11.おぼえがき

メモ書きをしても「あれ、どこにやっちゃったっけ?」という自分のために。

2019年12月 2日 (月)

ライブのご案内

これからのライブ・イベントのご案内です。

2020年
4月12日(日) こもれびコンサートシリーズ10
珈琲とともに楽しむアンティークギターの響き
友情出演:黒田公子(19世紀ギター)
13:30開場 14:00開演 永田珈琲(小平)

7月11日(日) ウクレレ&ギター サマーコンサート8
小山葉子(ウクレレ)
14:00開演 ホームギャラリー・ステッチ(玉川上水)

9月11日(金)GGサロンコンサート
「100年前のドイツギター~名工ハウザー一世を聴く」
18:30開場 19:00開演 現代ギター社GGサロン(要町)

イベント=====================

2020年
1月26日(日) ギターサークルカノン第18回定期演奏会
開場13:00 開演13:30 南大塚ホール

3月20日(金・祝) ギターサークル響 第23回定期演奏会
開場12:30 開演13:00 昭島市公民館小ホール

4月25日(土) はせがわ音楽教室 第25回発表コンサート
開演12:00 たましんRISURUホール

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2019年8月29日 (木)

ラコート1828年 弦交換

9/6GGサロコンに向けて当日使用するラコートの弦を交換した。

第1弦 キルシュナー D    0.58

第2弦 キルシュナー FDL 0.68

第3弦 キルシュナー FDL 0.85

第4~6弦 フィガロシルクコア純銅巻

カルッリやソルが聴いていた19世紀ギター黄金期の音色を体験すべく!

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2019年2月22日 (金)

ラコート作 リラギター 弦交換

Photo

来る3/3のライブに向けてリラギターの弦を交換しました。

今まで張っていた弦は

高音弦はプレーンガットで
第1弦 060
第2弦 076
第3弦 091

低音弦はハナバッハ・アルト用のもので外径
第4弦 064
第5弦 077
第6弦 094

今回は第2弦、第3弦はまだ使えそうなのでそのまま残し

第1弦を ガット 058 (キルシュナー・オイル仕上げ)

低音弦をキルシュナーのKN弦(メッキしない銅線巻)で
ガット換算値とこちらで計測した外径を書きますと
第4弦 1.28(外径068)
第5弦 1.65(外径084)
第6弦 2.20(外径113)

メッキをしない銅線の巻弦はふっくらとした柔らかい響きが特徴です。
外径で計測する限り、今回の低音弦の方が太くなり、
多分張力も若干上がったと思いますが、感触としては気になりません。
ただし、第6弦はやや重い鳴りだったので、
もう少し細くても良かったかなとも思います。

第1弦に張ったキルシュナー058はとてもきれいな音でよく歌います。
ニスコーティングの弦は耐久性が上がり長持ちしますが
このオイル仕上げ(ノーマル)は指馴染みの良さと自然な鳴りが良いです。
指頭で弾いてキュッキュ言わないのも良い点です。

来週、こちらのライブで演奏します。
190303ol

詳細はこちら(クリック)

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2019年2月20日 (水)

聴き比べ 低音弦ナイロン芯のハナバッハと絹芯のフィガロ

先日フィガロ弦社長の藪さんから送っていただいた試作品

「フィガロ19世紀ギター用絹芯低音弦」

一般的なナイロン芯の低音弦(ハナバッハ・テルツギター用)と

比較してみましたので、よろしかったらご覧ください。


使用楽器:ルイス・パノルモ1844年(ロンドン)

