07.ギターarekore

goodsやtipsなどギターにまつわるあれやこれやの小ネタ集です。

2017年5月26日 (金)

クラシックギターの弦交換(やり方)

クラシックギターの弦交換の方法。ずいぶん前に生徒さんのために作った資料ですが
「あれが見たい」と時々言われるので、いつでも見られるように公開しました。
手書きイラストが味わい深い?当時、結構力作でした。

それでは、はじまり はじまり~ happy01

「弦を交換しよう!」

弦の交換はいろいろ流派がありますから、自分が覚えているやり方と違ったり、手持ちのギターに今張ってあるやり方と違うからと言って、心配する必要はありません。私自身、数種類の結び方で弦を張っています。以下に紹介するのは、その中の一つのやり方です。ポイントは《張ったとき抜けず、外すときに楽な方法》であればいいわけです。

 初めは1時間か、それ以上かかるかもしれません。慣れれば20分もあれば全弦交換できるようになります。わたしは10分かかりません。何事も経験です。まずは時間をたっぷりとって、慌てず、落ち着いて、ゆっくり取り掛かって下さい。

 弦の選択は好き好きで良いのですが、プロアルテ(ダダリオ社)のものなどは手に入りやすく品質が安定していて初心者の方にはお奨めです。


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まず、ギターを眺めてみましょう。弦を張るにはまず、弦を外さないといけませんね。張ってある弦をニッパなどでバチッと豪快に切ったりせず、静々と糸巻きを回して緩めましょう。下の方は弦を表面板と直角の方向に軽く引っ張れば外れます。それと、全弦を外すのは、掃除がしたいとか、特別なときだけです。ちなみに、全弦外すとナットやサドルが落っこちてきますから、だいたい初めての人は相当驚きます。でも、これらの骨棒は接着されていないことがほとんどなのです。落ちてしまったら、また嵌めるのですが、向きがありますから逆にならないように気をつけてくださいネ。

とりあえず今回は1本外しては1本取り付け・・・で行きましょう。

そして、取り付けは、まず下の方(ブリッジ側)に結びつけてから、上の方(ヘッド側)にかかります。



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弦を一本、袋から出しましょう。ビニールで包装された弦は、ラベルを見て下の方から開けると開けやすいです。どうにも開けにくい時ははさみを使って袋をあけますが、その際は中の弦を切らないように気を付けてください。全弦を袋から出してしまうと、わからなくなってしまいますよ。弦は6弦から替えても、1弦から替えても構いません。弦はパッケージの中に丸めて収められていますが、優しく丁寧にほどいてください。折れたり、結ばったりしないようにやさしく、やさしく。

低音弦の多くは、両端の処理の仕方が違うことがあります。その場合は「巻きが密なほう」を下(ブリッジ側)にします。その方が巻きが安定している部分を使えるということです。

高音弦もものによって、片方の端が着色されていたりします。これはどちらを下にしてもいいでしょう。色のついているほうを下にすると、なんの弦を張っていたのか、忘れないという効果があります。



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さあ、取り付けてみます。上の図がわかるでしょうか。サウンドホールのあるほうから、弦を穴に通します。上の糸巻きに巻き付ける余裕を見つつ、少し多めに弦を通しておくと結びやすいですね。余った弦はあとでカットしますから、たくさん余る分には困りません。



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サウンドホール側から来た弦に穴を通したほうの弦を引っかけます。このあたりは文字で書くとなんのことやら・・・という感じですが、図を見てもらえればわかりますよね。


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次に、こんな感じによじります。図では狭いところを通すように見えますが、3.で書いた通り、少し多めに弦を通していれば、この作業は比較的簡単に出来るはずです。よじる方向はこの図と反対でも全く問題はありません。でき上がったときの弦の出る向きが変わるだけです。よじる方向を6本全て合わせると、仕上がりがエレガントですよ。よじる回数は弦によって違います。1弦は3回、2.3弦は2回くらい、低音弦は1~2回くらいよじって下さい。


