03.終わったコンサート

演奏会のレポートをときどき書きます。

2018年7月 9日 (月)

終了:ウクレレ&ギター サマーコンサート6

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昨日はウクレレ&ボーカルの小山葉子さんと

i-leafのコンサートで楽しいひと時を過ごしました。

お集まりいただいたみなさま、ありがとうございました。

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毎年この時期にやって第6回。

この二人組も気心が知れて、イイ感じになってきました happy01


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お客様は葉子さんのファンが多く、ハワイアンの曲もよくご存じで

とてもノリがよく、楽しく聴いていただけたようです。

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当日のプログラムです。

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葉子さんのトークも楽しく盛り上がっていました。


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わたしのギターソロはエターナリーと慕情を弾きました。


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2018年6月17日 (日)

終了:紫陽花(あじさい)に寄せて ギターとヴァイオリンとチェンバロの響き

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昨日は浅草橋のスタジオゲルンにて

「紫陽花(あじさい)に寄せて
ギターとヴァイオリンとチェンバロの響き」

コンサートをおこなってきました。

雨の中いらしていただいたみなさま、誠にありがとうございました。

この日はまさにコラボレーションといった楽器編成で

プログラム的にもアラカルト的な幅を楽しんでいただくような構成にしました。

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今回の公演タイトルは「紫陽花に寄せて」。

それにちなんで入口にあじさいが飾られていました。

主催者の方のお心遣いが嬉しいです。


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これはリハの様子。

「よしっ!」

準備万端で本番に臨みます happy01

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トリオ演奏。

今回のトリオ演奏はすべてバロック音楽。

ヘンデルの2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ

ビバルディのリュート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ

もう一つヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲としました。

ビバルディのトリオはリュートとヴァイオリンがほぼユニゾンという

ユニークというか斬新な作り方でできています。

思うに、音量差のあるヴァイオリンとリュートは

ハモらせるよりこのようにした方がちゃんと聴こえると

ビバルディが考えたかな、と思いました。

コンチェルトの方はそれぞれが交互に出てくるシーンが多かったです。

つまり、やはりあまり重ねない書き方をしていました。

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バッハのヴァイオリンソナタBWV1017演奏中。

さすがの超名曲!全楽章通して聴くと聴きごたえありますね。

ヴァイオリンは宮林陽子さん。


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チェンバロは小澤章代さん。

チェンバロがあるおかげで、

ギターがメロディパートを弾くようなアレンジも可能になります。

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ギターとチェンバロのアンサンブル。

時代的にも重ならないチェンバロと6弦ギターですが

曲によって同じ撥弦楽器どうしというのを感じられる

かなり親密なアンサンブルができます。

この日の演目

名手、ブリームがギターとチェンバロのために編曲した

「序奏とファンダンゴ(ボッケリーニ)」は互いの音色が際立ち

キレよく、かっこいい曲。さすがブリーム!


シュヴェルトベルガーの「4つの小品」

ギターとピアノのための作品ですが、対話風な構成で

チェンバロに替わってもむしろそちらがオリジナルなのでは?

と思うほど相性もピッタリです。


アンコールではカルッリの対話風二重奏曲から有名なロンドを弾きました。

これはファーストをほぼそのままチェンバロで弾いてもらったのですが

対話が楽しく、効果的に響きました。


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わたしはソロでアルハンブラの思い出を。

この日はめずらしく?(笑) モダンギターのプレイであります。

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ヴァイオリンとギター。

カルッリ編のモーツァルト

大好きなモーツァルトを楽しむ19世紀ギター黄金期の人々の様子がうかがえる佳作。

チャールダーシュはギター伴奏がよりジプシー的な気分を盛り上げます。

もともとの曲がギター的な伴奏音型ですよね。


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この日の会場には渡辺悦子さんが描いた日本画から

季節とライブにちなんだものを選んでたくさん飾られていて

ご来場のみなさんは目でも楽しんでいらっしゃいました。

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渡辺悦子さんのプロフィールです。


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これは当日のプログラム。

会場にいらしたお客様より

「とても素敵なアンサンブル❣️
 紫陽花に寄せてとあるように、
 水色のチェンバロ、青のヴァイオリン、ピンクのギター、
 どの花も日本画のように一輪一輪がくっきり、たっぷりと咲いて、
 梅雨のひと時を豊かに過ごすことができました。
 とてもハイレベルな演奏会でした。」

