09.動画

YouTubeなど動画とリンクしたものはここに置いておきます。

2024年12月14日 (土)

リュート協奏曲 ニ長調 RV.93 /ビバルディ

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https://youtu.be/efUp1tLb8lk

リュート協奏曲 ニ長調 RV.93 /ビバルディ(1678-1741伊)
 編曲:植木&はせがわ
リュートギター2台による二重奏
 演奏:植木和輝 長谷川郁夫
 楽器:(植木)マティアス・バウアー作 1880年頃 ウィーン
    (はせがわ)ヘルマン・ハウザー1世 1914年 ミュンヘン
ガット弦・指頭奏法・A=392Hz

「四季」でよく知られるビバルディがリュートを取り上げた作品。協奏曲(コンチェルト concerto)とは、合奏パートと独奏パートによって奏される音楽を指しており、ビバルディはこのタイプの曲を多く作っていますが、ここでも手慣れた筆致で軽やかに、しかしイタリア人らしい人を楽しませるサービス精神に富んだ音楽としてまとめています。


曲は速い~ゆっくり~速いの全3楽章で構成され、
第1楽章はAllegro giusto(アレグロ・ジュスト)とあり「軽快にそして正確に」というような意味になります。冒頭32分音符による明るく溌溂としたメロディが印象に残ります。
第2楽章は付点音符にのせて奏でられる美しいリュートの歌。繰り返しではいろいろな装飾をつけて楽しみました。
第3楽章は3連符によって踊るようなリズムが醸される賑やかで楽しい音楽。エンディングもキレが良く心がスカッとします。

リュートはビバルディ当時の合奏では通奏低音と言って一種の伴奏のような役割を追うことの多い楽器でしたが、この曲では独奏パートとして活き活きと華やかに活躍しているのが印象的です。現代ではクラシックギターが独奏パートを受け持ちギター協奏曲として演奏されることもあり、ギタリストの中でもなじみのあるレパートリーといえるでしょう。

今回のアレンジは奏者である植木和輝さんとわたしによるもので、主に合奏パートを植木さんが、独奏パートをわたしが受け持っています。リュートギターという楽器と相まってなかなか良い響きが出たと思っております。

【関連情報】
リュートギター解説とデュオ演奏

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植木和輝&長谷川郁夫デュオ演奏集【再生リスト】

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はせがわリュートギター演奏

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2024年12月10日 (火)

主よ人の望みの喜びよ/バッハ リュートギター二重奏 植木和輝&長谷川郁夫

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https://youtu.be/--q3Fshb2Hw

2024.11.18収録
主よ人の望みの喜びよ(ヨハン・セバスティアン・バッハ 1685-1750 独)
 編曲:平倉信行~植木&はせがわ
リュートギター2台による二重奏
 演奏:植木和輝 長谷川郁夫
 楽器:(植木)マティアス・バウアー作 1880年頃 ウィーン
    (はせがわ)ヘルマン・ハウザー1世 1914年 ミュンヘン
ガット弦・指頭奏法・A=392Hz

「主よ人の望みの喜びよ」も先に演奏をアップした「G線上のアリア」と並んで広く親しまれているバッハの作品です。
原曲は教会カンタータ『心と口と行いと生活で(BWV147)』終曲のコラール(合唱による賛美歌)で合唱とオーケストラによって演奏されます。
この曲はマルティン・ヤヌスMartin Jahn (ca.1620 - ca.1682)が書いたテキストにドイツのヴァイオリニスト・作曲家のヨハン・ショップ(Johann Schop, 1590ca. - 1667)がメロディを付けた賛美歌を引用して作られています。冒頭の3連符の連続による旋律はバッハが作ったもので、続く長い音符による旋律(合唱で歌われる)が引用した賛美歌の部分になります。初めそれらは交互に出現しますが曲が進むにつれて二つの旋律は次第に混ざり合い、ついには一体に融合し輝かしく響き合う感動的なシーンを経てエンディングに進み、最後に冒頭のバッハの旋律をもう一度奏でたところで曲を閉じます。

