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2024年12月

2024年12月31日 (火)

タラスカの子守歌(メキシコ民謡)

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https://youtu.be/DFa4e4I5WYk

2024年12月31日
暮れゆく2024年に寄せて。

先に紹介したマルセロ・バルベロ・イーホ。
優しく穏やかに響くこのギターで
こんな曲を奏でてみたくなりました。

実に簡素で短い曲なのですが
弾き終わっても響きが耳の奥で
まるで残照のようにいつまでも残り
しみじみとした味わいに浸ります。

みなさま、よいお年を!
来年もよろしくお願いいたします。

タラスカの子守歌 メキシコ民謡
使用ギター
マルセロ バルベロ イーホ1998年
(パラカサ アルカンヘル フェルナンデス)
楽器紹介と楽器談義の動画はこちら
https://youtu.be/tns3NKN06kM

演奏:長谷川郁夫 指頭奏法

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スペインはマドリードの名工!マルセロ バルベロ イーホでギター談義と聴きくらべ♪ 【つれづれ★クラシックギターの7】

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https://youtu.be/tns3NKN06kM

つど心に浮かんだ話題でとりとめないギター話を綴る「つれづれ★クラシックギター」の第7話は、たまたまお預かりしたスペインはマドリードの名工マルセロ バルベロ イーホの1989年作で緊急⁉ギター談義。
どうぞ今回もよろしくお付き合いください。

この前バルベロ・イーホを預かる機会があったので了承を得てギター紹介、ギター談義の動画を作ってみました。
バルベロ・イーホ、落ち着いた響きでいい楽器ですよね。わたし結構好きなんです。お持ちの方も数人、脳裏に浮かびますから人気もあるギターなんでしょう。わたしのアントニオ・マリンとも弾き比べてみました。お正月の暇つぶしに❓❓よろしかったらご視聴いただければ幸いです。

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2024年12月24日 (火)

ジャパンヴィンテージギターの愉しみ~聴きくらべとギター談義!中出阪蔵&峯澤泰三【つれづれ★クラシックギターの6】

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https://youtu.be/FgrBn3QmMXo

つど心に浮かんだ話題でとりとめないギター話を綴る「つれづれ★クラシックギター」の第6話はジャパンヴィンテージギターの愉しみ。・・・楽器に物語あり! 作る人の人生、手に入れた方の思い、歴史、時代、出会いや別れの妙。。。一台一台の楽器の全てにドラマがあるな、と思っています。ロマンですよねぇ~💛  今回は古い方には懐かしい、新しい方には新鮮な~ギター製作のレジェンド中出阪蔵の1951年と1981年、溝カルでおなじみ溝渕浩五郎先生をして日本三大名工の一人と言わしめた峯澤泰三の1962年をおしゃべりと聴きくらべでご紹介しました。
ギター談義はわたしの大好物ですが、時間を気にせず好きなだけしゃべってみようと撮っていったら1時間弱!よくしゃべりましたぁ(笑)

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2024年12月18日 (水)

二つのルネサンス小品 リュートギター二重奏 植木和輝&長谷川郁夫

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https://youtu.be/wosCnXg4fJM

植木和輝さんとのリュートギターデュオ、最後は先にアップしたおしゃべりコンテンツ「リュートギターのはなしとデュオ演奏」より演奏部分を切り出しました。

「スパニョレッタ」はルネサンス時代の名旋律ですが、後のオットリーノ・レスピーギ(Ottorino Respighi 1879-1936伊)がリュートのための古代舞曲とアリア第3組曲の第3楽章にて「シチリアーナ」として引用したことから現代でも広く親しまれています。わたしたちの演奏ではレスピーギも参照したという 音楽学者オスカー・キレゾッティ(Oscar Chilesotti 1848-1916伊)の残したリュート曲写本から即興的にデュオにしてみました。
続く「二つのリュートのためのレッスン」は鈴木メソッドのギター教本に掲載されていたもので出典が不明でしたが、イギリスのエリザベス朝時代のリュート二重奏と思われます。

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2024年12月14日 (土)

リュート協奏曲 ニ長調 RV.93 /ビバルディ

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https://youtu.be/efUp1tLb8lk

リュート協奏曲 ニ長調 RV.93 /ビバルディ(1678-1741伊)
 編曲:植木&はせがわ
リュートギター2台による二重奏
 演奏:植木和輝 長谷川郁夫
 楽器:(植木)マティアス・バウアー作 1880年頃 ウィーン
    (はせがわ)ヘルマン・ハウザー1世 1914年 ミュンヘン
ガット弦・指頭奏法・A=392Hz

「四季」でよく知られるビバルディがリュートを取り上げた作品。協奏曲(コンチェルト concerto)とは、合奏パートと独奏パートによって奏される音楽を指しており、ビバルディはこのタイプの曲を多く作っていますが、ここでも手慣れた筆致で軽やかに、しかしイタリア人らしい人を楽しませるサービス精神に富んだ音楽としてまとめています。


曲は速い~ゆっくり~速いの全3楽章で構成され、
第1楽章はAllegro giusto(アレグロ・ジュスト)とあり「軽快にそして正確に」というような意味になります。冒頭32分音符による明るく溌溂としたメロディが印象に残ります。
第2楽章は付点音符にのせて奏でられる美しいリュートの歌。繰り返しではいろいろな装飾をつけて楽しみました。
第3楽章は3連符によって踊るようなリズムが醸される賑やかで楽しい音楽。エンディングもキレが良く心がスカッとします。

リュートはビバルディ当時の合奏では通奏低音と言って一種の伴奏のような役割を追うことの多い楽器でしたが、この曲では独奏パートとして活き活きと華やかに活躍しているのが印象的です。現代ではクラシックギターが独奏パートを受け持ちギター協奏曲として演奏されることもあり、ギタリストの中でもなじみのあるレパートリーといえるでしょう。