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ここのところは、案外重要です。弦の端を表面板の方へ軽く抑えて、長いほうを引っ張ります。締める感じと言えば、わかりやすいでしょうか。一度キュッと締めれば手を放しても緩んでくることはありません。「弦の端を表面板の方へ軽く抑えて」と言う表現もわかりにくいかもしれませんが、あとの7.を参考にして下さい。



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6.で「 弦の端を表面板の方へ軽く抑えて」と書いたのは、この図のように留めたいからです。弦を結ぶブリッジの上面で留まっているようでは、いつか抜けてしまう危険があります。張ってある弦が抜けると、弦の端が鞭のように表面板をたたき、小さいけれど非常に深いキズを作ります。穴が開いてしまうこともあるようですよ。
1弦などでは細い弦が絶対に抜けないようにするために、弦の端にあらかじめ結び目を作っておく人もいますね。心配な人はそうして下さい。

さあ、下が結べたら、上の取り付けに行きましょう。当たり前のことですが、弦は1本ずつ交換して下さいね。下を6本分結びつけてから、上に取りかかるのはとてもやりにくいです。



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さあ、続いて上の方に移りましょう。


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下から持ってきた弦を、糸巻きの穴に通します。通したら、上から前へ持ってきましょう。上からですよ。


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次に前に持ってきたほうの弦を元の弦に巻き付けます。こちらもよじるわけですね。2~3回も巻き付ければいいでしょう。1弦は抜けやすいので多めに3回くらいでしょうか。
糸巻きの軸にあまり多くの弦を巻くのは音にもよくありませんから、巻き付けたら、弦の端を持ってグッと引っ張り、弛みを取りましょう。ズルッと弦が動く感触があるはずです。


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弛みを取ったら、その手を離さないで、今度は上に引っ張りましょう。よじった部分がキュッと詰まります。この状態で(緩まないよう、引っ張りながら)弦を巻き上げます。よじった部分が糸巻きの上に全部乗っかったらお疲れさま。手を放して結構です。あとは糸巻きで巻き上げて、調弦します。
巻き上げるときの注意としては、ヘッドを正面から見てナットを通った弦がなるべくまっすぐに近く巻き取られるほうが、弦に負担がかからず音にとって良いようです。

すなわち大概のギターの場合、1,6弦は外側に巻き取られるように、他の弦は内側に巻いて行くようにします。


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あと、案外逆に巻き付ける人が多いんですよね。初めて交換する人は必ず巻き始めるときのつまみの回転方向に気をつけること。

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さて、ちゃんと張ることが出来たでしょうか。この説明通り交換すると、最後に留めたあとのあまりが出るはずです。
余った弦は雑音の原因にもなりますから、カットしましょう。
弦きりには専用のものもありますが、つめ切りも使いやすいです。ただし、爪切りは低音弦を切ると歯がダメになってきますから、ダメになってもいいやつを一つ、弦切り専用にしておくのがいいでしょう。ニッパなどでも切れますが、ごついものだと、ギターに触ってキズを作る原因になります。ペンチやはさみは弦切りには向いていません。

当然のことですが、切るときはギターにキズがつかないように注意すること。あと、間違っても張った弦を切らないように。過去にそういう生徒さんがいました。これでは、せっかく張っても元の木阿弥です。

下の写真はこのやり方で弦を張ったギターのブリッジ部分です。
写真クリックで大きく見られます。
4-6弦は捩り1回、1-3弦は捩り2回で、1弦には結び玉を作っています。
1弦は3回捩ることができれば、結び玉なしでも良いように思いますが
このギターは結び付ける部分が少々小さく、3回捩ると綺麗にいかなかったので
結び玉を作って2回捩りで取り付けました。そのあたりは臨機応変で。

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「クラシックギターの弦交換」で検索すると
いろいろな方の説明を見ることができますよ!(クリック)

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2017年2月 6日 (月)

OHASHI WMS-101B

要らない時はまったく要らぬが、欲しいとなればぜひ欲しい。

altovenryなグッズ発見happy01

というわけで、これ。な~んだ!?

専用の袋から取り出すと棒状のものが2本出現。

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その棒にはツノがついていて・・・

こんな風に伸ばすことができます。

ココでわかっちゃったかな~!

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それではお答え・・・


ドロロロ・・・

じゃじゃーん!