今回の楽譜はギタリスト平倉信行さんのギターデュオ用アレンジをベースにリュートギターにフィットするように少し音を変更しています。

ルネサンス~バロック時代にかけてギターと並び撥弦楽器の花形だったリュート族の末裔にあたるこのリュートギターは19世紀の頃にはドイッチェラウテ(ドイツリュート)とも呼ばれ、ドイツでは自国を象徴するような楽器として存在していました。
ここではそんな背景も感じながら、もう一つのドイツの誇りである大バッハの音楽を弾いたら、きっと百何十歳にもなる我々のリュートギターもさぞ喜ぶだろうと思って取り組みました。

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2024年12月 5日 (木)

G線上のアリア/バッハ リュートギター二重奏 植木和輝&長谷川郁夫

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https://youtu.be/5H_5a8Qf8hg

2024.11.18収録
G線上のアリア(ヨハン・セバスティアン・バッハ 1685-1750 独)
 編曲;アウグスト・ヴィルヘルミ~平倉信行~植木&はせがわ
リュートギター2台による二重奏
 演奏:植木和輝 長谷川郁夫
 楽器:(植木)マティアス・バウアー作 1880年頃 ウィーン
    (はせがわ)ヘルマン・ハウザー1世 1914年 ミュンヘン
ガット弦・指頭奏法・A=392Hz

G線上のアリアはバッハの作った最も有名な旋律の一つです。原曲は『管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068』の第2曲「エール (Air)」ですが、後にヴァイオリニストのアウグスト・ウィルヘルミ(1845-1908独)がピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏用に編曲した際、ヴァイオリンの一番低い弦・・・G線のみで旋律を奏でるようにしたことからこの名がつきました。今回の楽譜はギタリスト平倉信行さんのギターデュオ用アレンジをベースにリュートギターにフィットするように少し音を変更しています。

ルネサンス~バロック時代にかけてギターと並び撥弦楽器の花形だったリュート族の末裔にあたるこのリュートギターは19世紀の頃にはドイッチェラウテ(ドイツリュート)とも呼ばれ、ドイツでは自国を象徴するような楽器として存在していました。
ここではそんな背景も感じながら、もう一つのドイツの誇りである大バッハの音楽を弾いたら、きっと百何十歳にもなる我々のリュートギターもさぞ喜ぶだろうと思って取り組みました。
演奏にあたってはバロックというよりも、どちらかと言えばこの楽器たちの生まれた頃、あるいはG線上のアリアと呼ばれるようになってからのロマンティックなスタイルを標榜しています。

【関連情報】
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ライブのご案内

これからのライブ・イベントのご案内です。

2025ライブ
5/25(日) 深代朋子ギター・ウクレレリサイタルに共演
イベント=====================
12/8(日) 立川市ギター倶楽部定期演奏会
2025
1/26(日) ギターサークル・カノン第23回定演
2/16(日) 立川市文化フェスティバル(立ギが出演)
4/19(土) はせがわ音楽教室第29回発表コンサート
4/29(火祝)府中ギターフェスティバル(立ギが出演)
11/2(日) 立川市文化フェスティバル(立ギが出演)
11/30(日) ギターサークル・カノン第24回定演
12/14(日) 立川市ギター倶楽部定期演奏会  

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2024年12月 4日 (水)

リュートギターのはなしとデュオ演奏・植木和輝&はせがわ【つれづれ★クラシックギターの5】

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https://youtu.be/ttndY9SPXhg?si=S4L-3i4HtnWvv2mv

つど心に浮かんだ話題でとりとめないギター話を綴る「つれづれ★クラシックギター」の第5話はリュートギターのおはなし。
リュートギターはリュートなのか❓ ギターなのか❓❓
どうぞ今回もお付き合いください。
また、よろしければ皆さんのご感想などもコメント欄にお聞かせくださいネ。
ご質問もどうぞ。わかる範囲でお答えいたします(^^)

おはなし:長谷川郁夫 演奏:植木和輝&長谷川郁夫

演奏曲
スパニョレッタ(作者不詳)
ふたつのリュートのためのレッスン(作者不詳)

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2024年8月17日 (土)

「ロンド」木管三重奏K.439bより / モーツァルト作曲 長谷川郁夫編曲~むさむらギターサークル

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https://youtu.be/kufRKKuxacc

