ロンド・アレグレット(カルッリ~横尾幸弘編)
https://www.youtube.com/watch?v=qR_4pLhBWr4
ロンド・アレグレット(カルッリ~横尾幸弘編)
嵐~感傷的なソナタop.2より
今回の深&はせデュオはわたしにとってとても懐かしい楽曲です。
「カルッリの嵐~感傷的ソナタop.2」は標題音楽として作られた8楽章からなる楽曲でした。長文による序文と各楽章にもストーリーに沿った情景を示す文章や単語がちりばめられており、曲の気分もそれによく合致しています。
あらすじはおおよそ以下の通り。
恋人同士のニーチェとフィレーノは散歩に出かけ、心地よい丘と樹木が生い茂る谷へと歩を進めることにした。ここで彼らはお互いの感情のほとばしりに身を任せる。一方、空は暗くなり、ニーチェは怯える。強風に続いて土砂降り、雹、稲妻、雷が降る。ニーチェの恐怖の訴えにフィレーノは避難場所を探す。彼はニーチェと一緒に洞窟に逃げようとした。そこに怪物が現れ、ニーチェは恐怖で気絶する。フィレーノは冷静さを取り戻し怪物と戦い始める。怪物は傷つき、泣き叫んで死ぬ。ようやく晴れ、フィレーノに支えられたニーチェは気絶から回復する。虹が現れ、愛する二人は嵐を逃れたことに満足し、慰め合い元気づける。
今回演奏のデュオはその終曲(第8曲)、さらにその後ろ半分を二重奏化されたものです。・・・どうして後ろ半分だけなんでしょうねえ(笑)
わたしがこのデュオ作品を知ったのはギターを始めてまだ間もない中学の頃、横尾幸弘先生のギター二重奏曲集(上巻)に掲載されていたのを見たことによります。当時、1年上の先輩二人がこれを演奏するのを聴いて「世の中に何とカッコ良い音楽があるのか!」と感嘆し憧れた記憶があります。後に新堀ギターが出版したギター二重奏曲集(1)にも収録されていました。
後日談・・・といっても比較的近年になって19世紀ギターに親しむようになり、ペトルッチ楽譜ライブラリーで調べ物などをするようになって、カルッリop.2にこの原曲と思われる独奏バージョンを見つけた時には再び興奮しました。しかし、この二重奏バージョンについてカルッリ自身がアレンジしたのか、横尾先生が独奏バージョンを見てアレンジしたのか、あるいは別な例えば19世紀の第三者によるものなのか、このあたりはいまだに不明です。
ただ、GGの中里さんにある時この話を相談したところ、こんな動画を見つけて教えてくれました。
https://www.youtube.com/watch?v=BLAR-YneVDM
こちらのYouTubeチャンネルは英語で作られていますが、オーナーのKiankou氏は日本の方のようです。興味深いのは今回演奏の横尾幸弘編と共通点・・・切り取り位置や独奏バージョンには見られない二重奏バージョン特有のフレーズなど・・・が多いものの、細部が違っていたりもする点です。これはカルッリ自身かその後くらいの人物による、いわゆる元ネタとなる楽譜があるのではないかと想像するわけです。
楽譜を見る限りでは、Kiankou氏の提示している楽譜の方が和音の配列や音数などから古いものに見え、横尾幸弘編はそれを(今で言う)一般的な弾き方になるように手を加えているように見えます。
Kiankou氏はこの楽譜をどこから手に入れたのかなと思い、YouTubeのコメント欄に質問を投げてみたりもしたのですが反応はありませんでした。この投稿をきっかけにFBで繋がったりしないかなぁ(^^)
横尾幸弘版、新堀ギター版以外でこの楽譜(特にファクシミリ版とか)をご存知の方いらっしゃったらぜひ情報をお教えくださいネ(^o^)丿
【関連情報】
深ちゃん&はせドン☆ギターデュオ
ポピュラー曲中心でクラシックも少々。
弾きやすく、楽しいデュオ作品を紹介しています。
2025.8月現在計45曲になりました。
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