【朗読とギター】葉桜と魔笛 / 太宰 治 青木 ひろこ(朗読) 長谷川 郁夫(ギター)
「5月の風の中で〜朗読とクラシックギターの午後」より
2023年5月27日(ライブ)
ホームギャラリーステッチ(東京都立川市)にて
【朗読とギター】葉桜と魔笛 / 太宰 治
青木 ひろこ(朗読) 長谷川 郁夫(ギター)
後援/宇都宮市文化協会
-音楽-(長谷川郁夫 作曲)
M1.葉桜の頃~プロローグ
M2.新緑の野山
M3.「ねえさん。」
M4.読んでゆくにつれて
M5.偽りの手紙
M6.神様のおぼしめし
M7.葉桜の頃~エピローグ
朗読のスペシャリスト青木ひろこさんの朗読とわたしのギターのコラボライブを2023年5/21宇都宮と5/27立川の2公演持ちました。
演目は「草乃丞のはなし(江國香織)」とこちら「葉桜と魔笛(太宰治)」および、わたしのソロ演奏のシーンもありました。
朗読についてはどちらも素晴らしいテキストでしたが青木さんが語ることによってさらに印影と深みが増し、物語にぐいぐいと引き込まれます。(「葉桜と魔笛」のテキストは青空文庫など無料で閲覧・ダウンロードできます。https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/42376_15545.html )
今回、青木さんの朗読中に挿入するギター音楽はすべてわたしの創作(作曲)にしました。世にある曲を選んで合わせるのも悪くないし、楽曲としての完成度はそちらの方が上だったりもするとは思うのですが、テキストや青木さんの朗読とのマッチング(演奏する際のわたしの心の様子)を思うと、やはりそのために作った音楽がいちばんと考えたのでした。 その成果として今回はリハの時から本番に至るまで、全編を通すお手合わせいただくと、筋書きも朗読の様子も、わたしの曲も全てあらかじめわかっているのにいつも毎回ストーリーに激しく心を揺さぶられてしまうという体験がありました。テキスト、朗読、ギターそれぞれ単独で聴いたり弾いたりしている時は落ち着いて向き合っていたのですが、ああこれが正にコラボレーションの化学反応なのだと思いました。
この度の企画はわたしにとって初めてのものでしたが、青木ひろこさんの朗読に対する姿勢やそのご様子、朗読の世界と音楽とのマッチングについていろいろ思いを巡らせたこと、そして様々な出会いなど大変良い経験をさせて頂きました。
【関連情報】
青木ひろこHP http://www.25garden.com/index.htm
青木ひろこの朗読『READING GARDEN』(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/@readinggarden9495
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