低音弦のみを交換して録画しています。

ちなみに高音はガット弦です。


クラシックギターの低音弦(巻線)の芯は

現代ではナイロンの細い繊維が一般的ですが

戦前までは絹糸が用いられていました。

なのでもちろん、19世紀ギターは絹芯がデフォルト仕様です。

薮社長には

「国産で19世紀ギターが喜ぶ絹芯の低音弦があったら嬉しい!」

昨年の11月半ばごろにお話しをしていました。


今回のフィガロ弦に対するわたしのファーストインプレッションは

「最初に輪郭のクッキリした音が響き、
 そのあと基音が強く残り、余韻は幾分短め」

というものでした。

実はこれは他社の絹芯でも同様の傾向があり

「これぞ正に絹芯の音!と思いました。


巻き上げ時の感触も絹の方が

テンションがかかってからすぐに希望の音程に到達しますから、

ナイロンに比べて絹の方が伸びが少ないのだと思います。


今回フィガロから送っていただいた試作品は

第5・6弦が銀メッキ銅線、第4弦がアルミの巻線でした。

Dsc01914

アルミは比重の軽い金属なので太い巻き線が使われています。

計ってみると、第6弦とほぼ同じくらいの太さがありました。

上の写真クリックで拡大表示されます。


以下、外径を記載しておきます。

ハナバッハ・テルツ用ナイロン芯低音弦

第4弦 0.70
第5弦 0.85
第6弦 1.07


フィガロ19世紀ギター用絹芯低音弦

第4弦 0.94
第5弦 0.79
第6弦 0.95

感触はテルツ弦の方がフィガロ弦より若干張力が強く感じました。

フィガロ弦は今回のパノルモに使用する限り

テンションは丁度良いくらいに感じますし、音もなかなか良いです 


今回の新機軸アルミ巻きの第4弦は第5,6弦の

弾弦後最初に響く輪郭がクッキリした発音に比べると

幾分ふわっとした感じがするなと思いました。

金属が軽いせいなのかもしれないし、

そのため弦が太いからなのかもしれません。

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2018年12月26日 (水)

おぼえがき:19世紀ギター5キロのテンション

https://www.cs.helsinki.fi/u/wikla/mus/Calcs/mc.html

上記サイトでの計算。

弦長630mmのギターを415Hzのピッチで調弦した場合
テンションが5キロになるガット弦の太さ。
第4弦以降は巻線になるが、プレーンガットに換算した太さで表示。
単位はmm。

第1弦 0.56
第2弦 0.74
第3弦 0.94
第4弦 1.25
第5弦 1.67
第6弦 2.23

==========================

最近ガット弦の太さについて選び方を聞かれることがあり

ここにおぼえがきとして書いておくことにしました。


楽器によっても違いはありますが目安として

19世紀ギターに張る弦はおおよそ一本5キロ、

全体で30キロ以下になるように選ぶのが良いと思っています。

第1弦と第4弦は少し強めに張ると響がしゃきっとすることがあります。

その他の弦は少し弱めでも

例えばオリジナル楽器だったりすると充分鳴ったりすることを経験します。

いずれにしても試してみるしかないのですが

はじめの弦はこのあたりから試して

相性や好みを見てみると良いと思います。

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2018年12月19日 (水)

フィガロ弦のインプレッション

話題の国産手作りプレミアム弦「フィガロ」。

先日注文していた分が届いたので、早速試しています。

今回購入したのは赤青黄色のローテンションとミディアムテンションを1本ずつ。

とりあえず、モダンギターと19世紀ギターレプリカに張ってみました。

Dsc01837

まずは弦長625mmのハウザー三世に青のミディアムテンション。

これまでこの楽器には前に出る感じの音を作りたいときは

サバレス・コラムのミディアムテンション、

バランスよく落ち着きがある音が欲しいときは

サバレス・カンティーガのミディアムテンションを使っています。

フィガロを張る前はカンティーガの方を張っていました。


フィガロの青を張ってみての感想は

フィガロの社長・薮さんがうちを訪問してくれた際におっしゃっていた

「マットな響き」というのをなるほど、という感じで実感しました。

張ったばかりでもギラツキを感じることは無く、太めの音が響きます。

音量はギラつかない分ほんの少し落ちるような気もしますが、

気になる程ではありません。

むしろ、張ってしばらくたつと音色が安定して音量も増したように感じました。


わたしは現在p指も爪を使わず指頭で弾きますし、

低音弦はしばらく使って新品時のギラツキが収まってからが

木と箱と弦が作る楽器本来の音と思っていますので、

はじめからこの音でそれが長く続く(ロングプレイ)のでしたら

この傾向はむしろ歓迎です。


写真ははじめ、赤を張ろうと思ったのでこんな風にとりましたが、

藪さんによると

「青色はフィガロ弦のスタンダードとして
 最初に“自分たちの求める音”を追求し作成したグループです」

とのことでしたから思いなおして青から試しました。

GG誌はテンションのデータ(記事)を見るために準備。


Dsc01838

こちらは19世紀のレプリカギター(田中清人 ラプレヴォットモデル)。

黄のローテンションを試しました。

これまではラベラのレコーディング(413p)という真鍮の磨き弦を張っていました。

19世紀ギターはギンギンいう弦を張ると楽器の音がしないというか、

今風に近づくというか情緒を感じなくなるような気がして、

こんな弦を使ったりテンションを下げたり(ピッチを低くするということ)、

弦が古くなっても使い続けたり(笑)しています。


藪さんによると

「イエローはクラシックギターに最も合うよう調整したグループです。
温かみがあり、少しマットながらも粘りのある音です」

と、青よりマットな傾向ということなので合うんじゃないかと思って試してみました。


さすがに磨き弦ほど音は沈みませんが、ごく自然な鳴り方で良いと思います。

チューニングは415Hz(半音下げ)にしていますが、

これでテンションもまあまあ手に馴染みます。

わたしのことを言えば、もう少しマット傾向でもう少し細い(テンションが低い)

