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2022年11月

2022年11月27日 (日)

ライブのご案内

これからのライブ・イベントのご案内です。

2022年 ライブ
12/25(日) 建孝三&長谷川郁夫 Duo in
GGサロン(要町)
2023年
2/11(土祝) 19cギター in カフェ・カプチェットロッソ(淡路町)
3/26(日)  深代朋子リサイタル with 長谷川郁夫 in ポトス(宿川原)
5/14(日)  中島晴美&長谷川郁夫 19cギター in GGサロン(要町)
5/21(日)  青木ひろこ(朗読)& ギター in 古民家カフェ・カフェマリオ(宇都宮)
5/27(土)  青木ひろこ(朗読)& ギター in ステッチ(玉川上水)

イベント=====================
2022年
12/ 4 (日) 立川市ギター倶楽部定期演奏会
2023
4/22(土) はせがわ音楽教室 第27回発表コンサート

 

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2022年11月20日 (日)

原善伸先生とセッション ランクラージュマンop.34(ソル)より ワルツ

221117

2022年11月17日収録
この日は良い秋晴れの中、横須賀は原善伸先生のお宅を訪ねました。
原善伸先生は活発な演奏活動、CDの出版そして日本大学芸術学部や洗足音楽大学他でのギター指導で知られるギター界の重鎮です(現在は退官され2021年洗足学園より名誉教授の称号を授与されています)。

原先生宅はこれで3回目の訪問となりますが、いつも気さくに迎えてくださいます。
この日もギター談義・音楽談義から原先生の元気の秘訣にせまる健康談義まで様々な話題で盛り上がりました。
そしてこちらの1828年作同年のラコートによるギターデュオのセッション!
お手合わせいただきながら「200年前の愛好家たちもこんな風にギターを持ち寄って楽しんだでしょうか・・・」そんな思いを馳せながら弾いています。
せっかくなので、記念に!と思って収録した動画ですが原先生よりご快諾戴きセッションの中の一曲をアップしました。

おかげさまでとても有意義で貴重な時間を過ごさせていただきました。
楽しい時間はあっという間と言いますが、この日はまさにそんな一日でした。
原先生、そして奥様、ありがとうございました。

演奏と使用楽器
原善伸 ラコート1828年パリ
長谷川郁夫 ラコート1828年パリ (同年!)
ともにガット弦を使用し、指頭奏にて演奏しています。

原先生ホームページ
http://www.hara-guitar.com/

ワルツ ランクラージュマンop.34(フェルナンド ソル)より
19世紀のオリジナルギターデュオ曲としてよく知られるランクラージュマン。日本語訳のタイトルでは「はげまし」といわれています。
構成は序奏~変奏~終曲という3つのパートからなります。序奏部はカンタービレ(歌うように)の指示があり文字通り歌謡調の美しいメロディを持っています。続く変奏はアンダンティーノ2拍子、明るく軽やかな主題に続いて表情豊かな3つの変奏がありコーダ(結尾部)を経て継ぎ目なく終曲のワルツに接続します。
この動画でご覧いただくのはその終曲の部分です。楽しいリズムと運動性のある旋律、そして華やかなエンディングに向かう様子が魅力的な佳曲です。

ランクラージュマンの楽譜は頻繁にパートが入れ替わる協奏風スタイルのものが圧倒的に知られていますが、実はそれはソルの弟子として知られるナポレオン・コストの編曲によるもので、ソルのオリジナル(原曲版)としてはこのようにパートがシャッフルされない版があります。
今回はソルの原曲版として Hamburg: Jean Aug. Bohme, n.d. Plate 34. を使いました。
楽譜はペトルッチ楽譜ライブラリーで無料にて見ることができます。

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2022年11月 5日 (土)

デュエット op.20(カル) Guitar Duet, Op.20 (Call, Leonhard von)

Op20
デュエット op.20(レオナルド・フォン・カル 1767-1815墺)

《使用ギター》
小川:ルイス・パノルモ1848年(ロンドン) ※角田真氏提供
長谷川:ルイス・パノルモ1844年(ロンドン)