と嬉しい御感想をいただきました。

ありがとうございます happy01

演奏した我々としてもまた機会があったらぜひやりたいコラボレーションでした!

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2018年5月29日 (火)

Irish Air “My lodging is on the cold ground” M.Giuliani / 春の日の花と輝く(ジュリアーニ)

昨日のライブから、一つ動画をアップしました。

6つのアイルランド民謡Op.125より
春の日の花と輝く(ジュリアーニ)

使用ギター:R.F.ラコート1828年(パリ)


このライブは2018.5.28に

銀座のギャラリーカフェ&ダイナーArt For Thought にておこなわれた

「アンティークギターの響きを楽しむ会」というもので、

この日は松田光二氏の「左官アート展」の初日でもありました。

素敵なアートに囲まれて、演奏させていただきました。

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この日は先日3/4に永田珈琲(小平)でおこなった

「ギター黄金期の音楽」の再演です。(少し変更しました)

この演目は19世紀(200年前)に最も近い形でギターや音楽、

そしてその愉しみをお聴きいただくべく

・当時のギター(ラコート1828年)
・ガット弦
・指頭奏法
・立奏
・当時の音楽(楽譜)

でアプローチしています。


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このライブをコーディネートしてくださった赤廣さんと

作家の松田さんとその奥様。

お客様からは19世紀ギターの柔らかな音色と

松田さんの作品の柔和な感じがよく合っていたと感想をいただきました。


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終了後のお楽しみ!

楽器談義や音楽談義は今回も楽しく盛り上がりました happy01

当年とって190歳のラコートギターはどこでも人気です。


本日のプログラム
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前半は少し長めの曲で3曲。

後半は小品をたくさん弾きました。

後半最初のアグアドは初級者向けの名もないエチュードですが

時々むかしの人がそうしたようにタイトルを考えてみました。


19世紀ギター、ガット弦の組み合わせは

とても自然に音楽的な響きを持っていて

特に当時のシンプルな曲では一層その様子が感じられます。


今のギターで弾いたら、ただの指練習の通過点、

レッスンで◎が付いたら終わり・・・みたいな曲であっても、

19世紀ギターで奏でてみると

音楽や音色が溢れ出てくるという経験はよくあり(しかもとても楽に)、

自分で弾いていて、その音楽によって心が癒されるのが実感されます。


この時代の曲はテクニカルな大曲もありますが

一方で音楽の欲求を自身の演奏で満たすというのも

楽器や楽曲に対する大切な側面だったのでしょう。

CDとか放送とかもない時代ですから。


19世紀ギターは本当にそういう性能にたけていますし、

奏法やアプローチを当時に近づけていくことで

より、そういう魅力がクローズアップされます。


また機会がありましたら

この演目の再演を試みたいと思います。

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2018年3月 6日 (火)

終了:珈琲とともに楽しむアンティークギターの響き(5) ~ギター黄金期の音楽~ ラコート1828年&パノルモ1844年による

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2018年3月4日 永田珈琲店「こもれび」にて

お集まりいただいたみなさま、ありがとうございました。

永田珈琲でのライブは2015年の10月から年に2回のペースで行っており

この日はその第6回め、アンティークギターとしては5回目になります。

「ギター黄金期の音楽」と題して

当時のギター、当時の音楽(楽譜)、ガット弦そして指頭奏法、立奏と、

世界でいちばん19世紀に近い空間を醸すべくアプローチしました。


プログラムはこちら
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そして作曲家の顔を見ながら聴くとまたちょっと愛着がわくかなあと思って