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譜面台を拡張する、その名も「ワイド譜面ラック」!!

譜面台の楽譜スペースを拡張してくれるグッズですが

まあ、およそどのメーカーの譜面台にも対応。

譜面抑えの棒がついている譜面台にも装着可能。

楽譜の下部分を拡張するだけでなく
楽譜受けの角があるのも秀逸!

そして軽い。


これはなかなかのaltovenryでしょう!

メーカーは足台や譜面台でもお世話になっているオーハシ。

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やるな、オーハシ。

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2016年2月22日 (月)

演奏時、突然弦(音程)が下がる!?

今日、教室に来たら現代ギターの最新刊が届いていました。
一応書いておくと2016年の3月号。

パラパラとページをめくると
あ、表蓋が透明(ポリカーボネート製)で
中のギターが丸見えになるケースの宣伝。
展示用のようですが、なんかすごいなあ!

そういえば、うちの教室の案内記事も出ていましたので
よろしくお願いします(^o^)丿

そして、タイトルの件ですが
調弦について、いろいろなギタリストに
レポートを依頼したコーナーがあって
興味深く読みました。

中で少し気になったのが
演奏しようと思ったら弦の一つがガクンと音程が下がっていた
というようなことが2件くらいかな…挙がっていました。

これって、わたしにも経験があるのですが
その時はこういうことでした。

弦を装着する場合
ダブルホールやら、スーパーチップやら
いろいろな方法もありますが
まあ、いまだに旧来のやり方
…つまりブリッジの穴に縛り付ける方法が多いと思います。

わたしも大概の楽器がそうです。

で、
この方法で取り付けると
ブリッジ側の縛りに緩んでいる部分ができてしまうことが
ときどきあります。

これはたいていは調弦していけば
(弦はヘッド側に引っ張られますから)
引っ張られることによっていずれ解消されます。

そうなんですが
時々ゆるみが残ったままという状態で維持されてしまうこともあります。
特にざらつきの大きい低音弦などに発生しやすい傾向があります。

これが案外曲者で
普段はそれでも普通に使えていますが
振動とか、温度変化とかもそうかもしれませんが
何かの不意なきっかけで
カチッとそのゆるみが締まることがあるのです。

ブリッジ部のゆるみが締まるということは
緩んでいた分は演奏する弦の方に出てきますから
ガタンと音程が下がった!
ということになりますね。

わたしの場合、
以来、そうしたことを未然に防ぐために
弦交換してあらかた調弦をした後、
ブリッジ部のしばりつけた弦を
モミモミと弦の直角方向(①~⑥方向)に
ゆするというか押すというか、そういうことをしています。
また、サドルへ向かう弦を引っ張り上げるループの部分を
爪で少し押し下げたりなども。

それをやるとやる前に比べて
結び目が締まり、
同時に音程がガタンと下がるのも確認できます。

一度こうして締めた弦や
結果的に締まっている弦では
その後モミモミしてももちろん何も起こりません。

GG誌に書かれていた方の記事にあった事の原因が
必ずこれともいえませんが
まあ、思いついたこととして書いてみました(^^)

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2010年11月18日 (木)

