アンサンブルができるオンラインレッスン…ヤマハ・シンクルーム
昨日はヤマハのシンクルームというソフトを使ってアンサンブルのセッションという形のオンラインレッスンを行いました。このソフトを使ったレッスンは今わたしのところで2組受け持っています。
シンクルームはネットデュエット(β版)というソフトから進化した製品版(登録のみで無料です)で、音声通信の遅延が最小限に抑えられ、結果パソコンを介して耳で聴き合いながらのアンサンブルができるという画期的な製品です。
このコロナ禍で外出も会合もままならない中でも生のアンサンブルが楽しめることに感嘆しますが、コロナが収まっても居住地が離れているなどで合わせ(レッスン)の時間が取れない時などにも積極的に使えたらと思います。音声品質もまずまずで使用感は非常に快適です。
シンクルームは音声のみの対応なので、この写真のように相手の顔を見るために別なzoomなどのソフトを(マイクミュートして)立ち上げています。ただし、zoomは遅延がありますから身体の動作による合図は基本できません(合いません)。
シンクルームを導入するためには
1)光回線など高速なインターネット
2)PCへの有線LAN接続
3)オーディオインターフェイスを介した音声入力
などが先生と生徒双方に必要で、先生の方はともかく生徒さんにはそれなりに高いハードルとなるためにレッスンとしては広げにくいのも現状です。
ただ、アンドロイド用のβ版も出ていてスマホとWi-Fiを組み合わせた運用でもそれなりに良い結果が出ているとも聞いています。これは今後にも期待しています。
ちなみに、アンサンブルを伴わないソロのオンラインレッスンであればzoomやSkypeなどで問題なく対応できます。こちらは生徒さん側のハードルもかなり低く、Wi-Fi環境のスマホやタブレットで簡単に受講することができます。
この時の機材
PC:core i7 9700 Windows10
オーディオインターフェイス:zoom U-24
音声用マイク:Sony F-v420
ギター用マイク:iRig Acoustic Stage
ウエブカメラ:zoom Q2n
マイクスタンド:K&M 25900B(ST259B)
ヘッドホン:オーディオテクニカ ATH-AD500x(開放型)
ケーブル類:マイクケーブルとシールドケーブルはカナレ USBケーブルはAmazon
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