2022.10.15
小川和隆 長谷川郁夫
19世紀ギターの楽しみ クラシックコンサートより
ホームギャラリーステッチにて

Guitar Duet, Op.20 (Call, Leonhard von)
Kazutaka Ogawa(Panormo 1847)
Ikuo Hasegawa(Panormo 1844)

レオナルド・フォン・カル
読み方はレオナルド=レオンハルト、カル=カール=コールとドイツ読み、英語読みでしょうか、いろいろに発音されています。知る人ぞ知るかの菅原潤さんはむかし「ド・カル」と呼んでいましたっけ。さっき調べていたら~「レオンハルト・デ・コール」と呼ばれることもある~なんていう記述も見つけましたので、これのことかなと懐かしく菅原さんを思い出しました。ここでは「カル」で進めていきますが…。
作曲者のカルは18世紀終わりから19世紀初頭にかけて活躍したオーストリアの作曲家です。ほぼベートーヴェンと同時期くらいですね。マンドリンとギターの教師でさらにフルートも良くしたとされ、主にアマチュアのための室内楽作品が多くあります。そういうわけであまり技巧的にならずに品の良いウィーン古典派の気分を味わえる貴重な存在と言えるでしょう。
わたしはギターを始めたきっかけが中学のクラブ活動(合奏)でして、初めて弾いた合奏曲はop.26のギタートリオでした。今回お聴きいただいたop.20のデュエットも横尾幸弘編の二重奏曲集に収録してあったこともあってなじみがありました。
カルの作品はペトルッチ楽譜ライブラリーで、この曲も含め閲覧することができます。

 

デュエットop.20
タイトルにはFacile(易しい)という表記もあり、ハ長調。全体には平易なテクニックで書かれていますが全4楽章で演奏時間15分ほどにもなる、割と立派な形をしています。

第1楽章
アダージョ ファンファーレ的な導入と続くおだやかなメロディで祝祭的なイメージがあるでしょうか。

第2楽章
メヌエット タイトルこそメヌエットですが冒頭部などダンスというよりむしろ歌謡調の印象です。この頃の「メヌエット」は単に「中庸なテンポの三拍子の曲」くらいの存在だったのでしょうか。時代を見渡すといろいろなメヌエットが散見されますからそういった時代の過渡期的なものなのかもしれません。トリオも付属します。

第3楽章
アンダンテ 鳥のさえずりがあちらこちらから聴こえるような効果を狙った楽しいアイデアの楽章。曲の最後はさらにさえずりが満ちてまるで大きな森の中にいるようです。

第4楽章
ロンド・アレグレット 爽やかに通り抜ける一陣の風。こういう終わり方は当時の典型ですね。途中Fに転調した部分も大変効果的です。

※ 第3楽章で鳥のさえずりを感じた「ファソファソファソ…」というモチーフ、実は第1楽章と第4楽章でも使われていますがこれも意図的なものと思います。

おがわホームページ
https://suertona.com/

おがわブログ
https://suertona.com/archives/category/blog

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2022年11月 3日 (木)

はじめてギターを持つ方に贈る、ギター管理のポイント

先日、わたしの指導するギターサークルのメンバーさんで
はじめてギターを購入する方がいました。

はじめてのギターって興奮しちゃいますよね(笑)!
わたしもいまだにギターを持って帰った晩などは
眠れないくらい眺めたりしちゃいます (^^)

「はじめてのギター」って何度も書いちゃいますが
いい響きダナァ~ (#^^#)
ぜひ大切に、良く弾いてあげてほしいものです。
いい音に育てて
かけがえのないパートナーにしてください。

・・・というわけで、その方に
ギター管理のアドヴァイスをしたのですが
せっかくなので
ブログをご覧のみなさんにもご紹介しましょう

===================

ぶつけない・倒さない
持って歩くとき、どこかに置いておくとき
いつも気をつけるようにしましょう。
“かもしれない” 動作を身につけることが大切です。
こうして置いたら倒れてしまう “かもしれない”
こう持ったらぶつけてしまう “かもしれない”
と思うことが未然にそれを防ぐことになります。