絶対テンポと変わった調弦法

サークルを教えているときに時々
「ええと、この曲はテンポどのくらいで弾いていますか?」
とわたしが尋ねることがあります。

わたしとしては
「このくらいです…♪♪♪」
と、歌ってくれるなり、弾いてもらうなり
そういうことを望んでいるのですが

「68です」

というように数値で言われることが多々ありますcoldsweats01

そう来られても
絶対音感も絶対テンポもないわたしには
よくわかりません。。。

「68ってどのくらいなのか弾いてください」
と言っても
歌ったり弾いたりするのが
恥ずかしいのか自信がないのか
なかなか提示してくれないんですよねー。


まあ、それはそれとして

だいたい120のテンポを知る方法として
学生のころかなあ、
あるフルート奏者に教えてもらったのが

「軍艦マーチ法」

軍艦マーチを口ずさむと
だいたい120のテンポになるということ。

これが意外とその通りで笑っちゃいます。

それで120を採って
少し遅くすると100くらいかなとか
半分で60、それの3連符で180とか
そんな感じで見当をつけることができるというわけです。

最近はパチンコ屋さんが
威勢よく軍艦マーチを鳴らすなんてことがなくなりましたから
この曲をイメージできるのは
わたしあたりが最後の代になるのかなとも思うのですが

「えーと、この曲は108かぁ、
 チャー、チャー、チャンチャカチャンチャン
 チャ、チャ、チャ、チャン!
 …が、120だからぁ…」

とわかるように言うと
周囲に笑われるという副作用はあります。

そういえば調弦の仕方でも
なんとなくこの軍艦マーチに似た
面白いやり方で

「蛍の光法」

というのを
雑誌の記事で見たことがあります。

蛍の光が
「れーそーそそー、しーらーそら、
 しーそーそーしーれーみー」
と、ギターの開放弦の音ばかり
(ただし、オクターブは無視ですけど)
というところから

適当に4弦のレを決めたら
蛍の光をうたいながら
その音に合わせて
ペグをグリグリやるというもの。

まあ、なかなかピタッとはいかないのですが
斬新で面白いですsmile

ハイ、いつか役に立つかもしれない
(立たないかもしれない?)
知識でした~。

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2008年2月11日 (月)

オーダーでケースを作ろう!の巻

この前のライブでお披露目したライヤ(リラギター)。
実はケースが無いんです。。。って言ってましたっけ?

だから家でもこんな感じ。
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今は冬だからいいけど
・・・って、そういう話じゃなくて(^_^;)

運ぶときもドキドキなら
保管しているときもドキドキなんですよ。

そうだ、ケースを作らなくちゃ!
というわけで、今日は天気もいいしドライブ気分で出発。

最近はオーダーでケースを作ってくれるところも
少なくなってきました。

でもここ
岡野ケース製作所なら!
ぴったりのオーダーケースを作ってくれますよ。
場所は練馬区大泉。
うちからだとクルマで1時間足らずなので
型紙を取ってもらいに楽器を持っていっちゃいます。
ちなみに行けない人は型紙を取って送るのね。

そぉーっと、そぉーっと運びます。

岡野さんは「元気なお父さん」といった感じ。
実際に息子さんは私と同い年らしい。
注文後は少しおしゃべりも楽しんで。。。

出来上がりは4月になるらしいです。
それまでライヤさんが裸なのも
不安といえば不安ですが
まあ、何とか凌ぎましょう(^^)。

実はこれで岡野ケースは3本目なんです。
以前はラコートとセンチョルディのを作ってもらいました。
丈夫で使いやすい、いいケースですよ。

クラシカルっていうか、昔ながらのケースで
最新のピッカピカグラスファイバー!とか
信じられないほど軽~い!とか
そういうことは無いのですが
詰め物とかしないでもピッタリしているケースというのは
精神衛生上とても良いです。

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2006年6月 5日 (月)

カポタスト

060605クラシックギターで主に独奏をやっているとほとんど登場の機会はないのですが、他の楽器や歌の人と合わせたりするときにはチョコチョコ出てくる便利な道具です。弾き語りの人には必需品。よく見るとフラメンコでも結構使ってますよね。ギターはフレットで音を作っているのでそれをこのカポタストによって平行に移動してやると移調楽器として機能するわけです。もちろん楽譜はそのまま読むんですよ。例えば3フレットにカポタストをした状態だと“ド”だと思って弾いた音が自動的に“♯レ”になるということですね。

カポタストは大きくわけて指板に当たる面が平らなものと少しだけラウンドしているものの2タイプあります。クラシックギターの場合はほとんどのものが平らな指板を持っているので前者のタイプを選びます。店頭でも「クラシックギター用下さい!」と言えばこちらが出てくるはずです。

写真はうちにある4種類のカポを掲載しましたが、他にもいろいろなタイプがありますから使い勝手と価格で判断して気に入ったものを使うといいでしょう。一番安価なのは写真にありませんが“ゴムカポ”と言われる、強いゴムヒモで止めるもの。赤とか青とか・・・でも何故か金銀のラメが入ったゴムのものばかり見かけます。止めるときに結構力がいったりしますから非力な人には向かないかな。使っているとだんだんゴムが伸びてくるので嵌めやすくはなるのですけど。

