テルツギター重奏 ドン・ジョバンニのセレナーデ(モーツァルト~ディアベッリ編)
ギターデュオ演奏
篠原 正志:ギター(ルイス・パノルモ作 1830年)
長谷川 郁夫:テルツギター(ヨハン・ゲオルク・シュタウファー作 1830年頃)
Masashi Shinohara : Louis Panormo 1830(London)
Ikuo Hasegawa:terz guitar Johann Georg Stauffer Legnani model 1830ca. (Wien)
ギタリストの篠原正志さんと声優の高橋由希さんのMCでいつも楽しいギターの話題を発信しているYouTube番組「ギターはおしゃべり 」にギタ友ゲストとして出演させていただいた(2022年3月)際の演奏部分をわたしのチャンネルで公開することにご快諾戴きました(^o^)丿ありがとうございます。
トークを含めた本編はこちらをご覧ください
「ようこそ!ギタ友~19世紀ギターに魅せられて~」
●Part1⇒ https://youtu.be/QkWWvk7HG6Q
●Part2⇒ https://youtu.be/ybDzE4rvtDk
トークの方ではギターを始めたきっかけや19世紀ギターに惹かれたところ,楽器についての説明などインタビューを受けました。
【演奏曲】
ドン・ジョバンニのセレナーデ(モーツァルト~ディアベッリ編)
“オルフェウス”二つのギターで楽しんで弾くためのメロディ集、第4巻より
orpheus melodische satze: fur zwei gitarren :
zur bildung des vortrags und geschmackes ,Bd.4
" Serenade de Don Giovanni " Wolfgang Amadeus Mozart ~ Anton Diabelli
みんな大好き!モーツァルトの有名なオペラから超有名なアリアをギターデュオで。
オペラ『ドン・ジョヴァンニ』は、女好きの主役ドン・ジョヴァンニが散々女遊びをした挙句、最後に地獄に落ちてしまう物語で初演は1787年とあります。
このアレンジはたぶんそれから40年くらいは経った頃のものかと思いますが美しいアリアは当時もみんな憧れの大ヒット曲であらゆる形にアレンジレこうして楽しまれたことがしのばれます。
ちなみにテルツギターが弾くアルペジオはドン・ジョバンニの奏でるマンドリンでプライムギターがアリアを歌うようなアレンジとなっています。劇中では女中を誘い出すシーンで歌われ日本語タイトルとして「窓辺においで」ともよばれています。
【テルツギター】
19世紀前半によく使われた通常ギターより(短3度)音が高い小型ギターです。キラキラとした音色でよく響くテルツギターはアンサンブルで使うことによって音域の拡大とともによりカラフルな表情が加わる効果があります。楽譜はあらかじめ移調して書かれているので新たな運指を覚える必要はありません。テルツギターを指定した楽譜で入手できるものはわたしの知る限り全て合奏曲ですが、ソロ曲もプライム用の曲を全く問題なく演奏できますのでテルツギターに合いそうな曲はきっと弾いたりしただろうとは想像します。
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