茶色のこびん/ ジョセフ・イーストバーン・ウィナー~竹内永和編
【ギターソロ】
茶色のこびん/ ジョセフ・イーストバーン・ウィナー~竹内永和編
Little Brown Jug / (J.E. Winner)
「茶色のこびん」は1869年の発表。当初は酒席の歌として歌われ、20世紀初頭には民謡とされました。アメリカの禁酒法時代(1920-1933)には酒の登場する他の楽曲とともに人気を得たそうです。
そののち1939年グレン・ミラーがスウィング・ジャズのアレンジを加えインストゥルメンタルとして演奏したものが大成功をおさめ、アメリカのビッグバンド時代にも人気を博し、以降ジャズのスタンダード・ナンバーとして知られるようになりました。竹内永和さんによるこのアレンジもその流れを汲んでいますね。
茶色の小瓶とは本来、洋酒の瓶のことでオリジナルの歌詞には「彼女はジンが、僕はラムが大好き(She loves gin and I love rum)」という部分があり、生活に困窮しても飲酒をやめないアルコール依存症の夫婦の様子を歌ったものでした。しかしながら、その明るく陽気なメロディから子供向けに改作した歌詞でも歌われ幅広い層に親しまれています。
日本ではキリン一番搾り生ビールのTVCMソングとしてビールが美味しくなりそうなシチュエーションをコミカルな歌詞にした替え歌が連作されおなじみとなりました。
竹内永和さんのアレンジは効果的かつ初中級者にも取り組みやすいものが多く、わたしの教室でも大変お世話になっております(^^)/
楽譜
「ポピュラーギター名曲集(2)(竹内永和編)」現代ギター社
ギター演奏:長谷川 郁夫
指頭奏法
Guitar:Ikuo HASEGAWA
playing the guitar without using nails.



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