写真の一番左は俗に“スペイン式”といわれるもの。ちゃんとしたものなら割としっかり止まります。軽いのもいいところ。フリクション(摩擦力)で止めるのでペグと穴がちゃんと合っていることを確認して購入しましょう。

次は“ダンロップカポ”ジム・ダンロップというメーカー・・・なのかな。最近はあまり使っている人を見かけないですけど、弾いていてまったく邪魔にならない小ささがよいです。波形に切られた本体のところにレバーを差し込んでテコを使ったような止め方をします。割としっかり止まりますがレバーがプラスチック製でちょっと曲がってくるところがイマイチといえばそうかな。

次が“シャブカポ”これは微調整も出来るししっかり止まるしイイですよ。金属製なので若干重いですがカポを使ったときの音もしっかりしていて今まで使ったカポの中で音はいちばんよいと思いました。装着もあらかじめネックの太さに合わせた微調整(ネジでクルクル)が出来ていればスパッと短時間で行なえます。ただし仲間内で「うーん、やっぱり“シャブ”はいいねえ」「そうだねえ、やった感じが気持ちいいよね」などという会話は危なっかしいので気をつけましょう(笑)。写真は真鍮製ですが、クロームメッキされたものやローラーが入ってさらに使い心地が良くなったデラックスタイプもあるようです。個人的には真鍮が味わいがあって好きですねえ。

最後は“カイザー”というメーカーから出ているスプリング式のカポ。カイザーはギターグッズをたくさん出しているメーカーでカポもこれだけじゃないみたいなので“カイザーカポ”だけだと違うものが出てくることがありますから注意ですね。「洗濯ばさみみたいにパチッと止めるやつ」と言ったりしています。アルミ製で見た目よりはずっと軽く感じます。音はシャブカポにやや劣りますけど、片手でカポが出来る手軽さはこれを上回るものを見たことがありません。コンサート中の短い時間や場合によっては曲中の休符の間にカポをはめるようなシチュエーションでは欠かせないカポです。曲中で使用するような時はヘッドを挟むような形で付けておくと一瞬で装着できます。最近はこれを使うことが多くなりました。

カポタストをはめるとき、6弦側からでも1弦側からでもどちらでもいい・・・といえばいいのですが、はめやすいのは1弦側からでしょう。ただ使っていると場合によって左手の親指の付け根辺りがカポに当たることもありますので・・・というか、当たったことは無いのですが可能性としてということですね・・・私は6弦側から嵌めるようにしています。

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2006年6月 2日 (金)

半袖でギターを弾くとき

Rimg0589今日はまだちょっと涼しいけど、先日は気温30度とか行ってましたね。そろそろ夏ですねえ。暑くなってくると当然薄着、半袖になりますがギターって案外半袖では弾きにくい楽器なのです。・・・というのも右腕が楽器に触るようなフォームでしょう?弾く弦が動けばそれに合わせて腕も出し入れするわけで、ギターの同じ場所を腕が擦っていくような状態になっているからです。長袖の時はスムーズに動かせても、肌が直接塗装にあたると引っ掛かってしまってどうにも弾きにくいというわけです。そうでなくてもこの暑苦しい最中、せっかく真面目に練習しようっていうのにこの弾きにくさじゃ出るノリも出ないよっ!・・・と、そんな熱心なあなたに!!

「腕カバーのご紹介ですっ!(通販番組風に)」

・・・まあ、冗談ぽいノリはここまでにして(笑)。昔から半袖の時は(弾きにくいから)ハンカチやクロスを挟んで弾いていたりしたものですが結局腕を動かすわけですからねえ、ずっちゃったり落ちちゃったりしていました。いつごろからかなあ、ギタリストの間に急激に浸透したような気がしますね。思えばデスクワークの事務員さんとかはずっと昔から使っていました。大したものでは無いのですが異様に便利です。