プログラムに肖像画を添付して各先生方のエピソードなどもお話したり。

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後半はエチュードやレクリエーションの曲を配置しましたが

CDやテレビもない時代であっても

やっぱり 「NO MUSIC,NO LIFE」 なのが人というもの。

当時の人にとって自分自身のためによい音楽を聴かせることの需要(大切さ)を

イメージしながらの構成・演奏しました。


自分を愉しませる(喜ばせる)音楽は

・最上の楽器による最上の音色

・最上のメロディやハーモニー

であって、むしろ自分が弾けなくなってしまうような難しいフレーズは

どちらかというとストレスですよね(笑)。

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そして今回はこちら

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立奏スタイルで臨んでみました。

立奏は数年前から少しずつやってみていたのですが

わたし自身の研究も進み、慣れも出てきたので

この度、全曲を立奏にしています。


立奏は重心も上がりますし、ギターの固定も(座奏時ほど)できませんから

まあ、初めの印象としてはグラグラするわけですが

重心を崩して身体を揺らせば、それに伴って音楽(の重心)も揺れる。

一輪車にのっているような、ヒラリヒラリと(実際は乗れません・笑)

そうやって音楽に意識的にも無意識的にも波ができるような感じ。

あるいは体とアンサンブルしているような感覚。


面白いものですね。

技術的には楽器を固定してアプローチしたほうが断然有利ですが

完全固定ともいけないでしょうから、どこまでにしようかという事ですけれど

自由と安定はバーターの関係なのでしょうか。


もう一つ、別な視点として

自分のやったことの無いやり方でアプローチすると

自分の慣れている方へ引っ張る気持ちが少なくなるので

なんていうのでしょう、自分の知らないものへの気持ちが謙虚になるような効果も感じます。

指頭奏法の実践の時も感じました。

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さて、これはアンコールのあたりの写真と思いますが

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訪ねてきた友人にギターを聴かせている様子を描いた19世紀の絵画ようで

お気に入りの1枚です happy01


終了後はお客様に囲まれて楽器談義なども

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これもまた楽しいひと時。

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小平の永田珈琲こもれび

心和む素敵な空間をありがとうございます。

またこれからも続けていきます!

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2017年11月30日 (木)

茅ヶ崎にて演奏

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先日は茅ヶ崎の中小企業の社長さんたちの集い

「海風クラブ」にお招きいただき、演奏を聴いていただきました。 happy01

みなさん、熱心に耳を傾けてくださり

よろこびのコメントも戴き、大変良い一日でした。

ありがとうございます!


ところで

使用楽器はこの前「ナイロン弦とガット弦の聴き比べ」で

動画アップしたパスカル1922年を使用しました。

この楽器のガット弦仕様は初めて人前での演奏です。


いわゆるクラシックギター(モダンギター)では

普段からナイロン弦に耳が慣れていますから、

ついつい「違う音」と評価してしまいますが、

この楽器が生まれたときはナイロン弦の選択は無かったわけですから、

そういう意味ではこちらが本来の音なんですよね。


音程感がはっきりしていて、しかも語るような味わいのある良い音に感じます。

比べてナイロン弦は良くも悪くも柔らかだし

カーボン弦は冷たい音色に思います。


もう一台はムシカ・アンティカ・湘南からお貸しいただいた

アマリオ・ブルゲットのラコートモデル。

こちらもガット弦仕様でしたが、明るく溌剌とした音でよく鳴っていました。


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2017年10月26日 (木)

関西出張~5つの目的

10月21~24日、関西方面に出張してきました。

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今回の荷物。大きなケースはリラです。重い~ wobbly

今回の関西行は5つの目的を持ってまいります。


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とりあえず、新幹線に乗車。こだまのグリーン車を選択。

時間はかかりますが、快適かつリーズナブルなのです!

