたが、ここでは歌部分のみを演奏しています。「きらきら星(和名)」は18世紀後半から流行したフランスの歌"Ah! Vous dirais-je, Maman「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」"という曲。恋を知り、堕ちてしまったしまったとを告げる娘という少々色っぽい歌でした。モーツァルトがこの曲で変奏曲を作ったのが1778年ということですから、機を見るに敏といいますか。そしてわれらがカルッリ先生は1811年頃に出版されたこの教本にこれを挿入しました。こちらもさすがカルッリ先生!想像するにこの本でギターを学んでいた生徒さんはすごく喜んだことでしょう。これを弾き満面の笑みを湛えるご婦人が目に浮かぶようです。
楽譜は現代ギター社より小川和隆さんの校訂で出版されています。
https://www.gendaiguitar.com/index.php?main_page=product_info&products_id=140906
【立奏】
今回の収録では篠原さんに「よろしければストラップを使って立って弾きませんか?」とお誘いし立奏スタイルの二重奏が実現しました。
19世紀にギターを弾いた人々がみな立奏をしていたかというと、そういう事でもないとは思いますがストラップをかけるためのピンが標準的に装備されていることからもストラップで座奏、さらに立奏した人は少なくないでしょう。現代のクラシックギターではなかなか行われない立奏ですが、身体の動きが大きくとれ、それが音楽のノリに繋がる楽しい弾き方ですから試せる方はぜひトライしていただきたい(^^)/と思っています。
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