写真は青いほうが自作(というか母に作ってもらったもの)。太っていたころに作ってもらったのでダイエット後の今はユルユル。緑色の方はホームセンターで売っているもの。これは農作業用で日焼け防止の用途らしいですね。花柄が爽やか(笑)・・・おそらく女性用でしょうか?100円ショップにもあるようで生徒さんはそこで買ってました。あれは事務用なのかな?黒っぽい色しかなかったって言ってましたよ。他には少し長い靴下を切ったり(もちろん新品が望ましい)、長袖Tシャツの腕を切ってゴムを入れたり(こちらは古着でも許せる?)など工夫すれば割と簡単に作れそうですが、やっぱりコストパフォーマンスから言えば100均ですかねえ。自作の場合はサポーターのようにあまり絞めすぎないようにしましょうね。ギターショップにもカッコよさげなモノが置いてありました。

ちなみに女性はステージでも腕を出すような衣装を着る場合が多いですよね。この場合はストッキングやカラータイツなど色のコーディネイトなどを楽しみながら選んだりしているようです。汗を吸い取る効果はないですが滑りの感じは上々とか。ただしこちらも絞まりの強いモノを使うと“ハム”みたいになっちゃいますから(笑)、ちゃんと腕に合った状態にセッティングしましょうね。

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2006年5月21日 (日)

ギターをケースにしまうとき

060521ギターをしまうときに弦を下げるか下げないか。。。生徒さんにも良く訊かれるのですが、諸説があってどちらもそれなりに一理ありますから一概には言えないのです。

下げる派の意見としてはギターへの負担を減らすのが目的。弦の張力は6本で40キロ以上はかかっていますから、確かに表面板やネックにずーっとその力がかかっていると思うと大変そう。しかもケースに入れて持ち運ぶとなるとそれなりの衝撃も受ける可能性はあるわけでテンションがかかったままそういう事態になるとよりダメージが大きくなるかもとは思いますよね。

一方下げない派は短時間に楽器へのテンションが上下すること自体が楽器に悪影響を及ぼすという話をしたりしますね。こちらも確かに・・・。ちゃんと調弦したギターの表面板を見ると引っ張られてやや膨らんでいますよね。もちろん、最初から少し膨らみをもって作るものなんですがプラスαで膨らんだりします。これが弦を下げたり上げたりすることで動くわけであまり繰り返すのも良くなさそうだなあとは思います。表面板にテンションがかかり板の動きが安定した状態が本来のギターの性能を発揮する状態でもあるわけで、そのくらいの力で壊れるようなギターではないというのも本当。ネックに関しては「弦の張力がかかるから曲がるわけではない。曲がるのは材料そのものや湿度管理等の問題なのだ」とか。もちろん、ものすごいテンションがかかれば曲がらない木はないわけですが、ある意味経験的に僕は納得してますね。

で、自分はどうしているかというと基本的に使っている楽器の弦はあまり下げません。下げると調弦も安定しなくなって不便だし。ただし、しばらく使わない楽器は下げて保管しています。楽器を梱包して送ったり、飛行機などで預けるような場合は必ず下げますね。

ただ一つケースにしまうとき(移動するとき)に気をつけていることがあります。それは写真のようにペグを真っ直ぐにしてケースに入れるようにしているということ。もちろんペグの回転方向は下げるほうに回しますよ。どうしてかというとペグの保護です。ケース・・・特に汎用ケースでは中で若干楽器が動きます。その時にペグがケースの内壁にあたると軸が曲がっちゃうことがあるんです。特にロジャースの真鍮軸なんて柔らかいですからね、これを少しでも防ぐためにやってます。オススメ。実際はケース自体にもクッション材を入れたりして中で楽器が動かないように対策もしたほうがいいですね。その辺のアイデアはまた今度にでも書きましょう。

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2006年4月 2日 (日)

クリップチューナー

Clip前回のギターarekoreではメトロノームの話を書いたので、今回はチューナーの話を。。。例によって最初に昔話をしてしまうと(笑)、はじめてチューナーと出会ったのはやはり中学のギター部の時でしたね。それまでチューニングといえば初心者は調子笛・・・これはギターの開放弦6つ分の音が出るハーモニカのようなものでプ〜と鳴らしながらその音に合わせるものでした。先輩達は音叉を銜えたりしてカッコよくチューニングしていましたね。ギター部は合奏が中心でしたからチューニングは非常に大きな問題でした。一番音感が良い(とされる)人が一人で全ての楽器を合わせるようなこともしていたけど、それに不服を申し立てるヤカラもいたりして(笑)。。。そりゃ時間が経てば調弦も狂うのがギターだしねえ、選ばれるのは名誉だけどいろいろ大変な仕事でしたよね。