わたしの指導する「むさむらギターサークル」。ただいま絶賛練習中のモーツァルトを収録してみました❗️
よろしければご覧ください(^o^)丿
テレビで料理中のBGMとして時々ピアノの演奏を聴くことがあるので案外身近に感じるかもしれませんね。何度も繰り返される軽やかで可愛らしいロンド主題と変化にとんだエピソードが効果的に絡み合い、弾いても聴いても楽しい楽曲になっています。
むさむらギターサークルでは一緒に演奏するメンバーも募集しています。
むさむらギターサークルHP
https://musamura-guitar.jimdofree.com/

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2024年7月25日 (木)

スウィート ライフ(アンドリュー・ヨーク ) Sweet Life(Andrew York)

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https://youtu.be/cHDPinXEViA

スウィート ライフ(アンドリュー・ヨーク 1958-)
Sweet Life(Andrew York 1958-)
アンドリューがこの楽譜の説明につけた短い解説では「(自身の)音楽と人生の長い結びつきを表現した、とても個人的かつ叙情的な作品」とのこと。タイトル「スウィートライフ」は・・・音楽とともに歩んだ半生、いろいろあっても今ならすべてよかったと言える・・・という感じでいかがでしょうか。楽譜の初めにはintimately(親密に)と言葉が添えてあります。そう思って弾いてゆくと優しく穏やかな旋律に乗せてわたしも様々な想いや出来事が心中を去来します。

もう一つ、この作品はバロック時代のフランスの作曲家フランソワ・クープラン(François Couperin1668-1733)のチェンバロ曲で代表作としても知られる「神秘の障壁(Les baricades mistérieuses)」のスタイルで書いたともありました。いわゆるロンド形式で、繰り返されるロンド主題とその間に挿入される3つのクプレと呼ばれるエピソードで構成されています。

ギター演奏:長谷川 郁夫
指頭奏法
Guitar:Ikuo HASEGAWA
playing the guitar without using nails.

アンドリュー・ヨークは
米バージニア州出身のギタリスト・作曲家。ジョン・ウィリアムスが89年に発売したCDに収録した「サンバースト」で大きくブレイクし、現在もカリスマ的な人気を誇っています。またロサンゼルス・ギターカルテットのメンバーとして活躍していたことでも良く知られています。

ヨークの楽譜
ヨークの楽譜はかつての紙の出版をすべて引き上げて、現在はダウンロードによる販売になっているようです。この曲もダウンロードで入手することができます。
https://www.andrewyork.net/SheetMusicDownloads.html

 

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2024年7月 5日 (金)

紫陽花(リサフォン) 深ちゃん&はせどんギターデュオ・シーズン3



深ちゃん&はせどんギターデュオのシーズン3がスタートしました。
今回もがんばっております。よろしければご視聴ください。
 ~というわけで、まず最初の演奏はこちら「紫陽花」。
美しくも儚いアルペジオにのせた可憐なメロディは
ギターの音色に良くマッチしており、
かれこれ20年ほど前の曲かと思いますが、
今やギターデュオの定番レパートリーとして
広く親しまれています。
作曲者の「莉燦馮(リサフォン)」はペンネームで
作曲したのはギタリスト・二胡奏者の松居孝行先生。
そうそう、シーズン3はわたしのファースト出現率が
高めとなっております(当社比)😆
これまでの深ちゃん&はせどんギターデュオ再生リストは
こちらクリックでどうぞ

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2024年6月27日 (木)

松戸サマーコンサートにて / ギターサークルカノン

2024.6.8松戸のギターサークルの集いに出演した
ギターサークルカノンの演奏をまとめました。

指揮はわたくしで
「もののけ姫」
「タイスの瞑想曲」
「カルメン~間奏曲とハバネラ」
「ジェラシー」
の全4曲です。

よろしかったらご視聴ください(^o^)丿

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2024年6月19日 (水)

「愛の挨拶」「グリーンスリーブス」「メモリー」「ラバーズコンチェルト」立川市ギター倶楽部~府中ギターフェス2024にて


2024年5/6に立川市ギター倶楽部で参加した府中のギターフェスティバル「アマチュアギターアンサンブルコンサート」での演奏の様子がYouTubeにアップされています。よろしければご覧ください。
この日演奏したのは「愛の挨拶」「グリーンスリーブス」「メモリー」「ラバーズコンチェルト」の4曲、指揮はわたし長谷川郁夫です。これらは本年12月8日(日)に予定している定期演奏会の演目にもなっています。

YouTubeのコメント欄には演奏インデックスをつけておきました。

2024de

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