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2023年2月19日 (日)

《ライブ演奏》愛らしい19世紀のエチュード集

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https://youtu.be/loj3cROZKsY

2023.2.11 カフェ・カプチェットロッソにて
「19世紀ギターとその音楽~長谷川郁夫ギターコンサート」より

愛らしい19世紀のエチュード Lovely 19th Century Guitar Etudes

マエストーソ ハ長調 “はじまりの歌”(ジュリアーニ op.51-1)
アレグレット ニ短調 “さすらい”(カルッリ op.27ギター教本より)
アンダンティーノ ト長調 “ちいさな川”(カルッリ op.241ギター教本より)
ト長調 “風にのって”(ソル op.35-4)
イ短調 “祈り”(アグアド ギター教本より)
アンダンテグラツィオーソ イ長調 “こだま”(カルカッシ op.60-13)
アレグレット ロ短調 “月光”(ソル op.35-22)

使用ギター:ルネ・フランソワ・ラコート 1828年 パリ
キルシュナー社(ドイツ)のガット弦とフィガロ社(神戸)の絹芯低音弦を使用しています。

先日淡路町カフェ・カプチェットロッソライブの冒頭は「愛らしい19世紀のエチュード」と題して小さなギター練習曲をまとめて弾きました。「こういうのも人前で弾くの?」と思われるくらい小さくたわいのない曲も入っていますが身近に音楽を感じられるカフェコンサートならではと思って取り上げています。
いまこれらの可憐な曲を丁寧にさらうとギターの音色や曲そのものの美しさとともに、わたしがギターを始めたばかりの頃にこれらの曲を弾いて感じたことや、誰が弾いていたとかあんなことを言っていたとか、さらには音楽にはあまりまつわらない当時の出来事まで胸に去来し少々不思議な気分に見舞われます。まあ、音とか匂いとかってそういうところありますよね。

ところでこういった練習曲にはたいがいタイトルが付かないものですが、ソルの「月光」などは後の人がそう呼ぶようになったのでしたね。少し前に読んだ本によると「月光」は日本で付けられ呼ばれているとのことでしたが…。
そこで今回は「月光」以外の曲にわたしがタイトルをつけてみました。これは空に浮かぶ雲を指さして「これはクジラが跳ねているところ」とか「あれはネコが伸びをしている」とか言うようなもので、ごく軽いイメージ遊びの類ですがそれだけでもその曲への親しみがぐっと増すのを感じます。
「・・・まずは小さなオードブルをつまむような気分で200年前のギターとガット弦の音色を味わっていただければ」と添えて、この小さな7曲を続けて演奏しました。こちらをご覧の皆さまもYouTubeにてぜひどうぞ。

神田淡路町カフェ・カプチェットロッソ
http://cappuccettorosso.jp/

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