そんなところに電子チューナー登場。ティッシュボックスを一回りか二回り小さくしたくらいの大きさでもちろんオート機能なんて無し。でもその頃の我々にとっては「世の中にこんな便利なものがあるのか」というような魔法のメーターでしたね。みんなが触りたがる人気者でもありました。当時20000円くらいしていたかな、だから部に一つしか装備できなくて。。。だから結局時間が経てば狂ったりもするんですが、でも「目で確かめられる」「最初は合ってる」これだけでも当時は大変なことでしたから。

あれから時代は流れ流れて平成、21世紀。チューナーは普及品で3000円切りましたか?ずいぶん安くなりましたねえ。一人一つどころか何故かうちには4つもありますよ。一昔前は「チューナーは音合わせが出来ない人が使うもの。デキル男は音叉で」みたいなノリがあってプロがチューナー使うと「え〜?」みたいな反応があったりしたものです。楽器の中でチューニングのバランスをとっていくような技術(耳)はもちろん必要ですが、便利なものはやっぱりみんな使いますよねえ。

さて、今や高性能やら多機能やら百花繚乱のチューナー界で最近巷の人気がこのクリップタイプ。楽器の振動から音を拾ってくる「ピエゾ」というマイク(ピックアップ)とチューナーが一体化したもので、これだと周囲に楽音が満ちたような状態でも自分の楽器だけの音を拾ってくれるのでちゃんとチューナーが機能するという寸法。まあ、普通のチューナーにもラインイン(マイク端子)に別売りのピックアップマイク(コンタクトマイク)を差し込めば同様に使えるのですが、それがコンパクトに一つになっているところがミソ。本番に付けっぱなしというのは見た目にどうかな?という気もしますけど、練習中などではヘッドに付けっぱなしで、気がついたときにチョコチョコ音合わせるようなこともできるというわけです。確かにチューナーって度々使いたいようなときには置き場に迷ったりしますからね。

写真は左がコルグの製品で右がオンボード・リサーチコーポレーションというメーカのもの。最初に右のを買って「これはちょっと使いにくいなあ」と思っていたところ、サークルのメンバーさん達の中でコルグを使いはじめる人が出てきたので僕も試しに買ってみました。なるほど、断然コルグがイイなぁ。メーターの反応もいいし、軽いから付けていて妙な重さも感じない。基準音の設定幅も広いし、ピエゾだけでなくて普通のマイクも内蔵されてて良く出来てますよ。弦を替えたばかりで調弦しながら練習するようなときも便利ですね。6000円くらいとチューナーの中ではやや高めですが、新機軸の商品はこんなものなんでしょうか。この先安くなっていくとは思いますけど。

【2009.11月追記】
今年(2009年)からだったと思いますが、コルグのクリップチューナーがモデルチェンジしてAW-2になりました。一般楽器用とギター用の2種類があってギター用は定価で3500円だったかな。かなり安くなりました。表示が少し大きくなり、バックライトがつくなどより使いやすい方向へ正常進化したと思います。以前ライブハウスのくらいステージ上でAW-1の表示が全然見えなかったことがありました。われわれクラシックのギタリストはそんなに真っ暗なシーンはそれほどないのですが、まあバックライトが無くて困ることはあってもあって困ることはない(このモデルは消すこともできるし)ので早速購入して今一番使っているチューナーになっています。

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2006年3月26日 (日)

メトロノーム

RIMG0441メトロノームはテンポの物差しのようなもの。機械的に正確なビートを出してくれるので“気がつかないうちに(一定のテンポを保っているつもりで)”速くなったり遅くなったりしていないかを確かめたり、目標の速さ(遅さ)を意識して練習するときに使います。実際の演奏シーンでは拍の重みによってサイクルの中で時間的な揺れが多少起きているのが“リズム”ですし、曲想によってもテンポは動くのでメトロノームにピタリと合うことがイコール正しい音楽というわけではないですよね。あくまでも大事なのはコントロールですから、自分のコントロール能力を向上させたり感覚的なズレを矯正するための相棒くらいに考えてつきあいましょう。メトロノームの数字は1分間にいくつのビートを入れているかという意味ですから、例えば60だったら毎秒ごとにビートが出ているということになりますね。数が多くなるほど細かく(速く)なります。