と好みですがレプリカギターには丁度良いくらいかもしれません。


ついでなので高音弦も交換しています。

今回はプロアルテのレクチファイド・モデラートテンション。

プロアルテのレクチファイドシリーズの中ではノーマルテンションの下、

最も低いテンションのセットです。


前の弦は同じプロアルテ・レクチファイドのノーマルテンションでした。

ナイロンの高音弦はガットに比べると素材が軽いせいもあって、

テンションを下げていくとフワつく傾向がありますが

ガットではない選択としてこの辺は一つの落としどころかなという気もします。


カーボン弦は素材が重いので、テンション低めでも鳴る傾向はありますが

弦が細くなることと音程の感じや音色もあまり好みではありません。

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2018年12月18日 (火)

弦 19cフレンチ K嬢の場合

19cギターをよく弾かれるK嬢の弦を聞いてみました。

弦長615mm 440Hzに調弦
弦選択はピラミッドのリュート用カーボン弦+巻弦。
高音弦の太さはガットに換算している。
低音弦は品番とガット換算の太さを出した。

1弦 0.52 4.81kg
2弦 0.60 3.59㎏
3弦 0.81 4.12kg

4弦 1011 1.103 4.29㎏
5弦 1019 1.508 4.50㎏
6弦 1030 2.085 4.83㎏

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2018年2月18日 (日)

パノルモ 1844年 弦交換

Dsc01229

わたしのパノルモは1844年のもの。

弦長は620mmだし、ヘッドも木ペグ仕様で
よく見るパノルモとは少し変化があります。
表板も(ブックマッチをしていない)1枚板に見えます。

いずれ、詳しく紹介する記事もかきたいと思っていますが
今回は3月4日のライブに向けて弦交換をしました。

とりあえず、第2弦と第3弦はもう少し使えそうなので
傷んできていた第1弦と低音弦を換えます。

第2弦と第3弦が少し細めなのは
以前のセッティングが430Hz近辺を狙っていたからで
外した第1弦や低音弦も少し細めでした。

今までの弦はどこのメーカーを張っていたか失念しましたが(^_^;)
たぶんトロかなと思います。交換後は以下の通りです。

======================

弦長620mm テンションは415Hzで計算

第1弦 060 5.57k キルシュナー・ニス

第2弦 069 4.39k 失念

第3弦 081 3.59k 失念

第4弦 071 ハナバッハ・テルツ用

第5弦 084 ハナバッハ・テルツ用

第6弦 107 ハナバッハ・テルツ用

4弦以下の巻弦は参考値として外径を計測した。

キルシュナーのガット弦は音色が太めで
精度もよく、耐久性もありそうだ(ニス仕上げ)。
ただし、音色は(トロに比べると)やや暗めで色数が少ないような印象がある。
ここは好き好きともいえるだろう。

キルシュナーに限らずニス仕上げは指頭奏法だとキュッキュと鳴くことがある。
指先にベビーパウダーなどを付けて対策したりするが
指頭で弾くなら今後はナチュラル仕上げが良いかもしれない。

ハナバッハのテルツギター用弦は
ハナバッハイエローやダダリオライトなど通常のライトテンション弦より
さらにもう一段細い弦。

このパノルモに張った感触的には
もう半音下げ(392Hz)で丁度良いくらいの感じがする。
まあ、415Hzで若干張りが強まるが大丈夫そうではある。

しっかりした太い低音が楽しめる。

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2017年2月18日 (土)

ポプリの元曲発見!

今度現代ギターにパイジェッロの「うつろな心(Nel cor piu non mi sento )」
についての記事を書くことになりまして
楽譜を見ながらこの曲が入っているオペラを通して聴いていたところ・・・

いつか耳にしたメロディが出てきました。

なんだっけ、これ。

そうだ、そうだ去年やった19世紀ギターデュオコンサートで弾いた曲、
カルッリの「ベートーヴェンどっさり幻想曲」に入っていたやつだ!

ベートーヴェンどっさり幻想曲はわたしがタイトル訳したのですが
こんなかんじ。

2017021800002


その中のこの曲が
2017021800001


これでした。
2017021800003

別件で見つけたものですが、こういうことがあると嬉しいものですね!