今回のアレンジは奏者である植木和輝さんとわたしによるもので、主に合奏パートを植木さんが、独奏パートをわたしが受け持っています。リュートギターという楽器と相まってなかなか良い響きが出たと思っております。

【関連情報】
リュートギター解説とデュオ演奏

新潟コンサート&滞在レポート(はせがわブログ)

植木和輝&長谷川郁夫デュオ演奏集【再生リスト】

うえきホームページ

はせがわリュートギター演奏

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2024年12月10日 (火)

主よ人の望みの喜びよ/バッハ リュートギター二重奏 植木和輝&長谷川郁夫

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https://youtu.be/--q3Fshb2Hw

2024.11.18収録
主よ人の望みの喜びよ(ヨハン・セバスティアン・バッハ 1685-1750 独)
 編曲:平倉信行~植木&はせがわ
リュートギター2台による二重奏
 演奏:植木和輝 長谷川郁夫
 楽器:(植木)マティアス・バウアー作 1880年頃 ウィーン
    (はせがわ)ヘルマン・ハウザー1世 1914年 ミュンヘン
ガット弦・指頭奏法・A=392Hz

「主よ人の望みの喜びよ」も先に演奏をアップした「G線上のアリア」と並んで広く親しまれているバッハの作品です。
原曲は教会カンタータ『心と口と行いと生活で(BWV147)』終曲のコラール(合唱による賛美歌)で合唱とオーケストラによって演奏されます。
この曲はマルティン・ヤヌスMartin Jahn (ca.1620 - ca.1682)が書いたテキストにドイツのヴァイオリニスト・作曲家のヨハン・ショップ(Johann Schop, 1590ca. - 1667)がメロディを付けた賛美歌を引用して作られています。冒頭の3連符の連続による旋律はバッハが作ったもので、続く長い音符による旋律(合唱で歌われる)が引用した賛美歌の部分になります。初めそれらは交互に出現しますが曲が進むにつれて二つの旋律は次第に混ざり合い、ついには一体に融合し輝かしく響き合う感動的なシーンを経てエンディングに進み、最後に冒頭のバッハの旋律をもう一度奏でたところで曲を閉じます。

今回の楽譜はギタリスト平倉信行さんのギターデュオ用アレンジをベースにリュートギターにフィットするように少し音を変更しています。

ルネサンス~バロック時代にかけてギターと並び撥弦楽器の花形だったリュート族の末裔にあたるこのリュートギターは19世紀の頃にはドイッチェラウテ(ドイツリュート)とも呼ばれ、ドイツでは自国を象徴するような楽器として存在していました。
ここではそんな背景も感じながら、もう一つのドイツの誇りである大バッハの音楽を弾いたら、きっと百何十歳にもなる我々のリュートギターもさぞ喜ぶだろうと思って取り組みました。

【関連情報】
リュートギター解説とデュオ演奏

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植木和輝&長谷川郁夫デュオ演奏集【再生リスト】

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はせがわリュートギター演奏

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2024年12月 5日 (木)

G線上のアリア/バッハ リュートギター二重奏 植木和輝&長谷川郁夫

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https://youtu.be/5H_5a8Qf8hg

2024.11.18収録
G線上のアリア(ヨハン・セバスティアン・バッハ 1685-1750 独)
 編曲;アウグスト・ヴィルヘルミ~平倉信行~植木&はせがわ
リュートギター2台による二重奏
 演奏:植木和輝 長谷川郁夫
 楽器:(植木)マティアス・バウアー作 1880年頃 ウィーン
    (はせがわ)ヘルマン・ハウザー1世 1914年 ミュンヘン
ガット弦・指頭奏法・A=392Hz

G線上のアリアはバッハの作った最も有名な旋律の一つです。原曲は『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲「エール (Air)」ですが、後にヴァイオリニストのアウグスト・ウィルヘルミ(1845-1908独)がピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏用に編曲した際、ヴァイオリンの一番低い弦・・・G線のみで旋律を奏でるようにしたことからこの名がつきました。今回の楽譜はギタリスト平倉信行さんのギターデュオ用アレンジをベースにリュートギターにフィットするように少し音を変更しています。

ルネサンス~バロック時代にかけてギターと並び撥弦楽器の花形だったリュート族の末裔にあたるこのリュートギターは19世紀の頃にはドイッチェラウテ(ドイツリュート)とも呼ばれ、ドイツでは自国を象徴するような楽器として存在していました。
ここではそんな背景も感じながら、もう一つのドイツの誇りである大バッハの音楽を弾いたら、きっと百何十歳にもなる我々のリュートギターもさぞ喜ぶだろうと思って取り組みました。
演奏にあたってはバロックというよりも、どちらかと言えばこの楽器たちの生まれた頃、あるいはG線上のアリアと呼ばれるようになってからのロマンティックなスタイルを標榜しています。

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2024年12月 4日 (水)

リュートギターのはなしとデュオ演奏・植木和輝&はせがわ【つれづれ★クラシックギターの5】

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https://youtu.be/ttndY9SPXhg?si=S4L-3i4HtnWvv2mv

つど心に浮かんだ話題でとりとめないギター話を綴る「つれづれ★クラシックギター」の第5話はリュートギターのおはなし。
リュートギターはリュートなのか❓ ギターなのか❓❓
どうぞ今回もお付き合いください。
また、よろしければ皆さんのご感想などもコメント欄にお聞かせくださいネ。
ご質問もどうぞ。わかる範囲でお答えいたします(^^)

おはなし:長谷川郁夫 演奏:植木和輝&長谷川郁夫

演奏曲
スパニョレッタ(作者不詳)
ふたつのリュートのためのレッスン(作者不詳)

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