特にサークルでは多人数が動き回るので
人がぶつかったり蹴飛ばされたりしないように
危険から遠ざけることも必要です。
いつか倒れるような置き方をしていたら
倒された本人はもちろん、倒した方も気の毒ですから。
あ、ケースに入っていても
バッタンと倒したり落としたらダメですよ。

ポリポリしない (^^ゞポリポリ
あと、塗装面に爪を立てないようにしましょう。
単純にキズになるからです。
小さなキズの一つ一つが楽器に悪影響を与えることは
それほどないとは思いますが
付いたキズが自然に治ることはありません。

基本はからぶき
ギター用のワックスやクリーナー的なものも売っていますが
それによって何が起こるかわからないので
基本はサービスで付けてくれた布があったでしょう、
あれで優しく(押さないように)からぶきをするようにしてください。
ケースにしまう際にササッと拭く習慣をつけるだけでも
後々綺麗さがずいぶん違います。
指紋や手の脂がベタベタつかないように、
ついたら拭き取るようにするというのが良いでしょう。

高温厳禁
ギターにとって高温はかなりダメージを受けます。
車内放置はもちろんのこと、ストーブの前、
部屋でも直射日光は避けてください。
ケースにしまった状態でもダメですよ。

乾燥厳禁
過度な乾燥もダメージが大きいです。
だいたい湿度計で40-50%あたりが適度と言われます。
瞬間的に下がったと言ってすぐ壊れることはありませんが
長期にわたって低い状態が続くと割れや故障の原因になります。
だから、関東の冬などは注意が必要です。

練習する部屋に湿度計を置いて湿度を見るようにするのは基本。
その値によって加湿器やその他で適度に加湿するのはとても良いことです。
エアコンやヒーターの風が当たる所は乾燥が酷いので避けましょう。
また、ホットカーペットや床暖房の上に直接ギターを置くとたいがい壊れます。
さらにしまった際のケース内の湿度を調整するのも良いことです。
冬場、ケース内のギターに仕込んで使う専用の加湿グッズがあり、
サークルのみなさんもよく使っています。
加湿グッズは下にAmazonリンクを張っておきます。

練習が終わったら
下げた方がいいかどうかは諸説ありますが
わたしは弦を下げて保管するようにしています。
だいたい3~4回クルッ、クルッ、クルッと回すくらい。
ケースにあたらないよう、つまみが直線に並ぶようにするとよいですよ。

ギターは赤ちゃん
ギターはどんな環境でも自身でどうすることもできないし
音以外はいずれ鍛えられて強くなるなんてこともありません。
だから我々オーナーがいろいろ良くしてやることが大切なのですね。
はじめは面倒と思うこともあるかもしれませんが
とにかくほっぽっちゃダメ。
いつも愛器が無事に過ごせるように気を配って。。。
イメージとしては赤ちゃんを扱うようにって感じでしょうか。
わたし、子どもはいませんが (^^ゞ
そして、たくさん遊んであげる・・・つまり、弾くってことですね
それでいい子に育ちます。

修理はできる
まぁ、木製品ですから経年の中では
気をつけていたって割れたりはがれたり
それなりにいろいろなことは起こります。
でも実はそれを直すことはできます。
しかも、名人に頼めばほとんど音や操作性に支障なく
使用を継続できるようにやってくれます。
(痕は残ったりしますよ)
古来から木製品や木造建築はそういうものですよね。

なので割れた、壊れた→もうダメだと
そこまでがっかりする必要もありませんが
修復には費用も掛かりますし、
なるべくならそうならない方がいいに決まっていますから
日常の気遣いはするに越したことはありません。

それでは、楽しいギターライフを (^o^)丿

以下、わたしがよく使っているケース内加湿用のグッズです。
冬場はあった方がいいですよ~

Oasis オアシス プラスヒューミディファイアー Plus+ Humidifier OH-5

 


D'Addario ダダリオ ギター用湿度調整器 サウンドホール装着用 Acoustic Guitar Humidifier GH




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