新大阪から福知山線に乗り換え、篠山に向かいます。


そしてこれが最初の目的。

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ギター製作家の田中清人さんにお願いしてあったシュタウファーギターの修復。

1年がかりで直していただきました happy01

気になっていた表面板のゆがみも直り、音も活き活きと復活していましたヨ。

田中さん、ありがとうございます。

来年はこの楽器の音を披露する日を作ります。


その晩は篠山のロッジに宿泊しました。

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到着するやいなや、マリアハープのマリア味記子さんとリハーサル。

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夕食戴きながら、うちあわせ~♪

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夕食は地のものが多く使われていて、美味しかったです。

厚みのあるしいたけとか、イノシシの焼肉とか。


夜は篠山特産!今が旬の黒豆の枝豆をつまみながらビデオチェックしたり。

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黒豆の枝豆は初めて食べましたが

粒が大きく、味も濃く、止まらない~ delicious


さて、翌22日は篠山のカフェ・にちようさんでライブです。

これが第2の目的でした!

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実は18時開演だったのですが、台風の影響を考慮して

8時間の繰り上げで10時開演 impact

結果的には良い判断だったと思いました。結構すごいのが来ましたから。

しかし、6時起き、8時からリハとなりました、、、は、早い (笑)

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いざ開演!

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まずはリラソロ。みなさん、熱心に聴いてくださいました。

にちようさんの店内も適度に響きが残って、暖かな音で弾きやすい空間でした。


休憩時間には田中さんが楽器の説明をしていました。

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この日のライブのもう一つの目玉はこの楽器ディタルハープ。

美しく装飾された、およそ200年前のハープです。

生の音色を聴けるチャンスはなかなかありません!

まずは田中さんによるレクチャー。

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つづいてマリアさんによる演奏

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深く幻想的に響く楽器です。

来年は東京でも紹介する機会を作りたいと思います。


さらに、マリアハープとギターのデュオ。

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楽しく演奏しました happy01


台風の迫る中、お集まりいただいたみなさまに感謝いたします。

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アンコールは互いの楽器を持ち替えたりして・・・

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これが本日のプログラム

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ところで、カフェ・にちようさんは美味しいコーヒーとガレットが人気です。

ガレットってそば粉のクレープみたいなもので、フランス風ということです。

演奏後、生ハムのガレットをいただきました。初めて食べましたが、美味しー happy02

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この日のお宿は篠山のホテルです。

ホテルのレストランでは黒豆づくしのお料理

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部屋に戻ってからは焼き栗。これもおいしい。

田中さんお勧めのお店で買いました。これが一番うまい!と。

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さあ、23日は台風は過ぎたものの、その爪痕は各所に残り

篠山を出て大阪に向かいたいのですが、行けない・・・ coldsweats02

電車が止まって、道路も動かない。

でも、田中さんがいろいろなコースを検討してくださり

30キロも先の駅まで送ってくれて、その後の予定に間に合いました。

ホントに何から何までありがとうございます!!!


そしてここからが第3の目的。

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西宮のプレラホールにて

館長さん、スタッフのみなさんとビートショップ(企画会社)の社長に

リラを見ていただきました。

今後、マリアさんのディタルハープやマリアハープと良い企画が作れますように。


このあとは目的のその4.

マリアさんのご紹介で関西ギター界の大御所、増井一友先生を訪ねました。

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気さくになお人柄で暖かく迎い入れていただき、

楽しいおしゃべりに花が咲きました。

増井先生所有の銘器や古楽器の数々も拝見し、

さらに二重奏のお手合わせも!!

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さて、出張の最終日の目的は完全なる観光客 happy02

新快速に乗って姫路まで。

美しい白鷺城まで行って天守閣にも登ってきました。

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2年ほど前にお色直しの補修工事があってまばゆい白さに!

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坂道と場内の急な階段は運動不足の体に堪えます。

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帰りの新幹線はお約束のたこ焼きビール。

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東京駅からも1時間以上かかるんですが、かまうものか(笑) 呑んじゃえ!


