
はい、これな~~んだ!?
あのスペイン19世紀ギターの大家、ディオニシオ・アグアド先生がご推奨なさったと言われるトリポディオン・・・の現代版参上(^o^)丿
この前、生徒さんが持ってきてくれたのですがK&Mのギター立奏用パフォーマースタンドってやつを19世紀ギターの厚みと座奏に対応させるよう少し改造して作ったとのこと。
いやー、何事も経験(^^)。面白いものですね!!
さっそく19世紀を追体験してみましょう!
・・・使用してみると、特に弾きにくさは感じないし確かに左手の移動も右手のタッチも軽い軽い。テクニック的に向上するというのも一部納得はします。。。
が(笑)
身体が固定されて・・・っていうか、ギターの方が固定されているんですが、体を揺らして弾くっていうのは出来ないんですね、ズレちゃうから(^_^;)
つまり、すごく冷静な感じになります。
この感覚・・・万力タイプのギターレストを初めて見て試したときの感じを思い出しました。ギターレストはまだこれよりは体を動かせますが、当時はあのつっかえ棒が姿勢を固めているように感じたものです。
なんかねー、良くも悪くも曲にイレ込まないのです。すごく冷静(笑)。身体前傾皆無。だから軽やかに綺麗に弾けるっていうのもあるか?無いか??とにかく、音楽に与える影響も大きい感じ。
レコーディングの時とかにいいでしょうかねえ、あ、その頃は録音無いな、あはは。
アグアド先生のムズいパッセージがしつこく繰り返すような鬼エチュードとかは、こういう感覚で弾くことを求めていたのかな、なんて思いましたよ~!
こんな体験をさせてくれた生徒さんに感謝!
ご馳走様でしたー(^o^)丿
※トリポディオン、トリポーデはトライポッド、すなわち三脚という意味でしょう。ギター用三脚みたいな感じかな。
弾いてみると・・・なるほど、なるほどこんな感じね。割とちゃんと弾けちゃうね、そんなに弾きにくくはないな。

こちら、よく見かけるアグアド先生。
教本の挿絵でトリポディオンを推奨しています。
ちょっとギターの大きさ(縮尺)がヘンですが(^_^;)
K&M 商品説明の写真。
まぁ、これでステージで立奏するっていうのもすごいものありますよね。
これを使うってことは、他のギター(エレキ←→アコとか)や楽器ににスタスタ歩いてって持ち替えるってことでしょう?

19世紀ギターと座奏に対応するように改造したとのこと。やるなぁ!


《Amazonで見る》
Amazonで見てみると・・・おっ、お値段それなり。
まあ弾いている時間はともかく、
大事なギターをこんなに不安定な形で預けると思うと
しっかりしたものじゃないと不安っていうのはありますね。
ちなみに上記アマゾンリンクは
エレキギター用のK&M 14760ですが
今回使ったのはアコギ用のK&M 14761とのことです。
最近のコメント