しかし~、ベートーヴェンどっさりなのになんでパイジェッロの曲が入っているのかな。
ベートーヴェンが同じメロディで何か書いているのでしょうか。

今回調べているパイジェッロのこともそうですがわからないことは多いなあ。

知識のある方なら当前のように知っていることだったりすると思うのですが
わたしなんか、調べれば調べるほど疑問が同じかもっとたくさんくらい出てくるんで大変(笑)

まあ、興味が尽きない、ということでもあるのですが。

今回は声楽家の知人にも助けてもらってます(ありがとうございます!)。

以下資料

カルッリの楽譜…S.P.E.S.版

パイジェッロの楽譜
http://imslp.org/wiki/La_Molinara_(Paisiello,_Giovanni)
のコンプリートスコアから591ページ

演奏
https://youtu.be/P2aMFRaOYCc?t=15m50s

実はこの記事を投稿した直後、
ふとカルッリの作品内で変奏曲になっていたことを思い出し
霊感が訪れ(大げさ)調べて分かりました!

ベートーヴェンによるパイジェッロ作品の変奏曲は
「ネル・コール」のほかにこの曲があったのですね。

9 Variationen uber die Arie "Quant' e piu bello"
aus der Oper "La molinara" von G. Paisiello WoO.69

パイジェルロの歌劇「水車屋の娘」のアリア
『田舎者の恋は』の主題による9の変奏曲 WoO.69

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2016年12月 8日 (木)

テルツギター 弦交換 ハナバッハ/テルツギター用弦

Dsc00781

テルツギターはもともと19世紀ギターの一種で
通常のギターより短三度高く調弦する小型のギターです。

ヨーロッパ各国のスタイルで見られますが
特にドイツ、オーストリアなどでよく使われたようで
シュタウファー系のものをよく見ます。

古いギターでは「これがテルツギターです」
なんてラベルに書いてあったりはしないので
だいたい弦長で580mmを切ってくるとテルツギターかな?なんて思います。
ちなみにジャーマンスタイルのギターはそもそもが弦長短めで
610mmとか600mmなどは普通の弦長なのです。

さて、
この楽器は野辺正二氏2003年製作のものでシュタウファーモデル。
野辺さんは溝カルでおなじみ、かの溝渕浩五郎先生所有の
シュタウファー(アントン)を預かっており
それをもとに、シュタウファーモデルを製作していました。
野辺さんらしく、良材を使って細部までかっちり作られていて
澄んだ爽やかな音色がしています。


今日は
来年1月28日の古楽器トリオ武蔵村山公演での使用を視野に
これの弦交換をしました。

今回このギターにはナイロン弦を張ったのですが
ハナバッハからリリースされているテルツギター用のセットを選びました。

以下データです。
(低音弦はデータを取ってもあまりあてにならないので割愛しています)

======================

野辺正二作 テルツギター/シュタウファーモデル
弦長570mm 張力はA=415で算出
ハナバッハ・テルツギター用弦 太さは張る前に計測した。

1弦 ナイロン0.57 5.156k
2弦 ナイロン0.72 4.310k
3弦 ナイロン0.96 4.827k

ちなみに、以前張っていた弦はハナバッハのイエローラベル
ギターショップアウラHPにあったデータによると

1弦 0.71 7.467k
2弦 0.81 5.455k
3弦 1.01 5.343k

となる。
張ってあった弦をはずして計ると元の太さより
およそ0.1から0.2ミリ程度は細くなっている。(引っ張られて伸びたため)

イエローラベルの時はコロコロと丸く、太く、力強い音だったが
テルツ用弦に変えるとテンションを下げた時特有の“楽な鳴り方”になったと感じる。

力強さは落ちるのだが、余韻が伸びるようになり
音色のバラエティが増え、華やかな色合いが出てくる。

どちらが良いかは少々迷うところだが、
もともと鳴りはある楽器なので今回はこちらで行ってみようと思う。

話は脱線するが
ナイロンで0.6mmの弦はガット弦では0.55mm程度の弦と同等のテンションになる。
19世紀ギターなどで、ナイロン弦仕様で
ハナバッハのイエローやダダリオのライトよりテンションを下げたい場合の
一つの選択肢になると思う。

ハナバッハテルツ弦は池袋のギターショップ、ファナで扱っている。
ただし、残念ながらばら売りはされておらずセット販売のみ。

これより細い弦としては同じくハナバッハからアルトギター用弦が出ている。
データを見ると高音弦はテルツギターと変わらない程度にみえるが
うろ覚えの記憶では低音弦はかなり細かったように思う。

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