翌日はお土産に戴いた黒豆の枝豆が届き、

早速茹でて楽しかった出張を思い返しました。

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マリア味記子さん、田中清人さん、
この度はサポートと多くのご縁をありがとうございました。

そして今回の出張で初めてお会いした
篠山の皆さん、プレラホールのスタッフの皆さん、
ビートショップの水谷社長と奥様、そして増井先生、お世話になりました。
これからもよろしくお願いいたします。

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2017年9月11日 (月)

終了:珈琲とともに楽しむヴァイオリンとギター ~二種の弦楽器による親密な響き~

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2017年9月10日(日) 永田珈琲店「こもれび」にて
ヴァイオリン:宮林陽子さん

ご来場のみなさまありがとうございました。

今回のライブは一か月くらい前に満席となってしまい
何人かの方にはお申し込みを受けられず、
申し訳ありませんでした。

さて、今回のプログラムはヴァイオリンとギター。

共に弦楽器としてポピュラーな存在ですが
意外と一緒に演奏することが少ないような気もします。
でも、曲は結構あるのです。

今回はヴァイオリンとギターのための曲を中心に選曲しました。
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シャイトラーのデュオは1番ばかりがよく弾かれますが
2番もなかなか爽やかで良い曲です。
まあ、1番と雰囲気は似ていて調も一緒ですが coldsweats01

パガニーニはさすがにヴァイオリンとギターを熟知した人物。
チェントーネ・ディ・ソナタの1番はよく弾かれる曲ですが
大変効果的なフレーズと構成でできています。

続くギターソロはアルハンブラとバリオスのワルツ。

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バリオスはそのうち何曲かまとめて弾けたらなあと思っています
20世紀初頭の楽器で happy01

後半は無伴奏ヴァイオリンソナタ

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ヴァイオリンはギターと違って
ソロっていうのは伴奏つきのものなので
ホントに一人で弾く曲は「無伴奏」とことわりが付きます。

たった4本の弦で奏でるポリフォニー。
本来、大変な制約の中で作られているはずですが
無限の広がりを感じます。

ヴァイオリンの宮林さん、素晴らしい集中で素敵な演奏でした。
無伴奏のこういった曲を間近で聴くのは感激です。
楽譜もバッハの自筆譜を見ながら演奏していました。

後半はアレンジもの。
・・・と言っても、
シューベルトのセレナーデの伴奏譜はコスト編だったり
モーツァルトはカルッリ編だったりと
ロマン派時代のギターアレンジにしました。

なかでもこのカルッリのモーツァルトは
2つの楽器の対話という室内楽的な楽しみも保ちつつ
モーツァルトを弾く(聴く)楽しみも満足させるような楽譜で
カルッリ先生のさすがの腕前を感じながら取り組みました。

アリオーソはG線上のアリアと並んで
ヴァイオリンで聴きたいバッハの名旋律の一つですが
宮林さんの滋味あふれる深い響きを堪能しました。

ラストはチャールダーシュ。
この曲だけ、これまでと若干毛色が変わりますが
ラストにふさわしい、盛り上がる曲ですね。
わたしが30年くらい前にアレンジした伴奏譜で演奏しました。
懐かしかったなー!


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お客さんがこんなに近いライブ!
でも、永田珈琲では毎回こんななんで慣れてきました~ happy01

宮林さんとのアンサンブルは音楽の対話に溢れていて
実に音楽をやったという充実感があって、とっても楽しかったです

宮林さんとはまたどこかでこういうライブをやりましょう!と話をしてお別れしました。

ヴァイオリン 宮林 陽子プロフィール
山形大学特設音楽科卒業。東京フィルハーモニー交響楽団に在団後、渡独。
ダルムシュタット国立歌劇劇場管弦楽団、北ドイツ放送管弦楽団などで演奏活動、
フランクフルト音楽大学で研鑽を積む。
帰国後はロザムンデ弦楽四重奏団、薔薇のデュオを結成、
2006年音楽の友ホールでリサイタル。
2015年ヤルヴィホールでコンサート。
2013年と2017年に神野優子と松代文化ホールでデュオコンサート。
現在はソロ、アンサンブルの分野で活動を展開している。