昔はメトロノームといえば四角錐の形をして、重りをつけた針が右に左に振れてカチカチという音を出すのが一般的でした。今でも売ってますよ。この機械タイプのメトロノームは雰囲気も良いし音色も自然で使っていて合わせやすさは一番だと今でも思います。ただ、ゼンマイ式だから使っていると何度もゼンマイを巻き直さないといけないし、機械式だからカッッコン、カッッコンと狂いが出てきたりするんです。狂いは使っていればある程度必然的に出るようで、昔はそれを調整するために時々オーバーホール等に出したものです。

今は電子メトロノームと呼ばれる電気で音を鳴らすタイプが主流ですね。こちらはゼンマイもなければ狂いも出ません。しかも倍や3倍の数の細かい(速い)ビートを出せたり、タップ(Tap) と言って例えばCDに録音されている音楽などのテンポがいくつなのか計測できたりと電気式ならではの機能が便利です。最近ではチューナーも内蔵されているタイプもありますね。

選ぶ基準としては音が聴きやすく合わせやすいものがイイですね。チッチッという腕時計のアラームみたいな音は目安には充分だけど、その音に合わせて練習となるとこれが結構やりづらい。やっぱり打撃音・破裂音系のものが良いですよ。あと音量もある程度大きくないと一緒に弾いていて音を見失い(聴き失い)やすいのでポイント。機能はせっかくなんでできれば倍打ちと3倍打ちは欲しいところ。またそれがいつでも簡単に切り替えられるようになっているものが使い勝手が良いです。タップはあればなお便利といった感じかな。そういうことを解ったうえで自分の使い道を考慮して検討ましょう。値段や大きさだけで選ぶと使わなくなるか結局もう一台買うことになりますよ。

で、ショップを見回すと3000円前後からあるのですがチッチッ音が多いんですよ。携帯に良い小さいタイプはスピーカーの関係からでしょうか、宿命みたいですね。音で選ぶと5000円弱のクラスでセイコーだったかな、まあまあというのがありましたが機能が少ない。機能も含めて考えると1万円以下クラスまで上がっちゃうんですよね。。。ちなみにうちで使っているの写真の製品。コルグのドクタービートDB-66で、これは今はもう作ってないのかな?値段は1万円(新品時)くらいでした。やや大きめでもあるけど必要にして充分な機能がちゃんと入っています。電池とACアダプターの2電源。音はパカポコパカポコとウッドブロックみたいな感じ?ちょっと軽やかですがまぁ使えますよ。二つのレッスン室に各1台、持ち運びように1台と計3台も買いました。最近では後継機の88とか90型を見かけますね。

昔々の話をすれば、中学のギター部時代ですからかれこれ25年くらいは前ですかね、初めてクラブに導入された電子メトロノームは2リットルのペットボトルを横にしたくらいの大きさがあって、電源もコンセントオンリーだったしタップもついていなかったけど、2倍3倍打ちが出来て音も強烈な破裂音でボリュームもかなり大きくすることが出来たし使い勝手が良かった。電子メトロノームとしてはかなり初期のタイプだと思うのですが今まで見た中で最も秀逸でした。メーカーさんには小さいのや面白いのやカッコイイのも良いけど、こういう実際に使いやすい質実剛健なタイプも作り続けて欲しいものです。

≪09.1.23≫
なんだか、メトロノームで検索されることが多いようなので追記します。今、電子メトロノームでお勧めできるものとしてコルグのKDM-2はどうでしょうか。音が結構しっかりして合わせやすいです。それと、メトロノームとしては多機能すぎで少々値が張りますがTAMA RW105 リズムウオッチはドラムを叩きながらでも聞ける音圧が魅力です。持ち運びにはボスのDB-60あたりは音は少々小さいものの機能的には良いと思います。

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