G線上のアリア/バッハ リュートギター二重奏 植木和輝&長谷川郁夫
https://youtu.be/5H_5a8Qf8hg
2024.11.18収録
G線上のアリア(ヨハン・セバスティアン・バッハ 1685-1750 独)
編曲;アウグスト・ヴィルヘルミ~平倉信行~植木&はせがわ
リュートギター2台による二重奏
演奏:植木和輝 長谷川郁夫
楽器:(植木)マティアス・バウアー作 1880年頃 ウィーン
(はせがわ)ヘルマン・ハウザー1世 1914年 ミュンヘン
ガット弦・指頭奏法・A=392Hz
G線上のアリアはバッハの作った最も有名な旋律の一つです。原曲は『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲「エール (Air)」ですが、後にヴァイオリニストのアウグスト・ウィルヘルミ(1845-1908独)がピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏用に編曲した際、ヴァイオリンの一番低い弦・・・G線のみで旋律を奏でるようにしたことからこの名がつきました。今回の楽譜はギタリスト平倉信行さんのギターデュオ用アレンジをベースにリュートギターにフィットするように少し音を変更しています。
ルネサンス~バロック時代にかけてギターと並び撥弦楽器の花形だったリュート族の末裔にあたるこのリュートギターは19世紀の頃にはドイッチェラウテ(ドイツリュート)とも呼ばれ、ドイツでは自国を象徴するような楽器として存在していました。
ここではそんな背景も感じながら、もう一つのドイツの誇りである大バッハの音楽を弾いたら、きっと百何十歳にもなる我々のリュートギターもさぞ喜ぶだろうと思って取り組みました。
演奏にあたってはバロックというよりも、どちらかと言えばこの楽器たちの生まれた頃、あるいはG線上のアリアと呼ばれるようになってからのロマンティックなスタイルを標榜しています。
【関連情報】
リュートギター解説とデュオ演奏
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