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後日お客様よりレポートの投稿がありました。
ニアフィールドで聴く 「生バイオリン&ギター」 の迫力!!(クリック)

この日の演奏をYouTubeにアップしています。
パガニーニ チェントーネ・ディ・ソナタ

カルッリ モーツァルトのクインテット 作品156

モンティ チャールダーシュ

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2017年7月24日 (月)

終了:100年前のドイツギター~名工ハウザー1世を聴く~ in 音楽茶屋「奏」(国立)

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ラウテ演奏の様子


2017年7月23日 音楽茶屋「奏」(国立)にて
ご来場のみなさま、ありがとうございました。

ドイツの稀代の名工、ハウザー1世の作った2種類の楽器を聴いていただくこの演目は
昨年から取り組んで、今年の3月に小平の永田珈琲で披露させていただきました。

その時の様子はこちらクリックで

今回は2回目の公演です。

3月と違うプログラムにした部分は

ラウテの方で
イタリアーナをイタリア舞曲(ノイジドラー)に

ウィーン風ギターの方では
モーツァルトのK.1のメヌエットを「エリーゼのために」にしました。

エリーゼはギターで弾くとまたピアノとは違った味わいで
イイ感じです・・・というか、わたしは好きだなあ(笑)。

ピアノのように早いパッセージをコロコロと軽やかに行けないのですが
その分、アダルトな“情念”のようなものが出ます。
でも、そこはそれ。ウィーン風ギターのスンとした感じで弾くと
そこまでドロドロにはならない感じであったり、と。

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ウィーン風ギター演奏中

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この日のプログラム


当日いらしていただいたお客様よりいくつかご感想を戴きました。

「二種類のギターの柔らかく暖かく どこかなつかしい音色に 心癒されました。
 かえり道も 演奏の余韻で 満たされた気持ちで帰路につきました」

「リュートギターによるチェロ組曲の演奏に興味があったのですが、
 期待通りの演 奏、響きで楽しめました。
 後半も良く考えられた魅力的なプログラムでした」

「どちらの楽器も、ハウザー一世特有の
 非常に安定した低音に支えられたサウンドで、
 枯れた、味わい深い世界に浸れました」

ありがとうございました。
これからも、精進してまいります。

また、この演目がどこかで演奏できますように!
ご興味のある方はご連絡ください。どこでも参ります(^o^)丿

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実はこのライブでは
ドイツに在住のわたしのギターの恩師が一時帰国していて
なんと、国立まで聴きにいらしてくださいました。感激!!

わたしの演奏会を聴いたのは20年ぶりくらいかなあ、なんておっしゃっていました。
いやいや、本当に恐縮です。

帰りはファミレスでしばし歓談。

良い一日でした。

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ドイツ在住、第一線で活躍中のギタリスト、吉田佳正先生。
聴きに来ていただけるなんて、本当にありがたいこと!


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2017年7月11日 (火)

終了:ウクレレ&ギター サマーコンサート 5

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7月9日、この時期恒例となったウクレレ&ギターコンサートがありました。

お集まりいただいたみなさま、ありがとうございます!

毎年やっていまして、今回で5回目。あっという間の5年ですねえ。


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ギターの話をすると

今回も前回に続き、19世紀ギター「パノルモ」のレプリカを使いました。

振り返ってみると

最初はマーチンのナイロン弦モデル 00-28c

次に、茶位幸信のオールメイプルモデル(表面板もメープル)

を合わせていましたが、今はこれが一番しっくりするみたい。


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後半はギターの人だけ着替えています。

「おしゃれですね!」

「いえ、汗っかきなのです」

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お客様に歌っていただいて、一緒に演奏しています。

今回は想い出の渚と故郷でこんなシーンを作ってみました。

以下プログラムです。

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2017年6月 4日 (日)

終了:幻想の古楽器~リラの調べ in Pupu

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2017年6月3日 国立のギャラリーカフェ・Pupuさんにて。
ご来場のみなさま、ありがとうございました。

Pupuさんでは時々・・・年1回くらい?ライブをさせていただいていますが
わたし一人のソロライブははじめてだったと記憶しています。

ここでのライブはお食事付!
それも演者や演目などにちなんだものを考えてくれるのです。
今回は使用楽器が18~19世紀にかけてのフレンチスタイルのリラということで
フランス風のメニューを考案してもらいました。
それと、わたしの教室が武蔵村山にあるということで
武蔵村山で一番人気のパン屋さん「もりのこむぎ」のパンを添えて。

お料理はこんな感じです。

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朝採り三陸産のホタテ、食前酒と共に。

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前菜のニンジンサラダとズッキーニ。ポタージュもありました。

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フランスの家庭料理カスレは鶏手羽肉。これにパンが付きました。

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デザートは英国トラディショナルなヴィクトリアサンドイッチケーキ


さて、演奏プログラムは、13世紀のエスタンピーからはじまり
ルネサンスを経て19世紀、
後半は近代と現代のものを演奏しました。

今回新たに取り入れたレパートリーは
ミランのファンタジー第10番とサティのジムノペティ第1番。

ミランの方はファクシミリのタブラチュアを見ながら弾いてみました。
ミランのタブラチュアは上が1弦だし、押さえるフレットもアラビア数字なので
古楽タブラチュアに不慣れなギタリストにも案外見やすいものです。

しかし、タブラチュアを読みながら音楽をさらっていると
指の動きと耳から入ってくる音楽が別々のように感じる瞬間があって
それはそれはとても不思議な感覚でした。

我々は五線にかかれた音符を見ると音楽が見えるよう訓練されていて
音符の並びでコードを読み取ったりするし、
元のシンプルなメロディー譜を見ながら即興を考えたりするのですが

タブラチュアは見ただけではよくわからないcoldsweats01

「まあ、いいから、書いた通りに指を動かしてごらんよ、いい曲が流れるからサ」
なんて言われている感じ。
で、やってみると「ああ、なるほど」とか。

そういうの、なんていうんでしょうねえ。

わからないけど、書いてある通りの呪文を唱えると奇跡が起こるとか?
クランクをくるくる回すと綺麗な音楽を奏でるオルゴールのような?
・・・うーん、もうちょっと「やってる」感はあるのですが
動きとその結果が少し離れているような気分。

まあ、当時の人はちゃんとわかって弾いていたとは思いますけどねcoldsweats01


サティの方は
ジムノペティはギリシャ時代、アポロンやバッカスを讃える祭り「ジムノペディア」
から名をとった。またサティは古代の壺をみてこの曲の着想を得たとも伝えられていて
遠く紀元前のギリシャへの思いがこのリラという楽器の持っている気分と
重なるところを感じて演奏しました。
それと、サティと言えば「家具の音楽」ですよね。
人の心に響かせるより、その場の空気に響かせるような
間接照明のようなイメージで演奏しました。

アンコールは、この日お越しくださった、今年米寿を迎える元生徒さんへ
お祝いも兼ねて、この方が女学校時代に作ったという歌を
リラにアレンジして演奏しました。
とても可愛らしい曲で、会場の皆さんもホッコリconfident
温かい拍手が沸き起こっていました。

それと・・・
当日のお客様、井爪彩子さんがブログに暖かいレポートを書いてくださいました。
ロルフィング・アフーム
ありがとうございます。とても励みになります!

「幻想の古楽器~リラの調べ」ライブ
またどこかで演奏させていただければと思っています。
アンティークギターの愉しみが広がっていきますように!
精進いたしますsign03

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